結界反射(バリアリフレクション)!!
「ふっまさかこちらの正体を現せられる状況に追いやられるとはな。しかし姿が分かったところでこちらの武装は完ぺきだ。さてどうする?」
特攻長ディロスがそう言うと不敵な顔で私たちの方を見て来る。
「く・たしかにディロスの言うように鍛冶部族たちは完ぺきな武装でこちらから簡単にダメージを与えれらる状況にはないね。」
アークが後ろに下がり気味になりながらそうつぶやく。
「検索のスキルを使った事で相手の位置や姿を現させる事には成功したけど、だからと言って相手にダメージを与えると言うのはまた別問題だわ。」
ムクトもそう言いながら後ろに下がる。
「正直私の弓矢が貫通するのも難しそうだしね。」
トゥリーヤも苦難の表情を浮かべる。
「なぁーライリィー!!なんか打開策みたいなものとか思いつかないか?ライリィーの起点から鍛冶部族たちの姿を現させる方法が見つかったんだ。それならばダメージを与える方法だって見つかるかもしれない。」
マットがそう言いながら私に訊ねてくる。
「ちょっちょっと待ちなよマット、ライリィーの雷魔術スキル雷粒子波でも鍛冶部族たちにはダメージを与えるどころかむしろ体力を回復する事しか出来なかったんだ。そう簡単にダメージを与えられる方法が浮かぶとは僕には思えない。」
「アークの言う通りね、ライリィーが得意とする雷属性の魔術スキルは鍛冶部族たちにダメージを与える上で相性が悪いかもしれないわ。」
「そ・それじゃ万策尽きたって事になるじゃん!!」
「くっそぉー何か良い方法はねーのかよ!!」
ムクトの言葉にトゥリーヤとマットが頭を抱える。
「はっはっはーどうやらかなり悩んでいるようだな。それじゃこちらはじっくりと攻撃をしかけさせて行くとしますか!!」
ディロスを先頭に鍛冶部族たちが笑いながら私たちに向かい攻撃を仕掛ける準備を始める。
(鍛冶部族の人たちに対して私の得意としている雷属性の魔術スキルは相性が悪い、おまけに他の物理攻撃も完璧な武装で防がれてしまう。それなら一体どうしたら良いんだろう?)
私は頭の中で何か良い方法がないかを必死に探った。
(鍛冶部族の人たちにとって雷属性の魔術スキルが相性が悪いなら、自信はないけど私がひそかに練習していた他の属性の魔術スキルを使うしかない。それに直接物理攻撃が通じないのであれば何か他の方法を考えないといけないって事になる・・・そうなると。)
そこまで考えて私はふとある事を考えついた。
「みんなちょっと良いかな!!」
私は4人に聞こえるくらいの声で言葉をかける。
「どうしたライリィー何か良い作戦でも考え付いたのかよ。」
マットが真っ先に私に声をかけてくる。
「うん、みんなこれから私の言う事を訊いてほしいんだけど・・・・。」
私はそう言うと自分の考えついた作戦を4人に話した。
「なるほど・・・そう言う事か。」
「そうすれば私の弓矢攻撃も少しは効果あるかもね。」
「って事はこの作戦は私の結界のスキル次第って事になるのね。」
「よっし!!とにかくやってみようぜ。」
私たちはそう言うと頷き会いそして再び戦闘態勢をとる。
「おっどうした?最後の悪あがきでもしてたのか?」
「それじゃ俺たちも攻撃をしかけるとしますか!!」
2人の鍛冶部族がそう言って私たちに向かって攻撃を仕掛けてきた。
「結界発動!!」
すかさずムクトが結界のスキルを発動する。
「あっおいおいどこに結界のスキルを発動して・・・」
「突風大断!!」
「なにぃー!!うわぁー1!」
アークが放った一振りがムクトの発動した結界に跳ね返されてそのまま鍛冶部族たちを襲う。
「爆発射!!」
「ま、まずい、全員避けろ!!」
トゥリーヤの放った弓矢攻撃が同じく結界に跳ね返され鍛冶部族たちを襲う。
「これはまさか!!。」
今まで様子を窺っていた鍛冶部族の長ボルガンが何かに気がついたように立ちあがる。
「結界反射、直接攻撃をするよりも反動が加わる事で攻撃威力が増すんですわ。」
ムクトがそう言ってボルガンに説明した。
「ふっしかしそれならばこちらは攻撃を避けるま・・・。」
「水属性魔術スキル発動!!酸性水撃!!」
「なっなにぃーーーー!!!!」
私がひそかに練習していた水属性魔術スキルがムクトの結界反射により完ぺき武装の鍛冶部族たちに襲いかかったのであった。




