第085話 メンザレの前哨戦
朝日が東の空から登り始める。
窓から、ステンドグラスのように複数のガラスを貼り合わせて作られた窓ガラスを通してその光が部屋の中に注ぎ、ユートは目覚めた。
眠いが、もうこれ以上寝れそうもないな、と思って頭をすっきりさせるためにバルコニーへ出る。
東の空の地平線の上に太陽が見える。
恐らくそちらの方にはレビデムがあるはずだが、メンザレからは見えない。
「ユート」
後ろから声を掛けられた。
エリアだった。
「エリアがこの時間当番だっけ?」
「ううん、アーノルドさんよ。出撃の準備もあるから自分がやるって。あたしは今目が覚めただけ」
「そっか。いよいよ戦争だな」
ユートはこれまで数多くの戦いはしてきたし、西方冒険者ギルド事件では何度も人殺しすらしたことがある。
しかし、戦争となるとまた別だった。
自分の判断一つに何千人もの兵士の命と、場合によってはメンザレの住民たちの命までがかかってくる、と思うと西方冒険者ギルド事件の時よりも更にプレッシャーがずしりとのしかかった。
「まああんたなら大丈夫よ!」
エリアは無責任に、楽観的に、そう言った。
「負けてもメンザレの城内まで戻ってくればいいだけのことよ。アーノルドさんの話だと、要するに西方に敵が入られるのが困るだけで、入れないように損害与えればそれでいいんでしょ?」
「まあ、そういう考え方もあるな」
「じゃあ、簡単じゃない。出来るだけ損害与えて、あとは城内に逃げてくればいいわ」
そう言うとエリアはくすりと笑った。
邪気のない笑みであり、ユートはその言葉を聞いてやっと落ち着いた。
朝食もそこそこにアーノルドがやってきた。
「作戦計画は昨日の夜、話した通りです」
つまり、変更なし、ということらしい。
といっても開門と同時にリーガン率いる驃騎兵が突撃して橋頭堡を確保、続いてハルの軽歩兵が戦列を組んで驃騎兵が確保した橋頭堡に展開し、陣形を組んで堂々決戦する、というものだった。
そう難しいものではないが、驃騎兵の突撃に相手が慌てず橋頭堡確保に失敗した場合には戦列を組んだ軽歩兵を押し出すかどうかが鍵となる、と言っていた。
「相手が、西方混成兵団が到着したことに気付いていなければ成功すると思いますけど……」
ユートの言葉にアーノルドも頷く。
「その通りです。そして恐らく気付いてはいないでしょう」
ユートたちが入城した門は西側の門であり、敵軍が展開しているのはメンザレの東に流れる苦難の川の対岸になる。
だから見られてはいないと思うのだが、総督府の官僚の中に混じっていた王子派を拘束したとはいえ、当然それ以外にもタウンシェンド侯爵の息のかかった王子派はいるだろう。
城門が閉じられている今、なかなか連絡をする方法はないと思うが、それでも連絡されていないとも限らない。
さすがに作戦が筒抜けになっている可能性はないと思いたいが、いきなり矢の雨を降らされる可能性もあるのだ。
「では、攻勢発起は〇八〇〇でいきます。兵団長閣下もそれまでには司令部天幕へ」
司令部天幕は既に街の大通り沿いの広場に設置されており、そこが司令部となるらしい。
この庁舎ではダメなのかと思ったが、メンザレはその構造上、東西の門を繋ぐ街道の一部が大通りとなって、南側にある庁舎は少し中心部から外れていて不適とのことだった。
ユートが七時半になって司令部に入るとアーノルドは既に忙しそうに指示を出していた。
「兵団長閣下に、礼!」
ユートを見て従兵長の号令とともに従兵全員、そしてアーノルドを含むそこにいた全員が一礼する。
ユートはそれに同じように一礼すると、一番奥の兵団長の席に座る。
「アーノルドさん、どうですか?」
