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日常の章  作者: しば
11/13

到着

(14)


「大丈夫だと思うけど、夕飯いらないって家に連絡忘れてねぇよな?」

「大丈夫です」

「既にメールを送ってある」

「あ。忘れてたわ」

章の問いかけに、愛一人が違う反応を示した。

「バカ、早く連絡しろ!」

「どうして?焼肉を食べてから、夕食も食べればいいじゃない」

「パンが無ければ、みたいな言い方すんなよ。お前はかの王妃さまか」

あまりの淀みなさに、一瞬納得しかけてしまった。

「お前そのうち空気とか食べ出しそうだよな」

「そうね。いつか食べられるようになりたいと思っているわ」

「本気ですか⁉︎」

端で聞いている堅固としては、食べるよりも前に読めるようになって欲しいところだったが。デパートを出てからずっと歩みを進めていた章達は、焼肉屋を通りの左手に確認した。

「まぁ、本人が良いって言ってるからいいか。んじゃ、入ろうか」

香ばしい熱気に包まれながら、四人は店の奥へと進んだ。


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