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Legend Race Online(リメイク版)  作者: ルルカナート/リムス
2/10

第2話 初期設定とアバター制作

ブックマークありがとうございます。1話の投稿で2桁まで行くと思いませんでした。

評価付け下さった方ありがとうございます。

直してほしいところや感想・要望等もお待ちしております。



 

VRギアをかぶり電源を入れると目の前が真っ白になった、しばらくすると別の空間に移動したそこには背中に小さな羽を持った少女が此方を持っていた。


この子は妖精?いや精霊の類だろうか?身長も30㎝前後でとても愛くるしい・・・。




「ようこそLROへ、私は初期設定の説明をさせて頂く精霊のシルです。どうぞよろしくお願いします。」


「早速ですが、アバター制作に移らせていただきます。まずアバターの姿ですが、基本的に現実世界の容姿と大きく変えることはできません。次に声ですが、これは現実とほぼ同じ声がでます。初期設定はお手元の画面で操作できます。」


 

 精霊さんが説明してくれるのを聞きながら、わたしはアバターを作っていく。姿は精霊さんの言った通り、大きく変えることができず、変更できるのは髪の色と目の色、後はフェイスペイントをつけたりすることができるぐらいだった。



(う~ん、どうしようかな、フェイスペイントっていうのはよくわかんないからパスするとして、髪色と目の色はどうするか・・・。)



 少し悩んだわたしは今まで髪を染めたことがなく、染めてみたいという気持ちがあったことから、大好きな水色の髪と目にすることを決め決定ボタンを押した。



「ありがとうございます。これでアバター設定は終了です。種族設定などの細かい設定は正式サービス開始後にしていただきます。それでは正式サービス開始までお待ちください。」



 初期設定が終わりVRギアを外し時計を見ると時刻は9時30分だった、わたしは部屋で本を読み始めた。すると誰かが部屋の扉をノックした。



「『コンコン!』お姉ちゃ~ん。」


「は~い!」



私はそう返事をして読んでいた本を置き、ドアの方へと歩いて行った。



「どうしたの?」


「いや、ちゃんとアバター登録したかなって思ってさ。」


「うん、さっき終わったところだよ。」



私がそう言うと妹は嬉しそうにしている。



「今日さあ、お昼ご飯ちょっと早めにお願いできない?正午ピッタリからゲームを開始したくて。」



妹は少し申し訳なさそうにしながら言ってくる。


(きっとまちきれないんだろうなぁ、たぶん姉さんもおんなじ気持ちだろうし、なんだかんだでわたしも少し楽しみだから、今日ぐらいはお昼を早めにとってもいいかな。)

 

幸い今日は両親がいなくわたしたち姉妹しかいないのだ。



「うん、別にいいよ。わたしも少し楽しみだし。」


「わーい、ありがとうお姉ちゃん。じゃあ私美智留お姉ちゃんにも伝えてくるねー!」



そう言って今度は姉さんの部屋の方へと走っていった。わたしはその姿をしばらく見つめた後に部屋に戻り、本の続きを読み始めた。


11時になると私たち三姉妹はお昼ご飯をたべはじめた。サービスが開始して設定が完了したら、いったんみんなで集まり、フレンド登録した後に三人で狩りに行こうと約束をして部屋に戻っていった。



わたしは時計が12時5分前になったことを確認し、本を置き、VRギアをつけゲームを始めた。



 気が付くと前にアバター制作の時にいた精霊さんがいた。



「これよりLRO(Legend Race Online)の正式サービスを開始します。まず初めに種族を選んでください。」



わたしはサービス開始と言われ、心を躍らせながら話を聞いていた。精霊さんが種族の基本的な説明をしてくれ、改めて知識の確認をして選択画面を見つめていた。選択画面には上から人族、ドワーフ、エルフ、獣人、ランダムで選ぶ、の選択肢があった。



(う~ん、どうしよっかな、ただゲームを遊ぶだけならどの種族でも遊べるだろうけど、それだと物足りない気がするなあ。どうせゲームなんだしどの種族になってもそれなりに戦えて遊べるだろうからここはランダムで決めようかな。)



 わたしはそう考え、選択肢からランダムを選ぶ。



「ランダムを選択した場合種族の変更ができませんがよろしいですか?」



 警告文が表示されわたしはYesを選択した。ランダムの場合はくじ引きで決めるらしい。目の前に福引などでよく見る福引機?みたいなやつが出てきた。どうやらこれを回して、出てきた玉に書いてあるのが自分の種族になるらしい。中に入っている種族はどうやら秘密らしく、一覧表みたいなものもなかった。


 

 わたしは覚悟を決め、機械を回した。中から「カラカラ」と音が聞こえてきた。しばらくすると白い球が出てきた。これは後から知ったことだがどうやら中に入っている玉は白い球に黒い字で種族が書いてあるらしい。


 球が出ると精霊さんが球を拾って持って行ってしまった。こちらが確認する前に持っていってしまったので何が出たのかわからなかった。


暫くすると精霊さんが足しの種族を教えてくれた。



「ルカ様の種族は戦乙女ヴァルキリーです。」


「・・・・・・っえ?」



 わたしは困惑していた、種族の説明を受けたときに戦乙女なんて種族はなかったからだ。


(きっと姉さんがいっていた超レア種族なんだろうと考えていた。)



