未知との遭遇とイチカバチカの賭け
「ライリィー体力は回復したか?」
「う・うん何とかいけそうだと思う。」」
「よし!!それじゃ大変な長期戦になるかもしれないけどいくぞ!!」
岩陰に隠れて体力を回復した私たちは一挙に通路をふさいでいる緑色液体生物たちの群れの前に飛び出した。
「ゴォーーー!!!」
緑色液体生物の大群は物凄い声を挙げてこちらに反応してきている。
「さあ雑魚の大群どこからでもかかって来い!!」
マットが緑色液体生物たちの大群を煽る。
「ウゴォーーーーーーー!!!!!!!」
緑色液体生物たちが勢いよく私たち目がけて攻撃してくる。
「連続打撃!!」
「連続斬撃!!」
襲いかかってくる緑色液体生物たちの大群を私たちは倒して行く。
「ねぇーマット緑色液体生物ってこんなに攻撃的じゃなかったよね?」
「あーこの感じはまるで赤色液体生物みたいな感じだ!!」
私の問いかけにマットが何故なんだと言った感じで答える。
「とにかく倒せるだけ倒せ!!そうしない限り俺たちは洞窟の外へ出られない!!」
「うん!!そうだねマット!!」
こうして私たちは先が見えない緑色液体生物たちの大群との戦闘を行うのであった。
「はぁ・・・はぁライリィー大丈夫か?」
どれくらいの時間が経ったのだろう?辺りには数えきれないほどの緑色の山が出来ている。
「マ・マット正直かなり厳しいかも・・・」
マットの問いかけに私は力なく答える。
「わ・分かったちょっと待ってろ今加熱で回復薬を作るからちょっと待ってろ。」
マットがそう言って戦闘態勢を緩めようとしたその時だった。
「マット危ない!!!」
「えっ!!!」
私が叫ぶか叫ばないかくらいの速さで物凄く太い緑色をした何かがマットの身体を捕獲して引き寄せて行く。
「マット・・・えっ!!!!」
引き寄せられているマットの方を見るなり私は言葉を失った。
そこにいたのは緑色液体生物を100倍したくらいの大きさをした巨大な緑色液体生物の姿が存在した。
「なに?これ緑色液体生物じゃないの!!??こんなのスクーマさんの講義じゃ出て来なかったのに・・・・。」
あまりの驚きと恐怖に私はその場に座り込む。
「な・なんだこの放せ!!うぐぅ。」
暴れるマットの口を巨大な緑色液体生物はふさぎ始めた。
「マット!!!!!」
「うぐぅあがぁ・・・・・・・。」
口をふさがれたマットは苦しそうに声を挙げるとそのまま気を失った。
(こ・このままじゃマットが死んじゃう・・・でもどうすれば・・・。)
後ずさりする私を見て巨大な緑色液体生物はまるで愉快そうに笑っているかのようにこちらを見て来る。
(どうしよう何とかしてマットを助けないと・・・でもどうやって?私の今の疲労困憊の状態で・・・いや万全な体調だったとしてもこの巨大な緑色の液体生物に勝てるようなスキルなんて私は持ってない。}
そうこうしている内に私は洞窟の最深部の壁の所まで追いやられてしまった。
私は恐る恐るマットの方を見る。
巨大緑色液体生物の体内でマットはすでに息をしていない状態で取り込まれている。
(こ・こんな時に天雷族の力があれば・・・!!!)
そこまで考えて私はふと頭にある事が浮かんだ。
(私は今天雷族としての力を使えないはずだけど・・・・)
巨大緑色生物はどんどん私の方に迫って来る。
(それでもイチカバチカやるしかない!!)
巨大緑色生物の手が私の方に迫ってくる。
「魔術スキル雷撃落下!!!!!」
私は出来る限りの声を張り上げて叫んだ!!!!
ズガグゴォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
物凄く大きな音が聞えたのを最後に私は意識を失うのであった。




