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7. 振り返り【衣川さん視点】 Ⅱ

すこし間隔が空いてしまい、申し訳ありません。


言い訳は後書きに書き連ねられていますので、よろしければお読み下さい。結構おもしろく書いてあるんじゃないかなぁ…?


今回も衣川さん主観のお話です。


※投稿頻度について若干改定しました。投稿時刻を13:00から19:00に変更しました。詳しくは、あらすじの下部をご覧下さい。

 私はシャキッと手を挙げた。


「確かに、衣川さんなら安心ですね……もうひとり志願者はいませんか? 定員2名ですから、あとひとり分空き枠があります」


 私は少しだけ後方へと目線を流し、芳川くんの様子を確認する。

(よし、まだ寝てる……!)

 視線を前に戻そうとすると、香里がコッチを向いて私を応援する仕草が目に入った。私は、香里に『応援、受け取りました…!!』と合図するようにコクンと頷き、軽く深呼吸をする。


(よし!)


「先生、宜しいでしょうか…?」

「どうしました?」

「えっと、芳川さんも研修旅行実行委員に立候補するようで ……というのは先日、衣川さんも一緒にやらないかと、お誘いを受けまして… 自分は恐らく月曜一限は居眠りしているだろうから、自分の分も立候補しておいてくれないか……とのことでした。ですので、もう一枠には芳川さんが入るというのはダメでしょうか…?」(よし、取り敢えず咬まずに…)


 クラスはザワつき始め、クラス中の視線が私と芳川くんを往復する。クラスメイトの顔は、『外部生の芳川って、衣川さんと仲良かったっけ? そもそも自己紹介以降、喋ったのを見たことがない…』とでも言うように、目を丸くしてよく解らないと訴えている。


(さすがに、突飛なこと言い過ぎたかしら……)


「おっ、おう」先生も面食らって、丁寧語がデフォルトの先生らしくない口調が溢れる。

「別に構いませんが… えっと、念のため芳川を起こしてくれませんか?」


 芳川くんの隣の席に座る樋口さんに、そうお願いする。すると、樋口さんは「はーい」と気怠げな声を上げ、隣の芳川くんをゆすり起こそうとする。


(待って! 芳川くんが起きてしまったら、すべての計画がパア…!! どうしよう……誰か助けて!!)


 なぜだかわからないが、無意識のうちに視線を香里の方に流す。その視線は迷子になった赤子のように見えたかもしれない。

 香里なら私のSOSを受け取ってくれる気がした。香里なら窮地に追い込まれた私を救ってくれる気がした。


 香里は任せとけ! とでも言うように私に向けてウインクをして、ガタンと音を立て立ち上がった。すると、クラス中の視線は香里に一点集中した。私に向けられていた視線も芳川くんに向けられていた視線も、すべて香里が吸収した。そんな結果を見ると、香里はわざと大きな音を立て、立ち上がったのだろうとも思えてくる。

(いや、策士な香里なら間違いない…!)


 香里は舌を出して嗜虐的な笑みを浮かべ、頭をポリポリと掻いたかと思うと、

「あっ、あのさ……そうそう、芳川を起こすのは止めた方がいかも。……アイツ、こないだ昼休みに寝てる時に起こしたら、めっちゃ機嫌悪くてさ……あたしに仏頂面で睨み返してきたから、起こさない方がいいかなぁって…… ほら…でも、あの結葵…じゃなくて、衣川が言ってるんだからさ、芳川に言質取る必要もないッショ…!」

「……齋川がそう言うなら、芳川を無理に起こさなくても構いませんが…… では、後で授業中に居眠りするなと、芳川を叱ることにしましょうか。芳川が休み時間中に起きたら、昼休みに職員室に来るように伝えて置いてください……しっかり絞るから覚悟しておけと私が言っていたと、芳川を脅しておいてくれると助かります。私も、研修旅行実行委員は仕事量が多いから浮かれるなよと、たっぷり脅しておくことにしましょうかね」


 と、先生は相変わらず真面目な顔をして冗談を交えることで、クラスの雰囲気を柔らかにまとめ上げ、次の委員へと移ろうとした。


(ふう……助かったぁ。でも案外、あっさり引いてくれた…どうしてだろう…? 少し含みのある笑みを浮かべていたような……って私の気のせいか。まぁ、とにかく上手く乗り切れてよかった。香里にはホントに感謝しないと…!)


