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南壬創名の雑『シ』録  作者: 南壬 創名
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FAERWELL

『FAERWELL』


幾千の人と出会い そして 別れてきた

沢山のものを失うこと まだ 知らぬ頃

いつも 理想ゆめを追いかけていた

愛さえ 知らない まだ 幼い時の中


1つの出会いが 僕を大人にした

大切な言葉は 絶えず 心で揺れ

友の願いを 今 受け継ぎ 独りで歩き出した


集めたコトバは 輝きを経て やがて忘れられていく

それでも 僕らは人々のために 命を賭けた

裏切りと怒り 渦巻く現実の中で 生まれるもの

涙が流れ 理想ゆめを壊され そして 失った



幾つもの犠牲を払い 辿り着いた平和という世界に

何の意味がある?

涙は枯れ果てて 今 優しさという痛みを知った


時を重ねて 身体を酷使して 誰かを守っても

いつかは必ず来る別れに 無力だと感じた

それでも 人の幸せそうな笑顔が見たくて

また 時を重ね 命を削り また 守っていた



哀しいときも 淋しい時も いつも傍にいた

大切なもの 愛しい心 胸の奥で揺れ

人の過ち 望まぬ結末(さいご) 何度も見てきた

柔らかな風 突然やんだ あの 夢の中

出会いが僕の心を育て そして 見せ付けた悲劇は

その心に 消えない深い傷を残した

動き始めた運命の輪は もう 止まらない

ただ2つの『出会い』と『別れ』を 繰り返し続ける

時を重ねて 身体を酷使して 誰かを守っても

いつかは必ず来る別れに 無力だと感じた

それでも 人の幸せそうな笑顔が見たくて

また 時を重ね 命を削り また 守っていた……

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