クズ男、はじめての異世界
目を覚ますと草原だった。
見渡しても、草原しかなかった。
ここが、異世界か…
せめて、街の近くとかにしてくれたら良かったのに……
今日から、俺の異世界生活の始まりである。
不安もあるが、それ以上に楽しみである。
「俺はハーレム王になるぞーーーーー!」
何か違うなー!
「俺はハーレム作って英雄になるぞーーーーー!」
何か違うなー!
「俺はハーレム作って平和にのんびり自由に異世界生活を満喫するぞーーーーー!」
これだな!
俺は、草原で、腕を上げ叫んだ。
女神様のとこで、スキルを選んだ時、ステータスが目の前に出てたことを思い出し、ステータスオープンと念じると自分のステータスが、目の前に表示された。
ステータスを確認して見る。
カズオ
18歳 人族 レベル1
HP5/5
MP10000/10000
スキル
異世界言語理解
魔眼
魔闘衣
自己再生回復
剣術レベル1
炎魔法レベル1
風魔法レベル1
雷魔法レベル1
時魔法レベル1
空間魔法
成長促進
HP5って、これすぐ死ぬんじゃ…
それぞれスキルを確認した。
魔眼は対象のステータスや武器等、何でも鑑定が出来る。
自己再生回復は、身体に受けたダメージを自己再生で治癒回復する魔法。
魔闘衣は、全身に魔力纏わせ、パワーとスピードを大幅に向上し、攻撃力を高め、全身に魔力を纏ってるので防御力も高める。
剣術は、剣術を向上させる。
炎魔法は、炎の魔法が使え、レベル1は、ファイヤーボールと唱え、火球を飛ばす攻撃魔法。
風魔法は、風の魔法が使え、レベル1は、ウインドスラッシュと唱え、風の斬撃を飛ばす攻撃魔法。
雷魔法は、雷の魔法が使え、レベル1は、纏雷は、武器や体に雷を纏う。
時魔法は、タイムストップと唱え、時間を停止させ、停まっている時間の中で、自分だけ動く事が出来る。対象は時間を停止している事を認識出来ない。
レベル1は、1秒間だけ時間を停止出来る。
停止時間が解除された後は、1秒間、時魔法が使えない。
空間魔法はアイテムボックスと瞬間移動と転移が使え、アイテムボックスは念じたアイテムを亜空間に収納でき、アイテムボックスの中では時間が停まっていて、容量は無制限。
生きている生物は、収納出来ない。
瞬間移動は、ワープと唱え、思った所に瞬間移動出来る。瞬間移動出来る距離は、50メートル以内。
転移は、ゲートと唱え、目の前に転移門が出現し、行ったとこある場所ならどこでも転移が出来る。
空間魔法は★10個だった。
成長促進はレベルアップ向上する。
アイテムボックスからボックスから魔剣を取り出した。
念じると、魔剣が出現した。
鑑定するとオリハルコンの大剣で長さ150㎝ぐらいあり、俺の身長が175㎝だから、かなり長い。持つと重く、身体能力強化が無かったらまず持てないだろ。魔力を少し流すと、重力軽減魔法がかかり、ほとんど重さを感じない。
小刀ぐらいの軽さだ。
魔力を流す事によって斬れ味も上がり、刃こぼれもしない。
一振りすると軽くて身体強化とした体と剣術スキルもあり、速すぎて剣筋が見えないぐらい。
魔闘衣を使うと、剣筋が、全く見えなかった。
魔剣を念じてアイテムボックスにしまい、魔闘衣も解除して、体を確認すると細マッチョになってた。体もすごく軽く力がみなぎる感じがする。軽くジャンプすると二メートルぐらい飛んだ。女神様がサービスで身体強化した体をくれたおかげだろう。
魔法を試して見よう。
炎魔法は、手のひらを前に出してファイヤーボールと唱えると、バスケットボールぐらいの火球が飛んでいった。
魔法が使えて、俺は、すごく感動した!
瞬間移動は、急に景色が変わるので、びっくりする、空中にも瞬間移動出来て、空中で、瞬間移動を繰り返すと、空を飛んでる感じだった、降りる時は、落下しながら、地面に瞬間移動する。
その後は、ウインドスラッシュ放ったり、拳に纏雷したり、時間を停止させたりした。
魔法を使ったら、新たにスキル欄に生活魔法が増えていた。
生活魔法は、クリーン ライトオン ライトオフ プチファイヤー プチウォーター ドライ
とあり、便利そうな魔法だ。
ライトオンと唱えると、頭上に光の球が出来て、明るくなった。
ライトオフすると、光が消えた。
プチウォーターを唱えると、手のひらから、水が出て来てたので、そのまま飲んだ。
「ぷは~、美味しい~」
ステータスの上端にマップとある。
マップをクリックすると、にマップの画面にかわった。
針みたいなのが、俺の位置だろうか。
マップには色々な国があり、帝都エンジン・消滅都市ゼロ国・ルイーダ王国・水の都ムーラン・グラディウス王国・迷宮都市ガイア・ルル大森林、多数の村があり、その中で南端に円形都市ニホン国を見つけた。
もちろんこれは、行くしかないだろう。
「よし、ニホン国に向けて出発だー!」
まずは草原から、街道に出た。
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読んでいただいてありがとうございます。