ライリィーの技能スキル検索(リサーチ)の新しい使い方
「うーんなんか疲れる・・・・。」
「くっそこのアジト一体どれくらいの長さがあるって言うんだよ!!」
「まあまあトゥリーヤもマットも落ち着いて・・・だけどそれにしても長いな。」
後衛から2人の事を励ましつつもアジト内のあまりの道の長さに私も疲れがたまって来ていた。
「なんか同じ場所をグルグルと回ってるような気がしないでもないんだけどさ。」
「おっトゥリーヤお前もそう感じてるか・・・だけどそれはあり得ないだろう?」
「えっ!!マット何でトゥリーヤの言ってる事があり得ないって言いきれるの?」
マットの疑問に対して私も疑問で返す。
「たかが賊十数名の中にそんな高度な事をしかけられる奴がいる理由がないだろう?少なくとも俺たちの奇襲で半数以上がやられる賊にそんな奴いるはずがねぇー!!」
マットはそう言うと高らかに笑った。
「はいはいマット君油断はダメですよー!!」
「はっ!?トゥリーヤもとはと言えばお前が言い出したんじゃないか!!」
トゥリーヤの一言にマットが反応していつものように口論が始まった。
(あーまた始まっちゃったよ。)
私は苦笑しつつふとある事考えていた。
(私には検索って技能スキルがあるけどそれは対人間の能力値スキルを理解する物だよね・・・)
私はそう思いながら突如ある1つのアイデアが頭に上った。
「2人ともちょっとその場で止まって!!」
「うん?どうしたのライリィー何か気になる事でもみつかった?」
「おい!!こっちは先を急いでるんだ。簡潔に話せ!!」
「大丈夫だよマットちょっと今からためしに検索を発動してみせるから。」
私はそう言うと神経を周囲の通路に研ぎ澄ませてみた。
するとアジトの天井の方に何やら気になる反応を見つけた。
「ねーマット、このアジトにはトゥリーヤが言ってたように同じところをグルグルグルグル回らせる何やらトラップみたいな物があったんだと思うの。」
「何!!ライリィー今検索かけただけでその事が分かったのか?」
「うん!!今まで私の検索は主に相手のスキルを見極めるだけの物でしかも無意識の内に入ってくるものだったの。だけどもしかしたら人以外にも使えるんじゃないかって思ったの!!」
私はそう頷きながらマットの方を見る。
「ら・ライリィーすごいじゃん!!検索が使えるだけでもすごいのにまさかそんな使い方を考えつくなんて。」
トゥリーヤがそう言うと笑顔で私の事を小突いた。
「ははは・・・ありがとうトゥリーヤ!!そこで早速だけどお願いがあるの?」
「なになに?ライリィーのお願いだったら何だって聞いちゃう!!」
さっきまでの疲れきっていたトゥリーヤの表情が嘘のようにキラキラと輝いている。
「ライリィー天井のあの部分に一射お願い出来る?」
「もちろん!!あそこを狙えば良いんだね!!」
トゥリーヤはそう言うと弓矢を構え私が指示した場所に打ち込んだ。
ヒューーーーーーんバシュン!!!!
突如壁が天井が崩れそれと同時に壁も崩れ新たなる道らしきものが見つかった。
「へーっやっぱり私の思った通り仕掛けみたいな物があったんだ。」
トゥリーヤがひゅーっと言った感じで口笛を鳴らした。
「ちぇっ何だよ2人だけ活躍してさ。」
いつもの事だがマットがまたしても軽くへそを曲げる。
「マットここからはマットの力も必要になってくると思うの協力してくれる?」
(私の検索のスキルはあくまでもまだ付け焼刃のようなもの・・・ここから先の道にはよく分からないけど罠らしきものがたくさん仕掛けられている。)
「マットが最後にスクーマさんに検索してもらった時に罠解除の技能スキルを習得していたと思うの?私の検索では罠その物を解除する事は出来ないんだ。」
「はははライリィーにそこまで言われちゃしょうがないな。分かった前衛の俺が罠解除の技能スキルで安全を確保してやるよ。」
トゥリーヤ同様疲れ切っていた顔をしていたマットもすっかり元気になった様子だ。
「トゥリーヤには引き続き隠し通路の発見をたのむね。」
「うん!!分ったよライリィー!!」
その後様々な罠や隠し通路を見つけながら私たち3人は奥へ奥へと進んで行くのだった。




