クズ男、はじめて魔物と戦う
草原から街道に出て、2時間ぐらい歩いたが全然疲れない。
それから少し歩いていると、4匹の角の尖ったウサギに囲まれた。
鑑定してみた。
ホーンラビット ランクE
素早い動きで角で体当たりしてくる。
初心者殺し。
外見は、可愛いかった。
レベル上げしたいし、自分の力試しだ。
何故か、全く恐怖とかは、感じなかった。
「よし、力試しだ。来い、魔剣」
全身に魔力を纏い、魔剣に纏雷した。
4匹のホーンラビットは、一斉に俺に突進して来た。
とりあえず、一回でも攻撃食らうと、死ぬ可能性がある。
1匹が一番速く、俺に突進してきた、ホーンラビットを剣で横に一閃して真っ二つした。
残り3匹が、突進してして来て、ホーンラビットの背後に瞬間移動し、1匹にファイヤーボールを放って、ホーンラビットは、燃えて倒した。
残り2匹が、こっちに気付き突進して来たので、エアスラッシュを放ち1匹を真っ二つにして、時魔法で、1秒間停め、ホーンラビットを剣で一閃して真っ二つにした。
すると脳内にレベルアップと声が響いた。
レベル1→レベル2にアップしていた。
せっかく、生活魔法覚えたので、クリーンと唱えてみる。
さっき戦いで返り血を浴びてた服が新品のようにキレイになった。
まさに洗濯いらずである。
ちなみに俺はサイドに白のラインが入った上下セットアップの黒のジャージで、インナーは白のカットソーで靴は白のスニーカーである。
異世界では目立ちそうな服装だ。
元の世界でもずっとジャージだったので異世界でもジャージで過ごしたいと思う。
楽で動き安く気に入ってる。
ホワイトラビットをアイテムボックスに入れて、それから五時間ほど歩いて、今度は2メートル以上の熊が目の前にいる。
鑑定してみた。
サーベルベアー ランクB
爪と水魔法で攻撃してくる。
ヤバくないか……とりあえず戦うしかないか…
元の世界なら、死んだふりしてるよ。
「来い、魔剣」
全身に魔力を纏い、魔剣に纏雷した。
サーベルベアーがウォータースラッシュを飛ばしきた。
軽く回避して、こっちもファイヤーボール放った。
ファイヤーボールがサーベルベアーに当たり一瞬炎に包まれたが、炎はすぐ消え、サーベルベアーはあまりダメージ受けてなかった。
続けてエアスラッシュを放った。
少し、ダメージ与えたぐらいだった。
魔法では、倒すのは無理そうだな……
サーベルベアーが雄叫びあげながら突進してきて鋭い大きな爪で攻撃してきたが、時魔法を使いジャンプして剣で一閃して、サーベルベアーの首を両断した。
「なんとか、勝った……」
脳内に、レベルアップと声が響いた。
レベル2→レベル10にアップした。
結構上がったので、嬉しい。
雷魔法がレベル2にアップして、ライトニングが使えるようになった。
ライトニング唱えると、対象に雷撃を放つ攻撃魔法。
サーベルベアーをアイテムボックスに入れて、円形都市ニホン国に向けて歩き出した。
それから、しばらく歩くと今度は、ブラックウルフの群れに囲まれた。
これ、ほんとにヤバくないか……
冷や汗が出て来た。
とりあえず鑑定した。
ブラックウルフ ランクD
単体はたいした事ないが、サーベルタイガーは群れで行動し、群れだとランクBになる。
「来い、魔剣」
全身に魔力を纏い、魔剣に纏雷した。
ブラックウルフの群れが、俺に突進して来た。
ブラックウルフが近づくまで、早速、取得したライトニングを連発した。
「ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング」
残りのブラックウルフの群れが、牙を向け目の前まで来たので、
瞬間移動で、ブラックウルフの後方に瞬間移動した。
「ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング、ライトニング」
ライトニングを連発した。
残り3匹を、魔剣で一閃した。
ライトニングは、ファイヤーボールやエアスラッシュよりも速く威力もあった。
脳内に、レベルアップと声が響いた。
レベル10→レベル15にアップした。
HPが150に上がっていた。
これなら、死ぬ事ないだろう。
MPは上がっていなかった。
まあ、あれだけMPあったら、レベルアップしても、なかなか上がらないのだろ。
結構、魔力を使ったが、MPは少ししか減っていなかった。
スキル成長促進があるわりにブラックウルフ20匹以上倒して、そんなに上がらなかった。
ブラックウルフを全部アイテムボックスに入れて、水を飲み、円形都市ニホン国に向けて歩き出した。
ずっと歩いているのと、魔物との戦いで、少し疲れた。
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読んでいただいてありがとうございます。