2.出会い
人間!?なぜこんな所に…
うん?此奴の手から今まで嗅いだことのない なんと美味そうな匂いを醸し出す物に目を奪われた。
ジュルル…よだれが止まらぬ
数百年ぶりの食べ物を前に理性はぶっ飛び、夢中で齧りついた
うぅぅぅまぁぁぁいいいいい!!!!
なんじゃこれは!?こんな食い物妾は知らぬ
うん?なんじゃこの銀色の……
檸檬?これは檸檬じゃ!檸檬の絵じゃ!
ジュルル…これもか美味そうだが……
うん!?
うぅん……頭痛い………………あれ?
俺のフライドチキンは!?
陽が目を覚ました。見知らぬ場所に居るといいうのに、頭の中はフライドチキン一色のようだ…
陽は当たりを見渡し、最初に目に飛び込んできたのは、真っ黒な【球体】だ…
【目を覚ましたか…人間】
!?誰だ?どこにいる!!
【ここじゃ】
コツン!?痛っっ!!
何かに頭を小突かれた……目を開けると
ピンポン玉サイズの球体が、フライドチキン
を喰っていた…………
おぉぉぉぉい!!!!!!
俺のフライドチキンンンンンンンン(# ゜Д゜)
【もぐもぐ…フライドチキンというのか】
【おかわりを所望する】
チキンチキンチキンチキンチキンチキンチキン
チキンチキンチキンチキンチキンチキンチキン
チキンチキンチキンチキンチキンチキンチキン
俺の…フライドチキン!!!!!!!!!!!
【なんじゃ!?このオーラは!?】
爆発てきに舞い上がった漆黒のオーラが徐々に陽の左側の額に集まり真っ黒な真円とそれを囲む
黒炎が現れ「黒い太陽」の形へとオーラは形を変えた…………
【あの紋様は!?なぜじゃ!!!!】
ありえぬ!!なぜ妾と同じ黒い太陽の紋様が………
まさか御主なのか!?妾の救世主は……
この時アルシエルは子供のように泣きじゃくっていた
ふと我にかえると自分の体に異変を感じた
まさか!?遂に妾の体が!!!!!!
【遂に遂に…長かった 女神族よ…】
皆殺しじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
目を開け、当たりを見渡し妾は再び涙を流した
ピンポン玉サイズの球体であったアルシエルは
大きくなっていた…そうサッカーボールほどに