緑樹族の舞いとライリィー鼓!!?
「さあ皆、緑樹族の舞いを踊ろう!!」
「おーう!!」
「さあーライリィーもマットもいっしょに!!」
夕食がひと段落つくと誰かが緑樹族の舞いと言うものを踊ろうと言い出し、それに便乗する形でトゥリーヤが私とマットを促した。
「えっ!!いきなり言われてもどうすれば良いか分からないよ・・・ねぇーマット。」
私がそう言ってマットの方を振り返った時だった。
「あらえっさほらさよよいのよーい!!」
何とマットが顔を真っ赤にして上機嫌に変な動きをしている。
「ま・マット一体どうしちゃったの!!」
「あははどうやらリキュル酒を飲んで完全に酔っぱらっちゃったみたいだね。」
トゥリーヤが豪快に笑う。
「ちょちょっと誰か止めた方がって・・・えぇー!!!」
その瞬間私は思わず検索を発動していた。
「緑樹族の民A 愉快な酔っ払い 緑樹族の民B 愉快な酔っ払い 緑樹族の民C愉快な酔っ払い」
その他にも同じような情報がどんどん入ってくる。
「た・大変大変!!パウム何とかして・・・」
「グゥー僕は次期緑樹族の族長ムニャムニャ。」
「えーこうなったらグラドさん何とか」
「おうー?これはかわいい娘だ事鼓としていい音が鳴りそうじゃ。」
「えっちょっと待ってあー!!」
私は急遽グラドさんに担ぎ上げられた。
「グラド・ユラシル 酔っ払いの変態おじさん」
私の中に瞬時にそんな情報が入ってきた。
「ちょっとトゥリーヤ助けてー。」
「トゥリーヤ・ユラシル 愉快な見学者」
よくよく見るとトゥリーヤも若干ほろ酔い気味である。
「あっえっさほらさライリィー鼓の音聴きたいな!!」
マットがそう言うと手拍子しながら何とも言えない笑みではしゃいでいる。
「それじゃーいくぞいよーー。」
「やめてぇー!!」
私の叫び声と同時に何とも言えない音がその場全体に響きわたるのであった。
「うううーー私もうお嫁にいけない・・・・」
「まあまあライリィーそんな事ないって緑樹族の女性に生まれたら誰でも一度は通る道だから。」
「私は緑樹族じゃないもん・・・えーん。」
グラドさんを始め緑樹族の民がすっかり酔いつぶれて寝静まった頃私はほろ酔いが覚めたトゥリーヤに慰められていた。
「もとはと言えばマットが余計な事を・・・」
私がそう言いかけた時だった。
「ライリィー構えて何者かが来る!!」
「えっ!!」
私がそう反応するのとほぼ同時期だった。
こちらに向かって物凄いスピードで何かが投げ込まれた。
「そうはさせない!!」
トゥリーヤが即座に弓を構えて矢を放った。
ガキィーン!!!
何かにあたる物音がして投げ込まれた何かが目の前に落ちた。
「これは斧・・・!!!でも何で?」
私は驚きその場にしゃがみ込む。
「くそ・・・まさかまだ動ける奴がいたとはなギェヘフフ」
斧が飛んできた方から何者かの悔しそうな声が聞えるのであった。