 もう一度香里の方へ視線を戻すと、香里は手を胸に当て肩を上下させることで、私に緊張したことを伝えてきた。私はホントにありがとうと香里に伝えるために、手を重ね額に付け、頭を軽く上下させる。それに反応した香里は、私ってさすがでしょとアピールするように、胸を張りながら手で叩く。


 と、席が離れた私と香里との間でジェスチャー交換が済んだ頃には、クラスの話題は件のお調子者、香川が清掃委員になれるかどうかで盛り上がっていた。清掃委員は例年の活動機会や仕事量から推測すると、比較的楽な役職であると定評があるようで、主に男子の人気が高いと見える。じゃんけんをして勝ち残った2人が清掃委員になるという流れになったようで、香川くん含め男子陣は闘志を漲らせていた。


 すでに希望通り、芳川くんと2人で研修旅行実行委員になれた私からすると、清掃委員に誰がなろうと甚だどうでもいいことで、あとは、香里が希望通り体育科委員になれるかどうかが気掛かりなだけ。あれだけ応援してくれて、しかも私の窮地を臨機応変な対応で救ってくれた香里が、希望通りの委員になれるようにと祈るのは当たり前。だけあれだけ応援して貰って、香里のことは応援しないなんてことはあり得ない。私の主義……というか社会道徳に反する。私の応援で結果が変わるかと言われたら、そんなことはないのかも知れないけれど、できることなら何でもしてあげたい。


 とは言え、私が本当に芳川くんと2人で研修旅行実行委員になれたことにイマイチ実感が湧かないからか、どうもそわそわしてしまう。香里の応援どころではない心境だ。しかも、先生がちょうど『研修旅行実行委員』の文字に被さるように立っているものだから、私の名前と一緒に芳川くんの名前もあるのか心配になってくる。

 恐らく、私の名前の横に『芳川』と書かれているのだとは思うけれど、自分の目で確かめるまでは確実だとは言えない。自分の目で確認さえすれば、私と芳川くん2人で研修旅行実行委員になれた実感が湧いてくるに違いない。


 そう頭の中で整理を付けた私は、頭を左右に動かして角度を微調整することで、確かめようとする。少し変な動きになっていたかもしれない、とは思ったものの、『どうせみんなは清掃委員決めに気を取られているのだから』と少し前の弱気な私では決してしないような理由付けで、私の奇行を大胆に正当化した。

 しかし、私の角度からだと、『研修旅行実行委員』の項目は先生の影に丸隠れしているせいで、ちょっとやそっと先生が動いただけでは、見えそうにもない。焦れったい気持ちを押し堪えつつ少し粘ってみると、先生は教卓の前から右へとズレ、先生の背中に隠れていた部分の黒板が完全に見えるようになった。


(やった…!! ちゃんと書いてある! 『衣川』の横に『芳川』ってちゃんと書いてある…! ウフフ……なんだか、相合い傘みたい。そんな風に思うほど、私はメルヘン少女だったかしら…?)


 ようやく実感が湧いて、ついでにメルヘン少女化した私は、香里が希望通り体育科委員になれるかどうかに注力することができるようになった。


 体育科委員は少し競合があったけれど、じゃんけんに勝った香里は無事、体育科委員になることができた。

(私が応援したのだから当然よね……って思うのは傲慢かしら。でも、あれだけ私のために奔走してくれたのだから、香里も希望通りになって貰わないと困るもの)


 授業後。

 クラス中は、希望通りの委員になれた者、絶対になりたくない委員になってしまった者が各々、周囲の人を感想を交している。

 芳川くんの方へ視線をやると、授業の終わりを告げる鐘に起こされたのか、隈の浮いた両眼を擦る芳川くんが周囲の生徒から詰問されていた。本人としては、何が起こっているのか分からない様子で、まだ夢の続きなのではないかと疑っているようにも見えた。


(でも、決まってしまったものは変えられないからね。無理遣りにでも決めてしまった者勝ちなのよ…! って、なんだか小悪魔的発想になってない?)