「はっ! 既に驃騎兵第二大隊は所定位置についております。〇八〇〇の開門と同時に突撃を敢行する予定です」
そう言うとアーノルドは再び細かく指示を出していく。
ユートたちが出撃した後の市門の守り、市壁の担当、そうしたことを細かく詰めておく。
全体の守備の指揮はイエロが執り、アドリアンの冒険者大隊とレオナの斥候小隊が残る。
冒険者の中にはポロロッカの時にエレル防衛戦に参加した者も多いので大きなミスをすることはないだろう。
一方でゲルハルトの餓狼族大隊は第三陣として後詰めをすることになっていた。
これはアーノルドが先の行軍で餓狼族大隊の身体能力の高さを目の当たりにしていたことと、ポロロッカの時のエレル防衛戦の経験値がある冒険者と違って市壁に拠った防衛戦をやったことがない餓狼族大隊を防衛に回しても役に立たない、ということらしい。
時間は刻々と過ぎ、司令部の大きな置き時計が午前八時、つまり攻勢発起の時刻を指す。
がらがらという音とともに市門の扉が開く音がする。
そして、馬蹄の音――続いてどちらのものともわからない蛮声。
「始まりましたな」
アーノルドが短くそう言った。
激しく金属がぶつかる音、勇気を振り絞るための蛮声、痛みに思わず出るつんざくような悲鳴、馬蹄に掛けられたのか鈍い衝突音。
それらが正門からほど近い広場に設けられた司令部天幕の中まで聞こえてきていた。
置き時計は刻々と時間を刻み、あっという間に三〇分以上が経過したが、何も報告はない。
果たして大丈夫なのか、リーガンは無惨に骸を晒していないのか、と心配になってエリアの方を見ると、エリアもまた顔を引きつらせている。
朝にああ言っていたのは自分を励ましてくれるためだったのだな、と思いながらユートは今度はアーノルドの方を見ると、彼はさすが歴戦の勇士――全く動じた様子を見せていなかった。
それを見て少しほっとした気持ちになり、司令部の机に無造作に広げられた地図を、用もないのにじろじろと見る。
それから更に十分が経過した頃だった。
「報告!」
馬蹄の音が聞こえたかと思うと、伝令らしき者が司令部天幕の前でそう怒鳴った。
「入れ!」
すぐに伝令は入ると、一礼をしてユートの方を向き直る。
その鎧はあちこちに返り血がついていて、戦場の血の臭いを発している。
「驃騎兵第二大隊は橋頭堡を確保、至急歩兵を派遣されたしとのことです」
「わかった。アーノルド!」
「はい、直ちにサマセット伯爵領派遣大隊を向かわせます」
アーノルドがそう言うと、すぐに兵団司令部付の伝令をハルの元に走らせる。
数分後には整然とした歩調の音が聞こえてきて、サマセット伯爵領派遣大隊が動き出したのがユートにもわかった。
「兵団長閣下、そろそろ我々も向かいましょう」
「ユート、行くわよ」
アーノルドとエリアに促されて、司令部天幕を出る。
それに気付いたゲルハルトが駆け寄ってくる。
「ユート、いよいよオレらの出番なんか?」
「ああ、橋頭堡確保したらしいし、後詰めに行くぞ」
ゲルハルトはすぐに獣人たちに矢継ぎ早に命じて動き始める。
そして、すぐにユートたちとともに、市門を出て橋頭堡に向かった。
橋頭堡は地獄絵図だった。
あちらこちらで軍馬や兵士が倒れ、呻き声が上がっている中を、軽歩兵たちが防衛線を築くために戦列を作っている。
「兵団長閣下!」
兵を纏めていたらしいリーガンが駆け寄ってくる。
「驃騎兵第二大隊、戦死三七名、負傷者六五名、うち後送を要する負傷者二一名です」
すぐにエリアが帳面にそれを書き付ける。
元々はアーノルドの仕事だったのだが、アーノルドのやることが多すぎたので死傷者や物資の管理はエリアに任されているのだ。
「で、後送は済んだの?」
