プラタナの森と小蜜蜂(リトルビー)の巣
「ライリィー!!角ウサギ(アルミラージ)がそっちに行ったぞ!!」
「魔術スキル発動小感電!!」
私の放った雷属性魔術スキルで角兎は感電して気絶した。
「よし兎肉ゲットだぜ!!」
マットがうれしそうに気絶している角兎に止めを指して叫んだ。
「えーと私は兎角の方を頂くね。」
マットに断りを入れて私はアイテムを手にする。
「それにしても流石プラタナの森、自然の食材のアイテムが豊富にあるぜ。」
マットはそう言うとアイテムを箱の中に閉まった。
「うん!!そうだねマット。」
私も同じようにアイテムを鞄の中に閉まった。
スタットの街出発少し前
「ライリィー、マット、私からちょっとしたプレゼントだ。」
スクーマおばさんはそう言うと軽めの鞄と背中に背負えるくらいの箱を取り出した。
「これはモンスターを倒した時に手に入るアイテムを手軽に収納出来る所謂魔術道具みたいな物さこれがあれば遠出してもたくさんのアイテムを楽々運ぶ事が出来る。」
「スクーマさんの言ってた通りこれ便利だね。」
「あースクーマのおばばにしては粋な計らいだな。」
「こらマットそんな事言ってたらスクーマさんに怒られるよ!!」
「じょ・冗談だよ・・・ってあっ!!今度はお化け木野子だ。ライリィーたのむ!!」
「あっ!!ちょっと待ってよ!!」
私は慌ててマットの後を追った。
「よし今日遭遇したモンスターは角兎とお化け木野子の2種類だな。」
「マット私魔術スキルの使い過ぎでかなり疲れてるよ。」
上機嫌なマットに対して私はその場に仰向けになって倒れこんだ。
「あー悪いライリィー、舞い上がっててそっちの体調の事すっかり忘れてた。」
マットがすまないと言った表情で私の方を見て来る。
「よしそれじゃ今日はこのくらいにして戻るか、ライリィー立って歩く力は残ってるか?」
「えっ・・・うんスクーマさんからもらった鞄のおかげで行動するのは十分楽になったから。」
マットに訊ねられ私はゆっくりと立ち上がる。
「よしそれじゃ帰るとする・・・。」
そこまで言ってマットの言葉が止まる。
「どうしたの?マット?」
急に言葉を止めたマットに対して私は聞き返す。
するとマットは静かにと言った感じで口の前に人差し指を立て私にある方向を見るように促した。
私はマットに言われた通りにその方向へと目を向ける。
そこには小蜜蜂の巣が存在した。
「ライリィー!!悪い最後にあの巣だけ持って帰りたいから協力してくれ。たのむ!!」
「えーマットちょっと止めようよ!!」
「そこを何とかなっ!!」
マットと私がそう言ってやりとりしている時だった。
ヒューン!!ボスッ!!
何者かが放った弓矢が小蜜蜂の巣を直撃し巣が地面へと落っこちた。
「なっ!!」
「えっ!!」
マットと私はそれぞれ驚きの声を挙げた。
言うまでもなく巣からは大量の小蜜蜂が出てきて私たちの方に向かって襲いかかって来た。
「ら・ライリィー逃げるぞー!!」
「えっ!!あっマットちょっと待ってよ!!」
こうして私たちと小蜜蜂たちの追いかけっこが始まったのである。




