9話
6時間ほど寝たところで目が覚めた
昨日の晩はやばかった・・
MP枯渇の危険を思い知った夜だった。
まずは鑑定っと
HP300/300
MP166/166
ふぅ完全に回復している。昨晩だが、MPが0になるまでひたすらライトの魔法を使っていたのだが、
MPが0になっても気絶等なにも変化はなかった。そして、0の状態で魔法って使えるのか試したのだがこれが失敗だった。結果は魔法は発動した。ただしどんどん疲れがたまっていき、鑑定してみるとHPが100を切っていて慌てて魔法を解除した。気だるさもあり、そのまま眠ったのだが一晩眠りどうやら完全回復したようだ。
昨晩の事を考えると、MPが無くなっても魔法は使えるが変わりにHPが減少し続ける。おそらくそのまま使い続ければ気絶なんてことは無くそのまま死ぬ可能性すらある。早い段階でこの事が分かったのは大きいが、今後はMP管理を慎重に行おうと心に決めた。
HPとMPの回復量についても、寝ている間は回復量が上がるのか回復間隔が早くなるのかわからないが、通常よりも早く回復することは分かった。
まぁ分かった事はこんな感じだ。
さぁ起きてまず食事だな
今日の献立は、ある程度ガッツリと食べたい気分なので、パスタとオムライスにすることにした。炭水化物のダブルとかなり起きたばかりにしては重いが、なぜか異様にお腹がすいている。昨晩のMP枯渇が影響してそうだ。なのでガッツリと食べる事にした。
パスタは乾麺を茹でてっと、ソースを何にするかが悩むとこだ。ミートソース、ナポリタン、カルボナーラ、和風、タラコの5種類がある。当然インスタントだけどね。悩んだが今日はミートソースにすることにした。次はオムライスだが、これも当然の如く冷凍だ。袋のまま湯煎するだけで簡単に作れる。冷凍にしては結構おいしい人気メニューの1つだった。
そんな感じでいつもの如く簡単に作り終わり、ガッツリと食べ終わった。
まだ夜までは時間があるために、日課となった訓練をすることにした。
かれこれ4時間ほども訓練していた
なんというか・・ステータスってこんなにも影響があるのかと実感した。今まで振り回されていた剣の重さも全く気にもならず、それなりの速度で振り回す事ができ、身体が流される事もなかった。
ホテルの外周を走るのもいつもなら1時間も走れば息が切れてたのに2時間走っても平気だった。垂直飛びすら1M50cm程度は飛べてる。今なら陸上競技で世界新記録を樹立できるかもしれない。
今はまだ人間の範疇でなんとか収まってるが今後さらにレベルが上がれば人間を辞めることになりそうだ。まぁステータスとレベルがあるこの世界ではそんな人ばっかなのかもしれないが。
後はリンゴを握力で握りつぶしたいとこだが、すでにリンゴはない。なぜこんなことに拘るかというと、1度はこんな事をしてみたいと考えてた一つだからである。同意は得られそうにないが、気持ちの分かる人もいると信じよう。
閑話休題
ステータスの恩恵がこれだけ大きいと訓練の意味はないかもしれない。だがしかし今後も続けていこうと思う。肥満対策にもなるだろうし淡い期待だが少しだがステータスが上がるかもしれない。なにより汗をかいた後に風呂へ入り、冷えた生ビールを飲むのが最高に美味いからだ。当然この後魔物を狩るため一杯だけだ。一杯なら酔う事もないし、狩りの時間までには確実にアルコールも抜けるだろう。そんなわけで今後も時間のある時はきっちりと訓練を続けていきたいと思う。
18歳は飲酒ダメ?当然、元の世界の法律を守るなんて考えない。飲酒はおろか、自分の身を守る為の殺人行為すらしなきゃいけない可能性もある。この魔物はびこる世界では命の価値は薄そうだ。盗賊とかもいるだろう。今は襲われた時、殺す事ができるかなんて事はわからないが、今から覚悟はしておくべきだろう。
時刻は23時過ぎ
さぁ今日も狩りの時間だ
どうやら現れたようだ。裏口から音が聞こえてくる。おそらくはオークだろう。裏からくるのはどういうわけかオークしかこないのだ。いつもの如く豚が一匹、まぁ豚ほどかわいげはなく、醜悪な身体と顔をしてるが。
まずは鑑定でどの程度の強さなのか確かめてみよう。
種族 オーク
Lv:18
HP:210(336)
MP:37
STR:70
VIT:60(96)
AGI:37
DEX:30
MAG:9
MND:10
スキル
頑強 Lv2
棒術 Lv2
まずスキルだが棒術についてはいいだろう
頑強・・・・・HP、VITに補正。物理攻撃に対する耐性強化
ステータスを見てみると見かけどうり脳筋だ。物理面では完全に負けている。高いVITにHP、更に頑強のスキルで物理耐性がさらに強化されているって事か。どうりで倒すのに苦労するはずだ。ただ魔法耐性的には無しにも等しいので攻撃魔法の実験には向いているとも考えられる。
