なつかしペタン村、なつかしの再会、そしてムクトの結界(バリア)はある意味チートです。
「グギィグゥギェー!!!!」
「ちっくしょう!!何て素早いんだよぉー!!」
「爆発射!!」
「ギョイーグエグエ・・・・」
「あっお前らは!!!」
「しばらくぶり賊の皆さんって今はペタン村の村民か!!」
「おい!!助けてくれかなり押されてるんだ!!」
「結界発動!!」
「グゥギィ!!ギャーグギャーグ!!」
「なっ何だ?小鬼たちが逃げて行くぞ!!」
「皆さん無事ですか?誰かケガした人とかいませんか?」
ムクトの結界により撤退して行った小鬼たちを見ながら私は声をかける。
「おおその声はいつぞやの冒険者パーティー一行様!!」
村の一番奥の方から村長が飛び出してくる。
「村長さん私たちペタン村が小鬼たちに襲われているって話を聞いて加勢に来ました。あの他に加勢に来てる人たちは?」
「俺たち元賊以外に戦える奴はいねー正直あんたらが来てくれなくちゃヤバかったところだ。」
「あっ!!お前は賊の長何だかんだでライリィーのたのみでペタン村の村民にさせてもらってたけどちゃんと役目は果たしてるみたいだな!!」
マットがそう言って意地悪い目線を送る。
「ぬぬぬ悔しいが、そこの金髪ブロンドのお嬢ちゃんが村長に頼み込んでくれたみたいだったからな。受けた恩はちゃんと返すさ。」
マットに対する怒りを持ちながらも元賊の長は答えた。
「へぇーあんた良い奴だね。・・・そう言えばペンペンシーもいるの?」
トゥリーヤがそう言ってペンペンシーの姿を探そうとしていた時だった。
「ペンペンシー参上!!」
「結界発動!!」
「あひょーーーーん!!」
トゥリーヤの背後に近づいていたペンペンシーに対してムクトが結界を発動した。
「トゥリーヤ・・・少しは警戒心を持って・・・です。」
ムクトはほっぺたを膨らまして顔を背けた。
「もうムクトったら大丈夫この人たちは皆私たちの仲間だから。」
トゥリーヤがそう言いってムクトをなだめながら笑う。
「おっ・・・そちらの若いお嬢ちゃんは・・・・」
「俺たちの新しいパーティーメンバーだ4人目のな。」
「マットうるさい・・・・です。」
マットの紹介にムクトが不満そうな顔をする。
「あっ彼女はキシリシュタイン王国出張珍品大道芸団の元見習い団員だったんです。」
「ムクト・・・ムクト・ハーパーです。よろしく。」
私に紹介されムクトが不満ながらも自己紹介をする。
「キ・キシリシュタイン王国!!」
突如村長が大声で叫んだ。
「な・なんか嫌な予感がするんだが・・・・」
村長の大声にマットが渋い表情を浮かべる。
「まあ、マット・・・・あのムクトの結界がある内は小鬼たちもそう易々とは攻めてこれません。その間になぜペタン村が小鬼たちに襲われるようになったのか詳しい話とかを訊かせてもらえませんか?」
「ライリィーの言う通り、私もその事が気になってたよ。」
私の発言に対してトゥリーヤが同意と言った感じで答える。
「わ・分かりました冒険者パーティー一行様それではゆっくりとご説明しましょう。おいお前たちご案内するんだ!!」
村長はそう言うと元賊だった者たち全員に声をかける。
「はは分かりました村長・・・ところでもしもの時のために誰か見張りの者を立てなくても大丈夫か?」
元賊の長が私たちに訊ねてくる。
「大丈夫もし小鬼たちが攻めてきたら私が感じるようになっているから・・・です。」
「そ・そうか?・・・・だが一応こちらも助けられてばかりの身じゃいかないからな・・・村長見張り役にペンペンシーを配置しておいても大丈夫だろうか?」
「そうじゃな・・・ペンペンシーよろしくたのんだぞ!!」
「はは!!村長!!」
村長の言葉にペンペンシーが頭を下げる。
「それじゃ冒険者一行様ついて来て下され。」
村長はそう言うと軽快に先頭に立って歩き始めた。
「やっぱしなんか嫌な予感しかしねー。」
「まあマットとりあえず詳しい話を訊こう。」
疑いの目を向けるマットに対して私がなだめながらマットの背中を押す。
「あっちょっとライリィー押すなって!!」
「マット・・・男らしくない・・・です。」
「あっ?ムクト結界が使えるからってあまり調子に乗るなよ!!」
「ペンペンシー後で一緒に遊ぼうね!!」
ムクトの発言に怒りを露わにしているマットをよそにトゥリーヤがペンペンシーに声をかけている。
こうして私たちはペタン村が小鬼たちに襲われるようになったくわしい理由を訊きに行くのであった。




