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サイコパスさっそく無双する!

この話がちゃんとサイコパスしてるよ!

前の話とかは、ゆるゆるしてたけど今回はシャキとさせた。

メッチャタイトル通りなんですけど、面白く作れたと思うので、二度は読んでみてください。

まぁそれは読者の自由なんですけどねw


では、楽しんでください。

薄汚くて武器を持った恐らく山賊のオッサン達が泣いている少女を囲んでいた。

シュチュエーション的には『攫われた』んだよな。

んでこの後は『犯す』んだろうな。

流石にあの体躯の少女が6~7人のオッサンの相手したら壊れるんだろうな。

()()()()()。ここから離れようか。

回れ右をして目的地にに行こうとする。

さっき崖のさっきっぽから見た時、少し行ったところに舗装されてはいないが道っぽい道があった。

そこに行こう。

少女は運が無かった。残念。

「おい!」

すぅぅぅうぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうぅ・・・・・・・・・・

営業スマイル

少し離れた所からオッサン達の方に振り返る。

「なんでしょう?」

「なんでしょうじゃねぇだろぉ!!」

オッサン達の中で装飾が一番派手なおっさんが、唾をまき散らしながら、こちらに向かってくる。

汚ねぇな。ボス的な奴か?

「それは失礼しました」

一礼。

「お邪魔したつもりはありませんでしたが」

「うるせぇ!!帝国に通報するつもりだろうがよ!!」

帝国っていうものがあるのか・・・・本当に中世の時代みたいだな。

そんなことを考えていると、おっさんがすぐそこまで来ていた。

「そんなことするはずがありませんよ。だって貴方、名が通っていますでしょう?」

「んん?仲間に入れてほしいのか?」

コイツ、頭ぶっ飛んでるのか?

こんな奴がボス的な存在だなんて、周りの奴ら可哀そうだな。

だが、少し空気が良くなった。

「いえ、ですが、名が通る位お強い方でいらっしゃるなら、敵に回してしまうのは僕にとっては損ですので・・・」

「・・・・・・・・」

少しの沈黙が地を這った。

その間にその男を観察した。

背は僕より高く、ガタイもアスリートか疑うぐらい良い。

普通に戦ったらボクが負けるだろうな。

「ボス!!もうヤってもいいですか!!」

可哀想な少女よ。犯されるのか。

「いだっ!」

「イヤァァッ!!ヤメッ!助けてぇ!」

「このガキっ!」


どすっ


生々しい音がした後、その少女の声は聞こえなくなった。

うわぃ、痛そう。

だけど、馬鹿だな。黙ってれば殴られなくても済んだのに・・・あ、そうか。僕が最後の頼みだったのか。

「ちょっと待っとけ!」

「それではどうぞお楽しみください」

一歩後ろに後ずさった。

「いや待て」

なんだよ、ゴミが

バッ

口を右手で塞ぐ。

僕、今、言っちゃった?

「なんだ?」

良かった、言ってないっぽいな。

「いえ・・・」

「俺は帝国軍が怖いんだ」

「はぁ」

頷く。

「だから、少しでも帝国に俺の情報を知られたくねぇ」

少しは頭回るんだな。

「俺は情報を出回らせたくない、そして、お前は俺を敵に回すのが怖い。だったら今死ね」

ボスが手に持っていた斧を僕の頭に振り落とした。


ゴチュ!


その斧は、見事に僕の頭の右側に直撃した。

僕は、そのまま倒れ込んでしまった。

ボスの男は汚い笑い声をまき散らしながら、また元居た場所に戻っていこうとした。


『状態異常回復』


ジュルルルルッルルウッルルルルルルルウルウルルルルルウルルウルルウル


斧に手をかける。

そして、引っ張る。

ぐじゅ・・・・・

「あっ・・・ガッ・・・・・ぐぃいいいい!!!」

じゅる・・っ・・・・

摘出は無事に成功。

また立てるし、そのボスの男に殺意が湧いてきた。

それにしても、急に斧振り下ろすからビックリしたじゃん。

急にするから『状態異常回復』って言えなかったのに、回復したってことは効果が今も持続しているってことか。

あ、でも、神が『恩恵』は効果時間二倍にするって言ってたな。

立ち上がった。

頭から垂れてくる少量の血はほっといて、僕は、僕の脳にいた斧を持ち上げた。

思っていたより軽かった。

まぁ実戦で使うものは本当は軽いとか言うし、そういう事なんだろう。


「ちょ待てよ」

僕が声を発するとそのパーリー会場の少し手前に居る山賊のボスの男が、振り返って目をかっぴらいた。

「は?殺したはず・・・・・おめぇら剣貸せ!!」

『百発百中』!

念の為またスキルを使って、斧をぶん投げた。

目標はボスの男の装備の隙間の右肩。

ビュゥオッッ!!