「はい、先ほど後送して野戦救護所で治療を受けさせています。薬師の方曰く、恐らく死ぬ者はいないだろうとのことです」
西門の市壁塔には野戦救護所が設置してあり、人体の構造や薬物に詳しい薬師と、火治癒か水治癒を使える魔法使いを配置していた。
この魔法使いも薬師も軍の人間ではなく冒険者であり、攻撃魔法で戦うより治療に当たってもらった方が西方混成兵団全体を維持できると判断して別枠で数えていた。
ちなみにユートも水治癒はアナに教えてもらって覚えているからもし後送されていなければ治療しようと思ったのだが、その必要がなくてほっとしていた。
いくら魔法で治りやすくなるとはいえ、大きな怪我だと薬師のように専門的に診れる者がいないと怖くて治療なんか出来やしない。
「敵が下がって再編しておりますな」
アーノルドが指差すと、確かに今まで苦難の川にかかる橋を封鎖するように配置していた敵軍が動いている。
「一当てやるつもりでしょう」
「ならば、好都合ですな!」
リーガンが勇ましく笑うと、すぐに自分の部隊へと戻ろうとする。
「待たれよ。リーガン殿は騎兵を率いて機動防御、軽歩兵が戦列を維持するように戦って欲しいのだ」
「アーノルド殿、なぜそんなまだるっこしいことを……損害覚悟で突っ切る方がよっぽど手っ取り早いではありませんか?」
「勝つことだけが目的ではない。補充の利かん騎兵の損害を抑えんと、この前哨戦に勝てたとしても続いてくるはずのクリフォード侯爵の本隊相手に騎兵がおらんことになる」
西方混成兵団の騎兵はリーガンの騎兵だけ、北方軍も二個大隊を持つだけであり、もしリーガンの大隊が壊滅すればそれだけで王女派は騎兵戦力の三分の一を失うことになってしまうのだ。
「最悪の場合、軽歩兵には騎兵を生かすための贄となってもらう」
大を生かすために小を殺す。
わかってはいるが、なかなかに厳しい決断だ。
今はアーノルドがユートのかわりにその決断をしてくれているが、本来ならば指揮官としてその決断を下さないといけないのはユートだったはずだ。
「出来るだけ、損害を抑えて勝ちましょう。上流の渡河点を突破されずにいれば、引き分けでも我々の勝ちなんですから」
「ですな」
「わかりました。では後方にあって軽歩兵の戦列の間を機動防御しましょう」
そうしているうちにハルが軽歩兵の戦列を複合的に組み合わせていく。
本来ならば守備を堅くしたい時は歩兵を密集させた密集方陣を組むのだが、残念ながらたった六〇〇人の軽歩兵ではそうした歩兵方陣を組むには足りず、二列の横陣を組み合わせて防御ラインを形成するのが精一杯だった。
そして各横陣の間を破られないようにリーガンの驃騎兵が配置されている。
ゲルハルトの餓狼族大隊は戦列を作ることに慣れていないらしく、司令部付という形でユートたちの傍にいて、弓を射つつ、もし撤退することになった時の殿と、勝って追撃する時の追撃部隊とすることになった。
「オレら、全然役立ってへんなぁ……」
所在なげにしていたゲルハルトがぽつりと呟く。
すでに両軍は睨み合っている中、のんきなことだな、と思ったが、その声色は真剣だった。
確かに冒険者大隊がポロロッカの時の経験を活かしてメンザレ防衛に当たり、サマセット伯爵領派遣大隊や驃騎兵第二大隊は普段通りに戦っている中、餓狼族大隊だけは戦列戦が出来ないために野戦でも役に立たず、市壁に拠った戦いも出来ないために防衛線でも役に立っていない。
そのことを気にしているのだろう。
「まあこれから腕見せてくれればいいさ」
「頼むで。見せ場作ってくれよ」
力なさげにゲルハルトが笑った時、不意に蛮声があがった。
ときの声、とでも言えばいいのか。