(あのままだと、芳川くんは私と研修旅行実行委員になれたことを理解していないようだから、後で説明しておかないと…… でも、その前に香里よ、香里! 今回の作戦のMVPだもの! 作戦と言っても、ほとんど私の暴走に近いけれど、上手く丸めてくれた香里はさすがだわ)


 少しは強気になれたかしら……そんなことを思いながら、香里に感謝を伝えようと、彼女の席に向かった。

 『学園の才媛』だか知らないけれど、私に畏怖を抱く生徒は多いようで、大抵の生徒は私に対して敬語で接してくる。だから、ほら今も。『あっ、すみません衣川さん…! すぐにどきますからッ!!』ってすごい畏まった様子で、私の進路を開けてくれる。他の人には私が異形か怪物かのどちらかに見えているのかしら? と思わず頭を傾げてしまいそうだけれど、クラスメイトが私に与えてくれた『高嶺の優等生』という称号を守るように、私は『…どうもありがとう』と、少しツーンとした雰囲気を重ねながら、感謝の意を述べる。


(そんなに私って恐いかしら…? 私っていっつも仏頂面かしら…? 高嶺の花子さんだけにはなりたくなかったのに……でも、そんな私に対していつも砕けた調子で接してくれるのが、香里。香里はこんな私にも分け隔てなく接してくれる…… そんな香里に心を込めてありがとうを言わなくちゃね…!)


 私はクラスのみんなが抱いているような優等生でも、高嶺の花でもない。いつしか『高嶺の優等生』の称号を守ろうと必死になるあまり、私は疲れてしまった。そんな時に、そんな素を見せてしまった私に失望せずに寄り添ってくれたのが、香里だった。香里は私が吐き出すコトを批判せずに、うんうんと優しく耳を傾けてくれた。


 でも、疲れた私に寄り添ってくれたのは、香里が一人目じゃない。



 小学校時代私は虐められていた。

 虐められていた理由は、「お前の名前『ユウキ』は男の子っぽいくせに、弱虫だ。その名前に偽りありの、意気地なしだ」という詰まらない理由。特に男の子はこぞって私を虐めた。体育の授業では、私にとてもじゃないけれど無理なプレーを仕掛けてきて、私が失敗すると『意気地なし』だと責め立てた。国語の授業では、音読の声の大きさが小さいと野次って、私を『臆病者』だと罵った。当時の私は、自分に対して全く自信がなかった。虐められるようになる前から弱気だった私は、その隙を突かれて虐められるようになると、ますます弱虫になった。


 当時、同じクラスに『ミズキ』という名前の男の子がいた。彼も私と同じ理由ようなで虐められていた。「男のくせに女の子みたいな名前しやがって! 大人しく女子とおままごとでもしてろよ」と。でも、私とは彼は違った。彼は私と違って強気だった。そんないじめをすぐにはね除けて、彼は孤高に立ち振る舞った。当然、男の子は彼を遊びに誘わない訳だから、彼はいつもひとり。いつしかその孤高を楽しむように、読書を趣味にするようになった。休み時間になるとすぐに鞄から本を取り出して、それを食い入るように読んでいた。それは、彼の方から外部をシャットアウトしているように見えた。


(この時の彼は認識はしていたけれど、同じいじめの被害者っていうことで同情が湧く…なんてこともなかったし……そんな彼が、私にとってのヒーローだったとは…ね…)


 すると、彼が虐められることに抵抗を示さないばかりか、全く気にも留めない様子であったことを詰まらなく感じたのか、彼に対するいじめから撤退し、いじめっ子集団は私に対するいじめを強めた。口頭での誹謗中傷が主だった私に対するいじめは、学年が上がるごとに陰湿さが増し、画鋲が上履きに仕込まれていたり、下駄箱に誹謗を綴った手紙が何通も押し込まれていたりと、舞台を教室から遠ざけ、先生の監視を振り切る方向になっていった。

