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クズ男の異世界の日常

「カズオさん、これからどうします?」

「とりあえず宿の部屋をとろう、リリィどっか、いい宿知ってるか?」

「ボクが泊まったところで、いいなら案内します」


「よろしく」


ギルドから、10分ぐらい歩いて、宿に着いた。

「ここが、安心宿です」


「わかった」


宿に入ると、受付に少し、年のいったお姉さんがいた。


「部屋は空いてますか?」


「ウチは一泊、2人部屋で銀貨2枚、2人部屋で銀貨3枚だよ」


どうしようかな…


「2人部屋でお願いいたします」


「リリィ、いいのか?」


「もちろんです」


「じゃあ、2人部屋で10日分お願いいたします」

銀貨30枚出した。


「部屋は2階の201号だよ」


カギをもらって部屋に向かった。

部屋に入ると六畳ぐらいの広さでダブルベッドが置いてあった。


これはリリィと一緒に寝るってことだよな…


DTにはつらいぞ…


ベッドの他にはクローゼットがあり、ベッドの側には丸テーブルとイスが二脚置いてあった。

部屋の中に入口とは別にドアがあり、開けると

簡易トイレと小さいお風呂があった。


お風呂は、ありがたい。

クリーンで、キレイになるが、お風呂に浸かってゆっくりしたいのだ。



「じゃあリリィ、荷物を置いて飯屋に行って、温泉行くか」

ここのお風呂でも、いいが、温泉施設があるから、もちろん行くしかないだろ。


「はい」

リリィは笑顔で返事して、尻尾をブンブンふっていた。


向かいの飯屋に着くと、メニューはなく夕飯は、パンとステーキと野菜スープだった。

味はまあ、普通だった。

パンとステーキは固かった。

リリィは笑顔で美味しそうに食べてた。

一人500Gで安かった。

ごちそうさま。


「じゃあ温泉に行くか、リリィ案内してくれ」

「はい」


行く途中に屋台で肉串を2本買って、1本リリィにあげた。

「ありがとうございます」

肉串は、美味かった。



食べ終わって歩いていると、いきなり二人の男に絡まれた。


一人の男はデブ男で、もう1人はガリガリ男だった。

「おい、坊主、冒険者か?」


「はい」


「ランクは?」


「2人ともFです」


「そうか、俺達はDランク冒険者だ、そこのメス犬を置いて行け」


「ゲヘヘヘ、俺達が、可愛いがってやるよ」


「カズオさん以外に、触られたくないので結構です」


デブ男が、リリィに手を伸ばしてきたので、腕を掴んだ。


「イテテテ、離しやがれ」



やはり冒険者も、こういう輩がいるのか…


男2人を鑑定したが、大した事なかった。


アイテムボックスから金袋を取り出す。

「ここに90万Gぐらいある。この全財産と、あんた達2人の全財産賭けて、決闘しないか?」


「カズオさん……」

「大丈夫だ、リリィ」


リリィをメス犬と呼ばれ、リリィを奪おうとしたら、こいつらに俺は腹を立てた。



「ゲヘヘヘ、Fランクにしては、結構持ってるじゃないか、いいだろう。俺達が勝ったらメス犬も、貰うけど」


「それであんた達は、いくらあるんだ?」


デブ男の方は20万Gぐらいで、ガリガリ男は8万Gしか持ってなかった。


「今なら、土下座して謝ったら怪我しなくてすむぜ、金とメス犬は貰うけど」


「かかって来い、デブとガリ」


盗賊の戦利品の鉄の剣をアイテボックスから取り出した。


デブともやしは斧と槍を構え、顔を真っ赤にして向かって来た。


俺は2人の背後に瞬間移動し、そのまま2人の背中を袈裟斬りした。


2人とも倒れた。

死ぬことはないだろう。


もちろん金袋と武器を戦利品として回収した。


「このままで、済むと思う……」


デブ男が、かすかに何か言っていたが、無視した。


所持金が100万G以上になった。


ちなみに元の世界では、1万しか持っていなかった。



「リリィ行くぞ!」


「カズオさん、カッコよかったです」

人だかりが出来てたので、そそくさと後にした。



その人だかりの中で、熱い視線を送っていた、Aランク冒険者の美少女がいた。




温泉施設に到着して温泉施設に入った。

男湯と女湯に分かれてて、中で1人銅貨5枚でリリィの分と銅貨10枚払い、男湯に入った。

中には、人が4人ぐらいいた。

室内の方は桧風呂があり、外の方は、岩の露天風呂だった。

露天風呂に浸かった。


「気持ちいい、幸せだーー!!」


まさか、異世界で温泉に入れると思わなかった。


一時間ぐらいして出たら、リリィが待っていた。


「リリィ、宿に帰るか」


「はい」






───────────────────────


読んでいただいてありがとうございます。











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