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マットの貴重品獲得交渉戦の結果とライリィーの新スキル

ホイッスルの音にその場にいた全員が勝負の結果発表に息をのむ。


(一体どっちが勝ったんだろう?もちろんマットに勝ってほしいけど)


私は目をつむりながら結果が発表されるのを待った。


「勝者ギィー・ウェット爺!!」


「うぇーなんで!!俺あのマットって奴が勝ったとばかり思ってたのに!!!」


「俺も俺も十本指鍵テンフィンガーキー使った時点でマットって奴が勝つと思った。」


「いくら後からあのじいさんが同じスキル使ったとは言えよくて同着なはずだ。」


マットの事を馬鹿にして笑っていた冒険者たちから次々に勝負の結果に不満足な声がおこる。


「トゥリーヤ!!私マットに勝ってほしくて目をつむって祈ってたから分からないんだけど・・マット負けたの?」


私は隣で観ていたトゥリーヤに訊ねた。


「え・うーん、ごめん私も観てたんだけどほとんど差がなかったから正直どっちが勝ったのかよく分からないんだ。」


私の問いかけにトゥリーヤが困ったように答える。


「いやーマット正直驚いたよん、だけど相手が☆4つに挑むにはまだちょっと実力が足りなかったみたいだねん。」


「・・・・ちぇっ自分としちゃかなり努力したんだけどな・・・」


道化師(ピエロのジャケットの言葉にマットが口を開く。


「この貴重品獲得交渉戦は俺の負けだよ。」


マットはそう言うと清々しい表情で前の方を見る。


「ギィー・ウェットの爺さん完敗だよ。今の俺じゃあんたの足元にも及ばない。」


マットは頭を下げるとそのままこちらの方へ戻ってこようとした。


「待ちなマット少年。」


戻ってこようとするマットに対してギィーが声をかける。


「もしワシに負けてくやしいんじゃったら1つの職業ジョブを極めるんじゃな。そうすれば冒険者としての腕も上がる。」


「!!!ギィー・ウェット爺さん・・・・。」


「またいずれ勝負出来る事を楽しみにしておるよ。」


「・・・・ありがとうございました・・・・」


マットはギィーの方は観ずに挨拶をして戻ってきた。


「マット・・・残念だったね。」


私はマットに声をかける。


「うん?別に・・・くやしいが俺とギィー・ウェット爺さんの間にはかなりの差があったからな仕方がないさ。」


「もうマット☆4つ何て欲張るから負けるんだよ。」


「う・うるせー普段は大胆不敵なくせしてこう言う時になると☆2つとかせこい計算するんだからなこの変・・・」


「それを言うなら交渉上手って言ってよ。」


マットとトゥリーヤのいつものやりとりが行われている。


(マットがアイテムが手に入らなかったのは残念だけど、いつものマットだしこれはこれでいいかも)


2人のやりとりを見ながら私は微笑むのであった。


「さあ貴重品獲得交渉戦どんどん行くよん。」


道化師ピエロのジャケットの掛け声のもと引き続き貴重品獲得交渉戦は行われて行くのであった。









4日前


「ライリィーあんた新しく読解スペルの技能スキルを習得してるね。」


読解スペル?スクーマさんそれっとどう言う時に役に立つんですか?」


私は思った疑問を正直にスクーマさんにぶつける。


「ライリィーやあんたは今小感電エレキショック小電圧プチボルトの魔術スキルが使えるね?」


「えっ!!はい一応ですけど・・・。」


スクーマさんの言葉に私は遠慮がちに答える。


読解スペルのスキルはありとあらゆる書物を解読して自分の中に取り込む事が出来るスキルだ。ようするに知識を吸収する上で役に立つスキルなんだ。」


スクーマさんはそう言うと一呼吸おき私にこう言った。


「ライリィーやこれから数日この読解スペルのスキルを磨いておくんだそうすれば自分にとってきっと良い結果が現れるはずさ。」







「なんだよ。最初に練南瓜ペーストパンプキンの種を3人、トゥリーヤ・ユラシルに関しては練南瓜ペーストパンプキンを手に入れた後、誰1人として貴重品獲得交渉戦に勝利する奴が現れないじゃないか。」


「毎回思うんだけどはなから向こうはこちらにアイテムやる気ほとんど無いんじゃないのか?」


あまりの勝者のなさに冒険者たちの中から口々に愚痴がおこる。


「へいへい僕の耳にはこの会場全体の会話が事細かに聞こえてるからあまり変な事を口走らない方が良いよん。」


道化師ピエロのジャケットのこの言葉に冒険者たちが不味いと言った感じで口をつぐむ。


「さぁーてここにいる冒険者はほとんど貴重品獲得交渉戦を終えたよね?まだやってない人は・・」


「あっ!!すいません私まだです!!」


私ははっと我に返り慌てて声をあげた。


「おいおいライリィーお前大丈夫かよ。」


「あははライリィーらしいね。」


マットとトゥリーヤがそれぞれ口にする。


「あっ私ライリィー・ダガンサって言います。職業は特に決まってないですけど、正直戦闘は苦手です。ただほんとに少しですけど魔術スキルが使えます。」


「魔術スキルが使える!!マジかよあんなか弱そうな女の子が??」


マットとトゥリーヤを抜かした他の冒険者たちから一声に疑問の声が上がる。


「ライリィー面白い自己アピールだね。分かった。それじゃ☆ランクとほしいアイテムそれと貴重品獲得交渉戦の勝負の方法の交渉に入ろう。」


「はい私が希望するのは・・・・・」


道化師ピエロのジャケットに言われ私は口を開くのであった。

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