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1-6. 幽谷鳴斗は振り返りたくない・2

「魔王アヴラ・マジェスタ!!此処で貴様の野望も終わりだ!!」


 禍々しい瘴気が立ち込める暗い部屋で、誰かが叫んだ。その誰かは暗く歪んだ輝きに満ちたこの部屋の中で、唯一真っ白な輝きを放つ剣を掲げ、部屋の奥へとそれを向ける。


「ほざけ人間が!!勇者とてたかが人間、此処で滅ぼしてくれる!!」


 部屋の奥の巨大な玉座に腰掛けていた何かが立ち上がり、最初に叫んだ誰かへと言葉を向ける。すると強大な圧力が立ち上がった何かの手に集まっていく。


「うおおおおおおおおお!!」


 雄叫びと共に剣を持った誰かが、部屋の奥の何かに向けて駆けていく。


「ヌオオオオオオオオオ!!」


 部屋の奥の何かが、手に集まった圧力を剣を持った誰かに向ける。


 その二つがぶつかり合い、巨大な爆発が起きた。


 痛み。何かで貫かれたような痛みが走る。


 今まで感じたことのない強烈な痛み。


 やがて、意識は薄れ、消えていく。

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