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魔豚人の長(ハイオーク)の討伐成功!!?と緑樹族族長グラドからのお願い

(私は一体何をしたんだろう?・・・たしかにこれと似た事は液体生物スライムの洞窟の時にもあったような気がする・・・だけど何だろう?今回は前回と何か違うような・・・。」


「う・うーん私は・・・」


そう思いながら私はゆっくりと立ち上がる。


目の前には物凄く大きな豚肉の塊がある。


「そうだ私・・・魔豚人のハイオークと戦う事を決めて・・・!!」


私は透かさず周りを見回した。


近くには倒れてまだ気を失っているマットとトゥリーヤの姿があった。


「ライリィーさーん!!」


「ライリィー殿!!」


遠くの方からパウムとグラドが急ぎ足で戻ってくる。


「緑樹族の民たちを避難させている途中にこちらのほうに落雷があって急いで戻って来たんです。」


「ライリィー殿一体何が・・・!!!」


そこまで言ってグラドは息を飲んだ。


「こ・この大きな豚肉の塊は・・・・一体?」


「あの私もよく分からないんです。どうやら気絶してたらしくて目が覚めて意識が戻るとこんな感じになってたので・・・」


「父上もしかしてこれが魔豚人の(ハイオークが落雷に当たってなった成れの果てじゃないでしょうか?」


パウムがグラドに確認する。


「し・信じられないギュフ」


私たちは突如忘れていた声に反応する。


「魔豚人の(ハイオーク)様がやられるなんて・・・。」


その声の主は切込み隊長役の魔豚人オークのものだった。


「あの訊きたい事があるの私・・・。」


「ば・化け物だぁー!!この金髪ブロンドの少女は!!」


そう言うと魔豚人(オークは血相を変えてその場から一目散に逃げ始めた。

それだけではない魔豚人オークの進軍全体がアッと言う間にこの場から姿を消したのであった。


(わ・私が化け物・・・もしかして私が魔豚人のハイオークを倒したの?)


「あの・・・私・・・。」


「ライリィーさん今はマットさんと姉上の治療をします。」


私が口を開こうとしたのをパウムが止めた。


「さあライリィー殿はこちらで目立った外傷はありませんが精神的にかなり疲労困憊しているように見られます。くわしい事は後ほどお聞きしたいと存じます。」


「わ・わかりましたグラドさん・・・よろしくお願いします。」


グラドの言葉に私は甘えさせてもらう事にした。





「えっ!!魔豚人のハイオークが落雷で倒されたですって!!」


あれから半日ほどが過ぎパウムの回復術ですっかり意識を取り戻したトゥリーヤが驚きの声を挙げる。


「ま・マジかでもこの豚肉の塊って高級な魔豚肉デリシャスポークミートで間違いないぜ。」


同じく意識を取り戻したマットは他の事そっちのけで豚肉の塊に夢中だ。


「ライリィー殿、精神的な疲労の方は十分回復致しましたかな?」


「は・はいありがとうございますグラドさん。」


「それではライリィー殿、お話して頂きたいのですが・・・・」


(私も記憶が定かではないけど恐らく天雷族の力が一時的に開放されたんだね。黙ってる理由にはいかないよね・・・。)


「あの・・・私・・・」


私が話そうとしたその時だった。


「ちょっと待ってくれよグラドさん、魔豚人のハイオークに落雷が落ちたのはライリィーは関係ないと思うぜ!!」


「マット!!」


「えっ!!一体どう言う事?パウム私にも分かるように説明してくれない?」


「姉上、切込み隊長役の魔豚人オークがライリィーさんの事を見て化け物だぁーって言ったんです。だから私と父上はライリィーさんが魔豚人のハイオークの事を倒したのだと思っているんですよ。」


マットがトゥリーヤに説明しながら私の方に目を向けた。


「えっ!!そうなのライリィー?」


確認するかのようにトゥリーヤが私の方を見て来る。


「俺はあんたらよりライリィーとの付き合いがほんの少しだけ長いから全部じゃないけどある程度分かってるつもりだ。ここプラタナの森に来る前に液体生物スライムの洞窟で液体生物のロードスライムと出くわした時も同じような事があった・・・・」


マットはそう言いながら3人に私が魔豚人のハイオークを倒した事がないと説明した。




「なるほど、そのような事があったのですね・・・しかし。」


「私はマットの話を信じるよ。だってライリィーはあくまでも初歩的な魔術スキル小感電エレキショックしか使えない理由だし・・・。」


「こらトゥリーヤ失礼にもほどがあるぞ。でもたしかに我とパウムその他の緑樹族の民誰1人としてライリィー殿が魔豚人のハイオークを倒したところを見た理由ではないからな。」


グラドはそう言うと一呼吸おきそして一言こう続けた。



「幸いこの緑樹族の集落は最小限の被害で済んだ。集落の復興にそれほど時間はかからないであろう。それにライリィー殿とマット殿も一旦街に戻った方が良さそうだ。」


「グラドさん・・・」


「ただし1つ条件・・・と言うかお願いがあるのだが・・・。」


「な・何ですか?お願いって・・・。」


私は緊張の面持ちでグラドの方を見る。


「今後トゥリーヤも一緒に行動させてもらえないだろうか?」


「えっ!!」


「なっ!!」


グラドのこの言葉にトゥリーヤとマットがそれぞれ驚きの声を挙げるのであった。




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