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彼女
・・・着信 玲来
スマホを取るなり着信が鳴った。
「もしもし」
「ねぇ!!!歩!!!今何時だと思ってるの!?」
時計を見ると夕方の17時。
「…17時…だね。」
「そう♪17時正解♪……じゃないよ!今日何の日だと思ってるの!?」
まるで予定など書かれていないスカスカのカレンダーに今日の所だけ《3年記念日》と書かれていた。…やばい
「うぁっ!寝坊しちゃった…でも最近仕事忙しいの玲来も知ってるだろ?」
「そうだよね〜忙しいから仕方ないか☆なんて言わないわ!歩のバカ!もう今日のディナー予約17時半だよ!?どうするの!?」
玲来は昔から時間にはきっちりしていてうるさいし、記念日とゆうものを大切にしないといけない!と、いう強い想いを持っている。仕事のことは理解してくれているけど約束を破るといくら仕事が忙しくても怒る。
「あそこの店遠いからなぁ…今から用意して行っても間に合わないから違う店にしよう。とりあえず今どこにいる?」
「…歩の家のそばの喫茶店。」
「ごめんな。すぐ用意して迎えに行く。」
すぐに準備を終わらせて車に乗り、喫茶店に向かう。雨が少し降ってきた。
喫茶店に着くと、玲来が傘もささずに外で立っていた。すぐに車を降りて駆け寄る。
「ごめん玲…」
…泣いていた。