「戦乙女はユニーク種族です。この種族には一人しかなれません。因みにユニーク種族は2種族しかありません。」


「えーーーーー!!!!」



 わたしはびっくりして声を上げた、ゲームに2種族しか存在しない種族に自分がなれるとは思っていなかったからだ。


(はぁぁ~これは隠した方がいいよね。)


 幸い戦乙女は見た目ではわかりづらく、人族と変わらないのだ。そういえばユニーク種族のもうひとつってどんな種族なんだろう。



 「最後に名前を教えてください。」



 精霊さんがそう言った後わたしはプレイヤーネームの欄に「ルカ」と入力した。



「ルカ様ですね、素敵な名前です。では最後にステータスを確認してください。これよりスキルを獲得していただきます。スキルはSPスキルポイントを消費することで獲得したり、クエストなどで修得することが可能です。SPはレベルアップなどで獲得することができます。」



精霊さんの説明が終わり、わたしはステータスを確認しスキルを獲得しようとしていた。




Name ルカ Lv1

種族 戦乙女


HP 1000/1000

MP 1000/1000


STR 120

VIT 120

AGI 120

DEX 120

INT 120

MIND 120

LUK 120


SP 50

STP 50


<称号>

 戦乙女 


<固有スキル>

 魔法剣士 武装属性宿し(ウェポンエンチャント) 治癒の光


<スキル>

なし



 わたしはステータスを確認した。


(えっと・・・このステータスは高いんのだろうか?)


 わたしはこのゲームのことがよくわからないので、自分のステータスが高いのか低いのかがよくわかっていなかった。とりあえずスキルを取得する前に気になっていた称号と固有スキルを確認した。



<称号>

戦乙女→ユニーク種族戦乙女になった者に送られる称号


<固有スキル>。

魔法剣士→剣・杖・魔導書の装備をするとき念じることで事前に登録していた武器に変えることができる。登録できる武器は2つまでである。

武装属性宿し→自分が取得している属性を武器に与えることができる。ただし属性スキルが30以上でなければ使用できない。

治癒の光→すべての回復魔法を使用可能。


え~っと、とりあえず、属性宿しは属性スキルが上がらないと使用できないし、治癒の光は最初から回復魔法すべて使用できるのは、ばれたら面倒なことになるから隠しておきたいから使うのは控えよう、

状態異常に関してはどうすることもできないししょうがないか

今すぐ使用できるのは魔法剣士だけかな?とりあえずこれは有効活用しないとね。


 

わたしはそう考えながら初めてのスキル選択をしようとしていた。

(とりあえずいろんな遊び方で楽しむことができればいいから、楽しむこと優先でスキルを選ぼう。)


 わたしはそう考えスキル選択の画面と向き合っていた。(一体いくつあるんだろ)見た感じ100ぐらいはありそうな数である。その中からスキルを選ぶことが難しかった。因みにどの種族でも選べるスキルは同じであり、種族特有のスキルは固有スキルに分類されるのだ。


(う~ん、こんな感じかな。)


わたしはスキルを選択し代わりにSPを消費した、現在の私のステータスはこんなかんじだ。




Name ルカ Lv1

種族 戦乙女


HP 1000/1000

MP 1000/1000


STR 120

VIT 120

AGI 120

DEX 120

INT 120

MIND 120

LUK 120


SP 0

STP 50



<称号>

 戦乙女 


<固有スキル>

 魔法剣士 武装属性宿し 治癒の光


<スキル>

剣Lv1 身体強化Lv1 魔法才能Lv1 水属性Lv1 風属性Lv1 速度上昇Lv1

料理Lv1 言語理解Lv1 合成Lv1 調合Lv1


 こんな感じかな、わたしは戦闘と生産どちらも楽しめるようにこのスキル構成にした。スキルは一つにつきSPを5ずつ消費したため残りは0になってしまった。


 このゲームでは、生産職に就くためには合成・調合・錬金・加工などから派生・進化させなければならない。


 わたしはポーションなどを作ろうと考えているので、合成と調合の二つのスキルを修得したのだった。魔法を使うには魔法才能が必要なので、そのために修得した。魔法才能はレベルが上がることで高難易度の魔法スキルを修得できる。


 魔法才能は魔法を使うことでスキルレベルが上がっていくのだ。属性魔法は〇属性といったスキルを修得しないと使うことができない。属性は初期段階で修得できるのは火・水・風・土・光・闇の6属性だった。そのほかの属性は各属性からの派生か、進化・伝授で修得することができる。剣に関しては近接武器を使うときに、剣・棒・斧のいずれかのスキルを持っていないと武器を持っての戦闘ができないため、剣を選んだ。上位スキルにするには、進化・派生・伝授で修得する。



残る項目はSTPポイントの振り分けだが現段階での強さを確認したいのとまだ方向性を決め切れていないため今は振らないで重要な場面で振りたいと考えている。



「これで初期設定は終わりです。ではLROの世界をお楽しみください。」



 精霊さんがそう言うとわたしは第一の町グロッタに転送された。気が付くと広場は多くのプレイヤーで賑わっていた。


今後の更新予定は年内にもう一話投稿します。

後は年明けになってしまいますがこれからもよろしくお願いします。

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