3話
ステータス表示か、他にも増えてる項目あるがまずはっと
ポチッ
名称 ホテル ラフィールド(仮)
ランク G
規模 ★★★☆☆
HTP 99/5000
能力 対魔物結界Lv1
収納・変換Lv1
ライフライン
これは・・
名称はこのラブホの名前だな。仮って事は変更とかできるのかな?
頭の中に不思議な感じが・・
名称変更できそうだ。名称の事考えてたらやり方が浮かんできた。こういう名前に変更するって考えれば自動的に変わるようだ。まぁ今はこのままでいいや。
他のも自動的に説明してくれそうだな
ランク・・・・・・・・・・ホテルの格、HTPを一定数まで貯めて消費する事によって格が上がる。G、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSS、EXまでの11段階あり、格が上がると能力が増える。
規模・・・・・・・・・・・ホテルの規模、HTPを消費する事により規模を拡大する(ランクにより消費は変動)部屋数及び1部屋当たりの面積が増える
HTP・・・・・・・・・・・ホテルポイントの現状値及び次のランクへの必要ポイントを表示している。ポイントは魔物を収納することにより魔物の持つ魔素をポイントへ変換する。又、現金をポイントへ変換することも可能(この世界の通貨のみ)
能力・・・・・・・・・・・各種ランクによりさまざまな能力を利用できるようになる
対魔獣結界Lv1・・・・・魔物に対する完全結界を張る(ドラゴンの攻撃すら通さない)侵入すら許さない。建物から5M
ライフライン・・・・ホテル内にのみ適用、あらゆるライフラインが稼働(使用量によりHTPが減少、客1人あたり24hで1P程度)
収納・変換Lv1・・・・・・生物以外を収納可能、収納するという意思により発動(マネージャー以上にのみ可能)自動的に倉庫へ送られる。又魔物・金銭をHTPに変換可能、収納量はホテル内の倉庫の大きさまで
なんていうか・・突っ込みどころ満載だな
結界とかチートにも程があるな。ドラゴンの攻撃すら通さないとか、どんだけ・・・
ただホテル内にいる限りは命の危険はなさそうだ。
HTPを貯めて、ホテルのレベルアップするといろんな機能が増えるって感じかな。部屋数も増やせるのか、ただ現状こんな森の中のホテルに誰が来るんだと、突っ込みたい。まぁ規模も今は考えない。
ライフラインって能力があるから電気とか使えるのも納得だ。ただ使えば使うほどHTPが減ると、今99って事は初期値は100だったって事かな。
現状、この世界のお金が無いから、魔物を狩らないとダメだって事か、まぁ結界あるからそれは問題無しだ。
さて、ゴブリンの死体がこれで処理できる。収納を試しにいくか。
そして1階へ降りゴブリンの前までやってきた。ネオンは切っていたのでスマホのライトで辺りを照らす。
やっぱ血だらけのゴブリンはグロい
意を決して、ゴブリンの死体を収納してみる。
収納しようとしてみると、すっと死体が消えた。ものすごく不思議な感覚だ
【変換しますか?】
「うおっ」
びびった・・いきなり頭の中に直接言葉が聞こえてきたみたいな感じだ。無機質な感じな声だな。まぁホテルだしな
変換っと命じてみる。
【35P手に入れました】
ゴブリン1匹5Pか、少ないな。まぁ戻るか
変換も終わったので2階へ戻りフロントへと入った
さて、画面には134ポイントと表示されてる
ゴブリン5Pか・・次のランクまで5000か長い気もするが中にいる限り安全に狩れるし、夜にネオン点けてたら、いくらでも魔物よってきそうだし問題ないか。
さぁここからが問題だ
期待はしてる・・
さてっと
設定画面に増えてた項目
ステータス表示
スタッフ情報
スタッフ任命
期待を胸にスタッフ情報の項目をひらく
ポチっ 以下の4項目が出てきた
オーナー 〇
支配人 ×
マネージャー ×
スタッフ ×
オーナーのみ有効化されてる状態だ
オーナー項目を開いてみる
オーナー
名前 タクヤ アネザキ
種族 人族
職業 ホテルオーナー
AGE 18
LV1 STP 0
HP:42
MP:25
STR :10
VIT :8
AGI :6
DEX :6
MAG :0
MND :10
LUK :10
スキル SKP 0
算術 Lv2
交渉 Lv2
精神耐性 Lv3
きたっ!!
期待通り自分のステータスもあった
ん?
AGE18・・・年齢だよな・・
ガタっ
更衣室にある鏡の前に駆け込んだ
「うわっ、若返ってる・・まぢか・・」
転移だと思ってたが転生?だったのかな・・
ダメだ・・
嬉しさがこみあげてきてニヤニヤしてしまう。
ただ、若返っている事から元の世界に帰る事はできなさそうだ。まぁ天涯孤独の身としては帰る理由もない
48歳まで生きてきて、今まで豊な生活などしてきた記憶はない。それでも日々食事もきちんと取れて、大きな病気もしてこなかった俺はいままでの人生にさほど不満はなかった。だが、やりたかった事は今までにいくらでもあった。ただ、歳を重ねる毎に諦めてきたんだ。これからいろんな可能性が出てきた事がなにより嬉しかった。
この世界に転生させてくれたのが神かどうかはわからないが
この新しい人生に感謝を、そしてこの人生を楽しむ事を心に誓った