クズ男、女神様に会う
俺の名前は久住 和男。
俺はずっとヒキニートしてて、半年ぶりにアニメイベントのため外出し、俺は、わくわくしながら、アニメの曲を聴きながら、横断歩道を渡ってるとこで、暴走トラックが俺に向かって突っ込んできた。
アニソンを聴いてたため、トラックが近くなるまで、気が付かなかった。
俺DTだし、これからイベント行きたいし、ライトノベルの続きも気になるし、ゲームもクリアしてないし、まだまだ……まだ死にたくないと強く思ったが、もう回避することも無理、確実に死んだなと思った瞬間、光に包まれ、そのまま意識が遠いのた。
目を覚ますとそこは真っ白な空間だった。
ここは病院?天国?夢?
「やあ!」
と声をかけてきた方を見ると、そこには金髪の髪のツインテールをした裸の美少女の幼女がいた。
なぜ裸なのか、ツッコミを入れたぼうがいいのか…
「君は…」
「アタシは女神様だよ」
「へっ!」
「てか、君、私の裸を見すぎだから」
「す、すみません」
じゃあ、何で裸なんだよ。
「この変態ロリ男が、とりあえず正座しろ」
「は、はい」
本当に、こんな、うさんくさい裸の幼女が女神…
「君、今、変な事考えた?」
俺は、今、女神様の足の裏を顔に押し付けられている。
「あ、あの…女神様」
「興奮するんじゃないよ、変態ロリ男」
足の裏を離された。
「……女神様は、本当に女神様なのでしょうか?」
「どこから、どう見ても女神様だろ」
どこから、どう見ても、見えない…
「あの…女神様…俺は、生き…」
「君は、トラックに跳ねられ、死んだんだ」
やっぱり……。
「君の名前はクズ男だったかな?ゴミ男だったかな?カス男だったかな?ダメ男だったかな?ゲス男だったかな?クサ男だったかな?エロ男だったかな?ヒモ男だったかな?」
「和男だよ!」ツッコミのごとく言った。
クズ男は小学校、中学校のアダ名でクズミ カズオを略されて、クズ男って呼ばれていたが、エロ男は否定しないが、それ以外はひどい名前だ……
「ずっとこの世界で君を見ていたが、小学生の時は、可愛い顔して、女の子にモテていたが、中学生の時は、ヤンキーからイジメられてた同級生を助けて、目をつけられ、それからイジメに合うようになって学校に行かなくなり、部屋はゴミ屋敷で、一日中、美少女ゲームやオンラインゲームやラノベ読んだりアニメ見て過ごし、美少女フィギュアを眺めてニヤニヤしたり、寝る前は携帯でエッチなアニメ動画見て布団の中でもぞもぞしてるし、親から小遣いをもらって、働きもせず、久しぶりに外に出ればトラックに跳ねられ死亡した、ぼっちの童貞キモオタヒキニートのクズ野郎だったよ」
さっきから、ひどい言われようだ……この幼女お尻ペンペンしてやろうかと思ったが…
「そんなクズ人生だったが、君が、死にたくないと強く願い、アタシの気まぐれで君を、ファンタジー世界の異世界に召喚してあげるよ、泣いて喜びたまえ!」
「ほ、本当ですか?異世界に行って、いきなり魔王を倒して、世界を救うとかではないですよね?」
「魔王なんて、居ないよ」
「良かった」
「異世界でハーレム作ってもいいのでしょうか?」
「君はほんとクズ男だよ、これから行く世界は、一夫多妻制だよ」
ケモミミ少女や美少女エルフとかいますか?」
「いっぱいいるよ」
「召喚や転生でよくある、チート能力をくれるのでしょうか?」
「いいだろう、お前みたいもんは、スキルでもなければすぐ死ぬだろう!」
ほんと、この女神様、口悪いな……。
「俺以外に日本から女神様によって異世界召喚した人っていますか?」
「200年前に1人いたよ」
「そう…ですか」
200年前だと、もう生きてないか……。
「サービスで身体強化した体と魔法付与した魔剣と異世界言語理解のスキルと膨大な魔力量とスキル10個つけてあげるよ。スキル10個選びな、よく考えて選んだ方がいいよ」
「ありがとうございます」
すると目の前にウインドウが出てきてスキルがいっぱい並んで表示されている。
魔眼
千里眼
鑑定眼
未来視
体術
剣術
槍術
弓術
鋼術
斧術
鞭術
棒術
鎌術
盾術
投擲術
双剣術
炎魔法
風魔法
土魔法
水魔法
氷魔法
雷魔法
光魔法
闇魔法
…………
…………
…………
こんだけ、あると迷うな……
ためしに魔眼をクリックしてみる。
魔眼 ★★★★★★★★
YES/NOと表示される。
魔眼の説明も載っていた。
「★8個ってのはすごいのでしょうか?」
「★8~10個は超レアスキルだよ」
これはもちろんYESをクリック。
色々と悩んで、三時間後なんとかスキル10個選んだ。
「女神様起きて下さい」
この幼女、大の字で寝ている…
色々とまる見えである。
「長いよクズ男、だからクズ男なんだよ」
「和男です」
「君みたいなもんはクズ男で十分だよ」
やっぱり、この幼女お尻ペンペンしてやろうか…
「さあ、これから早速、君を異世界に召喚するよ、二度目の人生をエンジョイする事を願っている」
「女神様、名前教えて下さい!」
「メルティア!」
「メルティア様ありがとうございます!」
俺の体は光に包まれ、わくわくしながら睡魔に近い感覚で俺はゆっくりと意識を手ばなした。
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