総力団体戦いよいよ開始!!
「・・・・来たな。」
私たちの事を待ちわびていたようにギュルシュが口を開く。
クレイジャの指示に従って移動していた私たちは途中で何等かの罠が仕掛けられているのではないかと警戒していたが、特にそう言った物は見かけず。ギュルシュ含め主要メンバーのいるところまでやって来たのであった。
「約束通り来ましたよ。さあ?これからどうするんですか?」
私は慎重にギュルシュの方を見て訊ねる。
「よしそれじゃお前たちが持っている世界五大宝石をを足元におけ。」
「それは出来ませんわ。こちらの世界五大宝石をとられた後にそちらが鍛冶部族の郷に仕掛けた爆弾を解くとは限りませんとも・・・まずはそちらのクレイジャ様が爆弾を解除するのを確認してからですわ。」
ギュルシュの言葉にムクトが答える。
「ほぉーたしかにそれは一理あるな。クレイジャ鍛冶部族の郷に仕掛けた爆弾を解除してやれ。」
「分ったギュルシュ。」
魔導士クレイジャはそう言うと何やら詠唱を唱えた。
「さあこれで鍛冶部族たちの郷に仕掛けた爆弾は解除されたぞ。」
「いや・・・その手には乗らないね。そちらが素直に爆弾を解くとは思えない。」
マットがそう言ってギュルシュたちの方を睨みつける。
「仮に爆弾の罠を解いていたとしてもギュルシュ大盗賊団って言うくらいだからね。僕たちの見えない所で他の団員たちを動かしてる恐れがある。」
マットに続きアークも警戒の姿勢をとる。
「こう見えて私は五大種族が1つ緑樹族族長の1人娘だからね。私の感があんたらが何か良からぬ事を考えてると言っているよ。」
「ギュルシュさん私たちはここに来るまでの間どんな事になろうとあなたたち主要メンバー5人を倒して降参させるつもりで来ました。」
わたしはそこまで言って一呼吸おき・・・そして一言こう言い放った。
「ギュルシュさん、私たちパーティー5人とあなたたち5人の総力団体戦です!!」
私は鋭い視線でギュルシュの方を睨みつける。
「へー面白そうじゃないかギュルシュ俺こいつらぺしゃんこにしたい?」
「いやボーマー貴様の出番はないこのサシンサが全員の息の音を止めてやる。」
「全くこれだから男ってのは・・・でも正直闘う事に私も文句なしさ。」
「どうするギュルシュ?他の3人は戦闘する気満々だが。」
「ふふふ良いだろう?その総力団体戦の話受けてやる。」
魔導士クレイジャの言葉にギュルシュが笑いながら答える。
「分ったそれでは私はもしもの事があった時に備えて後ろで待機しておくぞ。」
「あークレイジャお前はそれで構わない。俺も他の3人の戦況次第でどう動くか決めるつもりだ。」
「ライリィーどうやら向こうはギュルシュとクレイジャを温存した感じで他の3名でやって来るみたいね。」
「そうだね。ムクトそれじゃこちらがとる作戦は恐らくこうだね。」
私はムクトに目で合図を行うとそのまま行動に移った。
「ほうそっちはお嬢ちゃん2人が最後尾で世界五大宝石を厳重に守るか。」
ギュルシュがなるほどと言ったような不気味な笑みを浮かべる。
「おいサシンサ、メドリー、残りの3人を誰がどいつをぺしゃんこにする?」
「本来俺1人で十分な理由だが・・・そうだな・・・あのギュルシュ大盗賊団のお面を持ってる盗賊もどきの男にするかな。」
「私はねーあの緑樹族族長の1人娘とか名乗ってる弓術士の女にするよ。」
「そうかそれじゃ俺は残りの気の弱そうな騎士ぽい男をぺしゃんこにしてやるぜ。」
「く・どうやら向こうは誰が誰を相手にするのか絞ってきたようだね・・・。」
「うーん何とかなるでしょって言いたいところだけど正直私も自信はあまりないかな・・・。」
「大丈夫だ・・・これは逆にチャンスじゃねーか相手はそれぞれ1対1の対決を行おうとしてくる気だろそれなら・・。」
マットはそう言うと私とムクトの方をみる。
「マット・・・あなたにしてはさせてる理由ね。それじゃライリィー作戦をよろしく。」
ムクトがそう言って私に話を振ってくる。
「向こうが1対1の戦いを仕掛けてこようとするのであればこちらは1対複数で勝負すれば良いんだよ!!」
「なるほど・・・そうだね。これは総力団体戦なんだ。」
「個人、個人の実力は劣っていても全員の力を合わせれば何とかなるって理由か、たしかにそれなら私たちらしいね。」
「だろう?それに気がついてた俺ってマジすごくない?」
「はいはい良く出来ましたマット君えらいでちゅねぇー。」
「あっトゥリーヤてめぇーまた俺の事馬鹿にし・・。」
「マット、トゥリーヤ集中して正直作戦は立てれたけどそれを実際に実行するのは正直簡単な事じゃないから。」
「おっとごめん。了解ライリィー!!」
「悪いライリィー、作戦の指示はライリィーにまかせるぜ。」
私の言葉にトゥリーヤとマットがそれぞれ返事をする。
こうして私たちパーティー5人とギュルシュ大盗賊団主要メンバー5人の総力団体戦が開始されるのだった。