 いじめっ子は私が弱気であることを逆手にとって、絶対に先生に告げ口される心配がないと確信し、陰湿ないじめを加速させていった。友人らしい友人がいなかった私は、当然誰かに頼ることもできなかった。シングルマザーの母親には絶対に頼りたくなかった。大事なお母さんが私のせいで困ってしまうのは、絶対に避けたかった。私はますます内向的になり、虐められる毎日をいつの間にか当たり前だと思い込むようになって、ますますストレスや疲労を溜めていった。


 ストレスと疲労で弾けそうになってしまったある日、ミズキくんという男の子は、私に手を差し伸べてくれた。クラスの大半が私に対するいじめを見て見ぬフリする中、彼だけが声を掛けてくれた。


「大丈夫か…… 辛いことがあったら相談に乗るからさ……まぁ、俺も境遇が似てるっちゃ似てるしよォ…」


 差し伸べてくれた手に縋るように、今まで溜め込んでいた辛い気持ちを涙に変えて吐き出した。

 彼は私からあれやこれやと聞き出すことなく、私の尋常ではない涙を見て察することがあったのか、黙って私の泣き崩れる体を抱きしめてくれた。


 さすがに遅すぎるヒーローの登場だったかもしれないけれど、そんなことは関係なく、当時の私には彼が本物のヒーローに見えた。いつも赤いTシャツばかり着ていた彼は、本物のヒーローだった。


 だって、真っ赤な色は主人公の色なのだから。


 当時観ていたアニメの影響もあって、赤い洋服をまとった彼は私にとっての主人公となり、私だけの正義のヒーローになった。


「でも、これだけは教えといてやる……俺は、強気だったから、アイツらを撃退できたんだ。だから、お前も強気になれば、ヤツらなんて敵じゃねェ…!!」


 そう彼は私に教えてくれた。

 私は彼の語る根性論にも近いアイデアをポカンとした表情で聞いていたのだろう。彼は『今は分からなくても、強気でいることはぜってェ強みになる! 強気でいることを忘れなければ、それでいいんだ!!』と付け加えた。

 『強気』という言葉しか印象に残らなかったけれど、彼の言葉は弱気な私には驚くほど響いた。


 言葉の響きに浸っていると、彼はいつの間にか目の前から姿を消し、私が急いで教室を飛び出しても、廊下は薄気味悪く無人の寂寞を返すだけだった。


(明日は、私から彼にもう少し聞いてみよう…! どうやったら強気になれるのかしら? 肝心なことを教えてくれないヒーローさんね…)


 いつもより明らかに上向きな調子で歩みを進め、暖かいご飯と優しいお母さんが待つお家に帰った。


 しかし、別れは早かった。

 彼が私を勇気の言葉で包んでくれた翌日―――


 帰りのホームルームにて、


「芳川くんは、ご家族の都合で転校することになりました。最後はみんなで暖かく見送ってあげましょう」


 彼は黒板の前に立って相変わらず詰まらなさそうにしながら、先生の促すように軽く会釈した。誰かに対して目線を向ける訳でもなく、焦点の合わない目をしていた。


(相談に乗る…なんて言ってくれたけど……これじゃあもう、相談できないじゃない……)


 クラスメイトは彼と親しくする者がほとんどいないせいで、格好だけを取り繕うように、『また、遊ぼうね』『向こうに行っても私たちのことを忘れないでね』などと平凡な言葉を並べるだけで、表情とその言葉が異常なまでに乖離していた。

 クラスメイトの彼に対する認識は、『あっ、そんな人いたね』というもので、別に感涙の情などありはしなかった。かつて彼を虐めていたいじめっ子たちは、どこか決まり悪いのか目線を黒板にすら向けていない。


 クラス中を見渡しても、目に涙を浮かべていたのは、私だけだった。


 とはいえ、前の日に彼に声を掛けられなかったら、私も多くのクラスメイトと同様に、形式的なお別れをしていたに違いない。

 しかし、昨日一日を経たことで、彼は一瞬にして私にとっての正義のヒーローになった。


(もう……これじゃ…  そもそも登場するのが遅すぎるよ…ミズキくん……  全然お話できなかった……)


