第7話 いつかの夢
夢を見ているようだ、具体的に言うと体の感覚がなくふわふわ浮いているが視線はある感じだ。
周りを見渡すと何処か都会のようだが燃えている、しかし炎は熱くなく炎にも触れないと言うより壁のような物で遮られている、どうやら人もいないようだ、それにどこかで自分の名前を呼ばれているようにも思える。
呼ばれるままに進むに連れてどことない安心感と本能的な恐怖が走った、危険かと思い戻ろうとしたが戻るにも戻り道が見えない壁に遮られ戻れない。
「進むしかないのな...」
(まあ夢の中だから死ぬ事はないだろう)
そんな風に思いながら進んで行くと何処か大きいデパートらしき所についた、大きさとしては◯栄程でそのまま進むと屋上についた、だが目にしたのは正に地獄絵図、又は死屍累々が似合う程の酷い惨状であった。
「なんだよ...これ...」
周りには人の屍体が数個山積みになっており、地面に血で魔法陣らしきものが書いてあり中心にハスターが立っていた。
「またか...これで何度目だっけ....」
彼女はそう呟いて俯き静かに泣いていた。
なんて言えばいいかわからなかったがとりあえず声をかけようとしたが全く声が出なかった、その時に体がドスンと重くなり目が覚めた。
遅くなりましたが更新しました、短めですが許して下さい。
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