こちらもまたハルの号令一下、蛮声を張り上げる。
「怖いんやな」
ゲルハルトはそのときの声に冷たい視線を送りながら、声を張り上げる兵士たちの心情を代弁した。
そうしているうちに向こうの戦列が動いた。
ハルもまたそれに合わせて戦列を巧みに前進させていき、それに追従するように、そして動きが乱れて穴になりそうになったところをリーガンの驃騎兵が巧みに埋めていく。
「アーノルドさん、そろそろ弓兵に射たせますよ?」
「ええ、ちょうどいい頃合いです。お願いします」
ユートはそう言うと、餓狼族大隊に大声で命じる。
「弓を射ろ! 一人でも多く射ち倒せ!」
ユートの命令に従ってゲルハルトの部下のうち、弓が上手い者が次々と矢を放つ。
向こうからも応射。
「射ち方やめっ! 風盾!」
ユートは叫ぶと同時に風盾を展開する。
物理攻撃には滅法弱い風盾だが、こと弓矢相手にはなかなか有効な防御手段となっている。
アナに習っておいてよかった、と思いつつ、でも味方全域をカバーするような大規模な風盾を構築すればあっという間に魔力が尽きてしまうだろうから餓狼族大隊と一部の騎兵たちの範囲だけしか守れないことに苛立ちを覚えた。
ハルの歩兵は射すくめられながら恐れることなく前進し、風盾による防御がなかったことから恐らくハルの歩兵よりも大きな被害を受けたであろう敵の歩兵もまた同じように前進していく。
お互いの歩兵がじりじりと進み、そして、激突しようとした時、再び蛮声があがった。
迫り来る死に対する恐怖を打ち消すための、本能の叫び――それがあがったのだ。
そして、歩兵が激突し、激しい金属音が耳に突き刺さる。
「ちょっと見づらいな……馬に乗ろうか」
ユートがなんとはなしに言うと、すぐに従兵が兵団長用の馬を引いてきてくれる。
馬上の人となって、ようやく戦場の風景が一望できた。
「押していますな」
同じように馬に乗ったアーノルドが少し背伸びをするようにして確認し、そう結論付ける。
確かにユートの目にもハルの歩兵たちがじりじりと押し込んでいっているのがわかった。
「騎兵に迂回突撃させましょうか? もしかすると崩せるかもしれません」
「崩れなかったら?」
「騎兵同士の殴り合いならいいですが、相手の予備選力に食い止められたら、相手の騎兵を自由にさせてしまいますな」
「ならやめておきましょう」
損害を出すのが怖い、ということだ。
ユートがそう言った時、歩兵たちから叫び声があがった。
それはさっきまでの恐怖を打ち消すための蛮声ではなく、恐怖を覚えたがゆえの悲鳴だった。
「敵の騎兵が出てきましたな。あの戦旗は南方軍驃騎兵第七大隊――ただ数は定数よりは少ないようです」
「騎兵を出しますか?」
「それがよいかと」
すぐに伝令が走り、リーガンが喜び勇んで突撃していくのが見える。
敵の左翼側、こちらの右翼側でリーガンの驃騎兵大隊と敵の驃騎兵大隊がねじり合いを始めるが、数に勝る味方騎兵の方がやや優勢に戦いを進めているように見えた。
「ゲルハルト、もうちょっと詰めよう」
「はいよ」
リーガンたちが突撃したお陰でぽっかりと空いたハルの軽歩兵との間のスペースを埋めるように餓狼族大隊が前進する。
そうしているうちに向こうの歩兵がじりじりと下がっていき、別の歩兵と入れ替わっていくのが見える。
「アーノルドさん、向こうは歩兵を出してきていませんか?」
「ええ、あれは新手ですな。見事な入れ替えをしてきましたな」
「ユート、今なら側面を衝けるんちゃうか?」
ゲルハルトが槍の鞘を払いながらそう言ってくる。
その槍は先端の穂先以外にも途中からまるで枝が生えたように小さく鋭利な切っ先のついている不思議な槍だった。