 しかし、遅すぎたヒーローは風が吹くが如く、一瞬にして去って行ってしまった。


 私は彼の言っていたことを必死に思い出した。


 机の中のメモ帳を取り出して、彼の言っていたことを忘れないうちに書き留めようとする。そして、メモ帳を開くと、はらりと1枚の小さな紙切れが舞うようにして落ちた。その紙切れはガムの包み紙のようで、裏側が銀色をしていた。


 その紙には、熱意の感じられる少し汚い字で『強気で』の三文字。


 目を凝らすと、その紙切れの右下に『ミズキ』と殴り書きで小さく記されていた。


(ミズキくんが残してくれた『強気』の合言葉。私も、今日から少しだけ強気に振る舞うことにしようかしら……  すぐにうまく行くか分からないし、ミズキくんが導いてくれはしないけれど…私のヒーローが授けてくれた『強気』の合言葉は魔法の言葉に違いないんだから…ッ! 強気、強気ッって念じるだけで、どこからか勇気が湧いてくる…!)


(よし、私、今日から少しずつ強気になることにするッ!!)


 

 そして、ミズキくんが転校して行ったその日から、私は少しずつ変わって行った。




 その延長に今の私があることに浸りながら、唐突に古いエピソードを思い出した私は、香里にそんな話でもしてみようか、と思うのだった。

えっと、投稿が遅れたことに対する言い訳をしていきたいと思います。


まず、1つ目の理由は、クリスマス期間は彼女が私を離してくれませんでした。その彼女の名前は『課題ちゃん』と言うんですね。変わった名前でしょ。私もつい先日、その正体を知りました。それでもって、賞味期限が迫っているというものですから、もう大慌てな訳です。どうやら、その彼女はかなりの束縛系彼女だったようで、なかなか私に小説を書く時間を与えてはくれませんでした。つまり、束縛系彼女は気を付けろってことをサンタさんが教えてくれたんですね。ありがとうございます。お陰でクリぼっちにならずに済みました。


はい、第二の理由は、彼女の目を掻い潜って執筆した小説なのですが、何者かの手によってそのデータが吹き飛ばされました。恐らく、小説を書いている間、彼女のことを十分に構ってあげなかったことが原因だったからだと推測されます。彼女も浮気を勘付くところがあって、私の小説のデータを抹殺したのでしょうかねぇ? 『私だけを見てよ、ねぇ…!! 小説(浮気相手)なんかよりも、私の方が魅力的でしょう…?』ってな具合でしょうか。データが飛んだ件について真面目にお話しすると、通信環境の悪い場所で執筆していたせいで、うまく保存ができていなかったようです。悲しみ。


そのせいと言っては難ですが、初稿(吹っ飛ぶ前のデータ)では、今話で衣川視点の振り返りシーンが終わっていたのですが、いざ書き直してみるとすっごく内容が膨れました。そう、すっごく延びちゃったの(幼児退行)。てな訳で、次話も衣川さん視点の振り返りシーンが続きます。恐らく、次々話でも続きます。(今話では尻切れトンボな感じで終わってしまい申し訳ないです。字数の都合上、この辺りで切ることにしました)


それと、衣川さんと芳川の出会いのシーンがありましたが、そのうち芳川視点でより詳しく書くつもりです。

宣言通り、少しずつ2人の過去が明らかになって行っていることと思います。小出しで2人の過去については語っていく(語らせていく)つもりですので、よろぴくお願いします。回収し切れていない伏線はその内回収されるんじゃないかなぁ、忘れているかもしれませんが。


長々と後書きを書いてしまいました。すみません。

今回は最初から最後まで謝り続けているような気もしますが、これが涼鹿スタイルです。

あとで読み返して恥ずかしくなること必至なことは分かっていますが、深夜でもないのに(18:18 now)深夜テンションのようなノリでお送りしました。以上、涼鹿でした。

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