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サイコパス蘇生る!

はぁ!てい!やぁ!

太極拳から失礼しますぅ~

はい、これだけでもうサイコパス!

では、本編へ

川の底にいた巨大ナマズに食われた。

でも、丸呑みだったので特に痛い事はなかったのだが・・・ナマズの口の中は臭すぎた。

生ごみとかの悪いところをギュギュっと凝縮された匂いがした。

こんな匂い嗅ぐぐらいなら鼻をもいだ方が良いと思うほどに臭かった。

これだけ罵倒できるほど臭かった。

さてどうしようか?一番最優先にすべきはこのナマズの触手に捕まったケモ耳少女を救い出すことなのだが・・・・・・・

せっかくナマズの中に入ったんだから、殺してしまおうか。

しかし、僕は攻撃的な『スキル』は一つしか持っていない。


『圧倒的武力』


これの概念を考えている暇は無い。

最近、学校の授業で習ったのだが、『人は5分で生存率が四分の一になってしまう』らしい。

僕は1%でも生存率を低下させたくはない。

まぁ人間なんてシュレディンガーの猫みたいに生きてる状態と死んでいる状態が二つあるんだから、%なんてあってないようなもんなのだがな。

そのままの状態の概念化していない『圧倒的武力』を使う事にした。

『圧倒的武力』!

「ごぼぉ(わおっ)」

使った途端、弱点がたくさんマーカーされ始めた。

そこに意識を送ると、ここを殴るとどうなるよ、とかが書かれていた。

ワクワクしていたが、ケモ耳少女の事を思い出した。

急いでナマズの心臓を探した。

見つけた。


『心臓』

強打の場合・死亡


ナマズの体内で拳を大きく振りあげた。

そこまでは良かった。

ミシィ!

振り上げた方の腕から、骨の悲鳴が聞こえた。

「ごぼ(え)?」

そこから半自動的に腕が心臓に向かって骨がきしむ音と共に突き進んでいく。

ミリィメシィ!!

ナマズの心臓への通り道の一番表層の肉に当たった。

当たったと同時に肘の関節が爆発した。

「がぁぼぼぼぼ~~~!!!」

拳は勢いを上げながらそのままナマズの弾力あるぶ厚い肉をものともせずに心臓に向かっていく。

拳は勝手に回転をしており、ナマズの肉をブチブチと引きちぎっていく。

拳を中心とした肉のスクリューはどんどん広がりながら、窪んでいく。

次は肩の関節が爆発した。

それでも拳の勢いは止まらず、その勢いで身体が引っ張られてしまった。

ぶちゅんっ

心臓に到達して、その勢いのまま潰した。

それでも勢いは止まらなかった。

拳はナマズの腹全体をスクリューさせる。

ブチブチブチブチブチィィィィッッ!!!!!!

バゥァァチィィィィィィィィンッッッッ!!

僕の拳はナマズの腹を爆発させた。

水の中なのに爆音が聞こえるほどだった。

すかさず、弾けてふわふわと浮いているナマズの肉塊をかき分けて腹の外に出た。

散った肉塊から血が水の中に滲み出る中、腹に風穴開いた巨大ナマズはまだ生きていた。

そして、腹の中から出た僕をまた食べようと襲ってきた。

こいつはほっといても死ぬからまぁいいや。

『百発百中』!

目標はケモ耳少女。

僕は自分の背中をぐいっと押した。

ゴボボボボボボボボボボボ~~!!

水を割きながら、ナマズの口を避けながら、ケモ耳少女に辿り着く。

後ろからナマズが追いかけてくる。

『百発百中』!

目標は岸。

バシャーーン!

「ぶはっ」

あ、ヤバい。

僕はケモ耳少女を地面に向けて、しかも加速しながら水面から出てきた。

このまま行けば、僕は大丈夫だけど、ケモ耳少女は怪我ぐらいはするだろうな。

まぁ怪我ぐらいさせても良いのだが、その後に取り扱いが面倒になりそうだよな。

クルリと背中を地面に向けた。

ゴッ

「がっ・・・・・・・」

岸に叩きつけられた。

『状態異常回復』!

じゅうぅぅぅ~~~・・・・・・・

「ふぅ」

完治した。

危っ、蘇生しなくちゃ。

ペチペチ

「へいへい!」

あ、ケモ耳少女の名前知らんかった。

「おーーい!生きてるか!?」

ケモ耳少女の耳元によって叫んだ。

「・・・・・・・・・・」

返答は無い。

口に手を当ててみたが、息はしていないようだ。

心臓マッサージをしようとしたのだが、このケモ耳少女の肋骨を折るのは流石に気が引けた。

血の気が下がって、頭が冴えた。

あれ?『状態異常回復』って自分以外にも使えるんじゃねぇ?

ケモ耳少女に手を当てる。

『状態異常回復』!

回復しない・・・・・・・

いや、まだある。

概念をまた再構築すればいいじゃないか。

前の概念ってなんだっけ?

まぁそんなことはいい!


()()()()()()()()()()()は、毒や怪我や死等の通常時と相違ある場合、通常の状態に戻す。これは他人にも使用可』


こんなところで良いだろ。

またケモ耳少女少女に手を当てる。

『状態異常回復』!

「げぼっ!」

ケモ耳少女の口から大量の水が湧き水のように出てくる。

めっちゃキモい。

水を吐き終わったケモ耳少女は白目のまま、ぐでんとした。

『状態異常回復』が効いたとか以上に、メチャキモい。

「うはっ!」

ケモ耳少女が意識を取り戻した。

「ダイジョブ?」

「え?あれ?」

「もうナマズは死んだよ?」

「ナマズ?」

あぁ、そう言えばあの触手の元がナマズだって知ってるの僕だけか。

そう言えば、ナマズの唐揚げって聞いたことがあるな。

あのナマズ美味しいのかな?

「足引っ張られたじゃん?あれナマズだったんだよ」

「足?」

「え、記憶飛んだ?」

「飛んでませんよ!しっかり水の中で溺れそうなの覚えてますよ!」

それじゃ足掴まれる前に意識がトンんだのか。

どんだけ泳げないんだよ。

国宝級だな。

今回の話で一番サイコパスだったのはナマズですね。

だってところてんみたいに透き通った川を血で汚したんですよ?

しかも、臭いってどうしようもないじゃないですか!

匂うならギャツビーしときなさいよ!!

~賢者タイム~

はい、というわけで筆者が一番サイコパスっていうことでね。

今日は銭湯行くんですよ、戦闘。

久しぶりに行く先頭なので緊張しちゃいますねw

週末なんで人がいっぱいなんだよなぁ尖塔・・・・・・・・・・

誤字り方がサァアィコパォウス~~!!

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