そんなわけで、こちらに向かってブヒブヒ吠えてるオークに光魔法での攻撃魔法を使ってみる。
まずは、光でできた矢をイメージして
「ライトアロー」
光り輝く矢がオークの腹に突き刺さる。結構な深さまで刺さった後、矢は消え去る。
オークは血を流しつつ、絶叫している。
HP 320/400
80程ダメージを与えたみたいだ。鑑定をそのまましていると、徐々にHPは減っている。出血等によりHPは減るみたいだ。
自分を鑑定してみる
MP 156/166
もう一度ライトアローで攻撃してみる。次は頭を狙う。先ほどより早く飛ぶようにイメージし攻撃する
先ほどの倍ほどの速さになった矢をオークはよけれず頭に直撃する。その瞬間オークは倒れこんだ。
MP 116/166
かなりのHPがまだ残ってたのにもかかわらず、頭に当たれば死んだ。これによりどれだけHPがあろうが首を落とされたりすると即死することがわかった。当然自分も首を切られたり心臓を貫かれると死ぬって事だろう。HPはあまり信用できないって事だな。
ただ今回は魔法での攻撃だった為、魔法耐性が低そうなオークには予想以上にダメージを与えたのかもしれない。槍での攻撃だと首を突いてもあまり刺さらず、いつも倒すのにかなり時間が必要だった。体力が異常に上がれば、通常の刃物では切れない可能性もある。まぁここらは今後できたら検証だな。
そして消費MPだが通常のライトアローは消費10だったのに、速度を倍ほどにしたライトアローは40も消費した。イメージすることで魔法はいろいろと変化させられるが、燃費は非常に悪くなる。奥の手としてなるべく温存すべきだろう。
魔法はやはり強かったが結局のところ結論だね。MP量っていう制限があるが取得してよかったと思う。
次はオークを収納・解体してみる。いつものように収納し、変換する。どうやら自動的に解体し、変換もしてくれるようだ。いつも通り80P入手した。解体した分減るのかもと思ったが、どうやら魔物の魔素をポイントにしているだけで、必要部分を解体しても変わらないようだ。
そして手に入ったのが
オークの肉 50kg
オークの睾丸 2個
らしい・・・・
この世界でもオークの肉は食用っぽいが、人型を食べるのには勇気がいりそうだ。
睾丸については・・・あまり考えないようにしよう
その後いつものように他の3種も現れた
種族 ゴブリン
Lv:4
HP:36
MP:10
STR:7
VIT:8
AGI:6
DEX:5
MAG:1
MND:5
スキル
棒術 Lv1
種族 フォレストウルフ
Lv:7
HP:53
MP:18
STR:10
VIT:9
AGI:16
DEX:10
MAG:3
MND:8
スキル
爪術 Lv1
噛みつき Lv2
種族 フォレストボア
Lv:12
HP:102
MP:22
STR:28
VIT:21
AGI:26
DEX:11
MAG:4
MND:6
スキル
突進 Lv2
突進・・・・・・突撃攻撃時のみ筋力、体力、敏捷に補正
同じ魔物でも多少のレベル、スキルのばらつきはあったが概ねこのようなステータスだった。思った以上にこの世界の魔物は強いようだ。俺の初期のステータスからすると、どうにかゴブリンには勝てるかもしれない感じだな。それでも2匹相手だと負けるな。
そして解体で手に入ったものだが、ゴブリンからは何も取れず、ウルフからは牙2本と毛皮、ボアからは肉と毛皮を入手した。
更に魔石も入手したのだが、こちらは全ての魔物から出た。ただ全ての魔物がもっているわけでなく、ゴブリンにいたっては15匹程度の1個あるかどうかだった。
オークから魔石が出る確率が高かった事から考えると、魔物が強くなるほど魔石を持っている確率があがるって事なんだろう。また魔石の大きさも違っていた。オーク以外からは全てビー玉程度の大きさだったのだが、オークから取れる魔石のみピンポン玉程度の大きさだった。
今日の狩りでライトアロー以外の魔法も使ってみた。MP消費は倍近いが威力的には数倍はあるだろう、光の槍を飛ばすライトランス。矢よりも速度は遅くなるが威力は大幅にあがっている。結構使い勝手がよさそうだ。さらに魔法を複数出す事もできた。矢は現状5本、槍は2本まで出す事ができた。魔力操作のLvがあがれば更に本数を増やせそうだ。当然消費もその分きっちりと増える。
後は太陽光を集めて収束、レーザーなんて魔法を使ってみようとしたが、この場所では使えそうもない。今は夜だし昼でもほとんど光が入ってこないからだと思う。今後森を抜ける事ができたら試してみようと思う。
そんな感じで今日の狩りを終了し、風呂に入って疲れを癒した。