「これは狼筅というてな。オレら餓狼族がよく使う槍なんや」
ゲルハルトはそう言いながら獰猛な笑みを浮かべて突撃させろと訴えてくる。
「さすがに全部は無理だな」
「半分だけ、オレが率いて迂回して側面を衝くわ。残りはユート、お前に預ける」
ちらりとアーノルドの方を見ると、アーノルドも頷く。
「わかった。しっかり崩して来いよ」
「ああ」
ゲルハルトは餓狼族大隊の方を向き直った。
「お前ら、今から突撃するで! 後ろ半分はユートの指示に従えや! 行くぞ!」
ゲルハルトが端的な命令を発すると、餓狼族の面々は頷くだけで、無言で飛び出して行った。
「あれは、恐ろしいですな」
「そうなんですか?」
「戦場において大声を上げるのは恐怖心を紛らわせるためです。しかし、あの雷神はそんなことで気を紛らわせずとも部下を死地に飛び込ませるカリスマがあるようです」
アーノルドの評価は当たっていた。
餓狼族大隊はそのまま一丸となって敵の右翼を突撃すると、そこを軽々と食い破っていく。
恐らくその先には弓兵と先ほど第二陣の歩兵と入れ替わって下がったばかりで統制も取れていない歩兵しかいなかったのだろう。
敵の後方が完全に混乱しきると、最前線で戦い、圧迫されていた敵の歩兵たちの精神力が持たなかったらしい。
一人逃げ、二人逃げ、ばらばらと崩れていく。
それを見てこちらの右翼で戦っていた騎兵も戦いを切り上げて引き上げていく。
こちらは潰走には至らず、巧みのリーガンの騎兵をあしらいつつ、ハルの歩兵と敵の歩兵の間に潜り込んで殿まで務めて引き上げていった。
南方軍驃騎兵第七大隊のお陰でユートたちは追撃のタイミングを掴めないままに矛を収めざるを得なくなる。
「さすが南方騎兵ですな」
「強いんですか?」
「ええ、南方騎兵は強いです。王国軍では南方騎兵、西方強兵、北方皆兵といいましてな。南方は騎兵が強く、西方はいつも魔物と戦っているから兵の経験が豊富で、北方は屯田制を強いているので全ての領民が戦うことが出来る、というくらい有名な話です」
残った東部はどうなんだろう、と思うが、そんな疑問を出す間もなく、リーガンが、ハルが、ゲルハルトが、みんな笑顔で戻ってくる。
「やりましたな!」
「これで上流の渡河点より後方に回られる心配はなくなりました。後はウェルズリー伯爵の到着を待つだけです」
「今回の一番手柄がうちの部隊やろ!」
みんな口々に、明るい顔でそんなことを言い合う。
損害を集計しても死傷者は二〇〇人ほどに収まっていたし、前哨戦は王女派の勝利、と言っていいだろうと思った。
その夜はささやかながらも戦勝を祝う宴をして、そして堅く門を閉ざして眠った。
ユートはほとんど動いていないにも関わらず、庁舎の兵団長私室となっている部屋のベッドに潜り込むと、一気に睡魔に襲われた。
精神的に疲労していたらしく、朝まで熟睡し、朝からはまた警戒を厳にしつつウェルズリー伯爵の本隊を待つ時間を過ごすことになった。
――そして三日後、ウェルズリー伯爵レイモンド率いる味方の本隊と、そしクリフォード侯爵ジャスティン率いる敵の本隊が、期せずして同日に到着した。
今週は週末に間話を更新します。
明日か明後日か決めていませんが、2話か3話になる予定です。
[2015/08/01 18:50追記]
http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/429141/blogkey/1207561/
にも書きました通り、間話については08/02以降の投稿となります。
大変申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願い致します。