短編 6 猫サンダー
これは……何か降りてきたのです。ピシャーンとね。そして書いてみたらこうなった。なんでこうなった?
猫さんだー。
あそこにいるのは猫さんだー。
とりあえず触ってみよー。
とりあえず撫でてみよー。
だって猫さん可愛いしー。
だって猫さんモフモフだしー。
猫さん、猫さん。触らしてー。
猫さん、猫さん。モフらせてー。
「あぁん? 俺に気安く触るんじゃねぇよ」
猫さん、猫さん。実は雄なの?
猫さん、猫さん。ハードボイルド。
でもでもやっぱり触っちゃうー。
でもでもやっぱりモフっちゃうー。
バチッ!
猫さん、猫さん。静電気ー。
猫さん、猫さん。毛が立った。
「触んなっつったろうが!」
猫さん、猫さん、超激怒ー。
猫さん、猫さん、おこりんぼー。
背中のおけけが、立っているー。
背中のおけけが、荒ぶってるー。
長い尻尾がぽっふぽふー。
長い尻尾がぼわんぼわーん。
でもでも猫さんまだ撫でたーい。
でもでも猫さんちょっと怖ーい。
猫さん、猫さん。どうしよう。
猫さん、猫さん。どうされたい?
「どっか行けや」
猫さん、猫さん。ツンデレだー。
猫さん、猫さん。触っちゃえー。
バチッ!
猫さん、猫さん。静電気ー。
猫さん、猫さん。エレキテルー。
すごいよ猫さん、サンダーだ。
すごいよ猫さん、しびれるねー。
猫さん、猫さん。逃げてった。
猫さん、猫さん。猛ダッシュ。
あー。猫さん逃げてった。
あー。猫さん消えてった。
今回の感想。
詩になるのかな。声に出して読みたい文。それを目指しました。猫サンダー! びびびびびー!