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夜桜の木の下で
『夜桜の木の下で』
君は覚えているかい?
昔した あの約束を
夜に 大きな桜の前で 花びらが散る その時
別れるしかなかった 離れるしかなかった あの時
君は涙を流し 僕に聞いた
「また、会えるよね?」と
「10年後にまた会おうよ」
僕は君を抱きしめながら 言った
あの 星空の下 2人抱きしめ合った
桃色の花びらが舞う その中で
君を忘れないと誓った あの気持ち
桜を見るたびに溢れ出してくる
また 会いたいと思っている
10年経った 今でも
毎年 春にはあの場所へ
桜が咲く この季節
花を見上げながら 夜空を見上げながら 待っている
今夜も君は来ないと 言い聞かせて 帰ろうとした時
花びらが散る その中に 君が僕の前で 佇んでいた
込み上げる思いを 押さえきれずにいた
流れ落ちる涙を 止められなかった
「君を愛してる」と 言ったこの瞬間
2人の心が通じ合ったよ
この星空の下 2人抱きしめ合った
桃色の花びらが舞う その中で
ずっと離さない
もう離れたくない
夜桜が僕達を見守っている
ずっと離さない
もう離れたくない
2人は誓った 永遠を