今回は本気で投げた。

すると、それは一秒もかからずボスの男の肩に着弾した。

仲間から武器を貰おうと必死になっているボスの男には、容易に当たった。


ぼてっ・・・・・・・・


男の右腕が地面に落ちた。

男は状況を理解できていないのか、2~3秒してから痛みを催し、絶叫した。


絶叫しながら転がって血をまき散らす様子は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()


奥に居るその男の配下たちは、僕に注目を集めた。

ざまぁ。

じゃあ、ついでにそこらへんに生えている木達も投げようか。

すぐそこに生えていた木に触れる。

因みに僕の百発百中は、『僕から発射された物質を加速させ、相手をホーミングし、弱点に着弾する』

つまり、僕から力を加えられた物質は『発射された』事になり、飛んでいく。


グッ

ビュボッ!

目標はボスの男の頭部。

グッ

ビュボッ!

目標はボスの男の胸部。

グッ

ビュボッ!

目標はボスの男の腹部。

グッ

ビュボッ!

目標はボスの男の太もも。

グッ

ビュボッ!

目標はボスの男の足。


後はこれの繰り返しだった。

これを3セット位やった。

最後の方とか根っこからもがれて飛んでいった木が山積みになって、ほとんど当たってなかったのだ、結構楽しくてやってしまった。

「ふぅっ!」

宿題をやり遂げた時のような達成感が湧いてきた。

恐怖で動けないのか、ボスの事が気になってここに居たいのか、分からないがボスの男の配下たちはあの3セットの間もそこに居座っていた。

僕は、その配下たちの近くで山のようになった木々たちの元に歩いて行く。

『百発百中』

また発動して、その木々たちに力を加えていく。

目標地点はさっき僕と一緒に仲良く落ちてきた瓦礫の上。

ビュボッ!ビュボッ!ビュボッ!ビュボッ!ビュボッ!

テンポよく木々を除去していくと、地面より先につぶつぶ感がまだ残るクランベリージュースが見えた。

おっと、さっきのボス的な奴の血かw

でも、キモいな、ベリー系のジュース飲めなくなったな。

ウザすぎんだろ。

全部除去すると、元ボスの身体が発掘された。

あんなにやられたのに、原形はとどめていたし、死んでもいなかった。

流石、ガタイが良いだけある。


「さぁ!」


ボスの配下たちの方に向く。

皆、びっくりしていた。

まぁ、そりゃそうか。

「君たちはこれからどうする?」

僕は『人を操れる』とさっきまで元居た世界では言われていた。

『人を操れる』とは言っても、それは騙しみたいなものだ。

そもそも条件がある。

1、心に隙間がある

2、客観性をなくしている

この二つの条件がそろえば、誰でも簡単に誰の事でも操れる。

1を今の状況に当てはめてみると、『目の前にいるこの怪物(僕)には敵わない』もしくは『そもそもあのボスのやる事に賛成してない』。

後者は少ないと思うが、どっちにしろ今この瞬間のこの『雰囲気』はまさにそう。

圧倒的強者に敵わないと悟った時の心の虚無感。

そこに割って入る。

2は簡単。

『僕が圧倒的に強すぎる』『今まで従ってきたボスがあっけなく倒されてしまった』

強さ。

これが客観性を失わせる。


「僕は!!!」


びくぅっ!


手下達がもう少しで飛び跳ねるぐらいに身体を震わせる。

「僕に危害を加えようとしない者は相手しないよ」

営業スマイル

ここで笑って、少しの安心。

「だけどぉ!!逆は・・・・・・分かるよな?」

誰も返答が無い。

少しの苛立ち。

「返事はぁぁ!?!!!」

「「「「はぁぁぃ!!!」」」」

合唱コンクールみたいだな。

「地元にでも帰れ。そこで慎ましく暮らせ。いつでも僕はお前らを殺せるんだから・・・・・な?」

静まり返った。

「また悪さしたらこうなるってちゃんと見せてやるから」

僕は振り返りボスの頭を掴んだ。

『百発百中』!

目標は胆嚢。

掴んだ頭をお辞儀する方向に、投げた。


ゴリィミシィシィメギャンゴジャボギィンボゴォモゴッベギンッ


ビシャーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ようやく止まった。

頭が胆嚢にたどり着いた時には、『腹から上が無い星人』みたいになっていた。

「散れ」

言った時には居なくなっていた。

残っていたのは、襲われていた少女だけだった。

改めて落ち着いて見ると、獣耳を生やした少女だった。

この話で一番サイコパスだったのは、ケモ耳少女だったてことでキマリ!!

ケモ耳少女は主人公の僕のサイコパス行動を見ても、何も言わずにただ見ていた。

これはもうサイコパスと共犯者だ!

つまり!!ケモ耳少女はサイコパス!!!


はい。というわけで、筆者が一番サイコパスなんですけどね。

いや、今日のタピオカミルクティーは美味しかったね。

でも、僕は今日タピオカの内情を覗いてしまった。

タピオカミルクティーはラーメン一杯分のカロリーだって・・・・・・・・・・

サゥァイコォォウパァァァスゥ!!!!

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