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パーティーにおけるそれぞれの役割とムクトのパーティー加入に対する思い

「・・・ですごかったんですよ。ムクトさん、一瞬で石甲羅亀ロックタートルを次から次へとやっつけちゃったんですから・・・」


「ほんと、ほんと、逆に私の爆発射(ボンバショットやライリィーの小電圧(プチボルトは意外と効かなくてさあの亀、攻撃力は弱い代わりに防御力は物凄く高いの。」


私とトゥリーヤは依頼(クエストでの出来事をスクーマさんに話した。


「大した事じゃないわ相手が石甲羅亀って攻撃力が皆無なのに突っ込んでくるような間抜けなモンスターだから軽くやっつける事が出来ただけ・・・・でも例えある程度強力なモンスターが登場したとしても足止めさせるだけの力は持ってる。」


ムクトはそう言うとマットの方に顔を向けた。


「このパーティーのリーダーはあなたですよね?私の実力少しは評価してくれますか?」


先ほどから何か面白そうじゃない顔をしているマットに対してムクトが挑むような目で見つめる。


「まあムクトちょっと落ち着いて・・・マットあんた的にはムクトの力に不満とかがあったのかい?」


面白くなさそうに黙り込んでいるマットに対してスクーマさんが声をかける。


「別に!!ただ俺の前衛としての役割が影が薄くなって面白くないだけだ!!」


マットはそう言うと私たち全員に背中を向けてさらに面白くなさそうな姿勢でまた黙りこんでしまった。


「はぁーしょうがないね・・・・それじゃ何で私がムクトを仮にパーティーに入れて依頼(クエストを受けさせたか説明しようじゃないか・・・・ムクトそれで良いよね?」


「はい構いません!!」


スクーマさんの言葉にムクトが頷く。


「あのースクーマさん何かスクーマさんなりの理由があったんですか?」


トゥリーヤが少し驚いたような表情を浮かべた。


「トゥリーヤあんたはしっかりしてるように見えて結構ぬけてるところがあるねぇー。」


トゥリーヤの発言に笑いながらスクーマさんはムクトをパーティーに仮に加えさせてパーティーを

行った理由を説明し始めた。


「あんたたちパーティーは最大5名までで組めるって事は知っているね?」


「えっ!!はい知ってます。」


「私も知ってるよ・・・3人目としてこのパーティーに入ったのって私だし。」


スクーマさんの説明に私とトゥリーヤが口々に答える。


「その通り・・・それじゃ何でパーティーが最大5名までで組めるかその理由は分かるかい?」


「そ・それは戦闘のバランスとか、前衛、中衛、後衛とか考えてとかじゃないですか?」


スクーマさんの質問に私が質問で返す。


「えーと、私たちのパーティーの場合は前衛がマット、後衛がライリィーそして中衛が私って感じだっけ。」


トゥリーヤが考えながら言葉にして行く。


「そうだねライリィーの言っている事もトゥリーヤの言葉にした事も当たっているよ。」


スクーマさんはそう言うと皆に背を向けているマットのところによって行った。


「・・・なスクーマのおばば何するっておい!!」


スクーマさんはマットを私たちの方に顔を向けるようにして座らせる。


「マットあんたは自分が前衛としての役割の影が薄くなって面白くないって言っていたね?」


「あっ?それがどうしたって言うんだよ。」


マットがスクーマさんに喰ってかかる。


「マット、あんたが登録した盗賊シーフの職業は正しくは準前衛の職業なんだ。」


「!!!!!どう言う事だよ?」


「本来最前衛の職業は騎士(ナイトとか攻撃力プラス防御力がある職業(ジョブが務めるのが一般的なんだ。要するに今までのあんたら3人のパーティーの弱点と言えばそこだったんだ。」


「そこでその穴を埋める形でムクトさんのスキルで対処出来るんじゃないかって考えたって事ですか?」


「ライリィーその通り、だけどそれじゃムクトが前衛で戦えるかって言ったらそう言う事ではない。そこでパーティー内の配置を考え直してみる事を考えたんだ。」


「最前衛にマット、 準前衛にトゥリーヤ 準後衛にムクト そして最後衛にライリィー、こうすれば完璧とは言わなくてもバランス的には良いパーティーになると思わないかい?」


「なるほどそうかたしかにムクトの結界バリアのスキルは後ろからでも発動出来るし、モンスターたちが攻め込んで来る足止めの役を担う事も出来るよね。いやースクーマさんて頭良い!!」


「スクーマさん、パーティーが最大5名までになっている理由がそう言う事だと言う事を私色々と本を読解(スペルのスキルを使って読んでいましたけどこの事には気がつきませんでした。」



「そう言う事さ。マットこれでもムクトをパーティーに加えるのは反対かい?」


スクーマさんが改めてマットの方に顔を向ける。


「・・・・理由は分かったけど・・・・。」


「マット・・・・いやマットさんこんな一方的にパーティーに加えてほしいなんて正直調子の良すぎる話かもしれません。だけど私も実力的に大きく成長したいの。それにはあなたたちの力が必要なの

。お願いします。私ムクト・ハーパーとパーティーを組んで下さい。」


ムクトはそう言うとマットに向かって頭を下げた。


「マット私からもお願いムクトさん頭まで下げてお願いしてるんだよ。」


「ライリィーの言う通り!!マットここで断ったら男が廃ると思うよ。」


「どうだいマットみんなにここまで言われてるけど・・・・」


全員の視線が今一気にマットに訴えかけている。


「だぁー!!!あー分ったよ。ただしムクト俺の前衛での役割を取るなよ!!」


全員の視線にマットがとうとう観念したかのようにそう答えた。


「・・・・・・・ありがとう・・・・・・・」


ムクトがそう言うと目から涙を流すのであった。


「ムクト、マットさんじゃなくてマットで構わないからね!!」


「あっ!!こらトゥリーヤお前なんて事!!」


「あっマットが怒ったにっげろー!!」


こうして私たちのパーティーに4人目の仲間が正式に加わる事になったのだった。





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