第4話 異界の村
遅くなりましたが更新です!
「じゃあ私の村に来ない?」
「えっ、いいですけどその前に少し物を取りに行って良いですか?」
断る理由などないが服を取りに行きたい、コートだけじゃ流石に寒い。
「うん、どこに物取りに行くの?」
「化物に襲われた湖ですよ」
「オッケー、案内するよ」
流石地元民、道案内があると安心する。
そしてミルに連れられ湖に戻り服を取り入れたがまだビタビタだ。
「これじゃ着られないな...」
仕方ないので手に持って歩く事にした。
「おかえり〜何探してたの?」
「衣服だよ、そんなに珍しい物じゃないよ」
「ふ〜ん、服か、じゃあ行こうか!」
服には興味無いのかと思いつつミルの村へと向かうと途中で弱い静電気のような感覚が走った。
「ねえミルさん、何か静電気みたいなのが感じたんだけど何かあるの?」
「知らない!」
元気に即答された、もしかしてこの子は馬鹿なのか!?
と言っている間に村らしき物が見えてきた。
「あれが私の村だよ!村の名前はえーと....忘れた!」(テヘッ!)
「後で他の人がにも聞いてみますよ、それより早く行きましょうよ」
ミルは正真正銘の馬鹿でした。
そのまま連れられミルの村の身長180後半の門番に止められた、仕方ないし割とわかっていた。
「止まれ、その男は何者だ」
「私はみs」
「拾ってきた!」
門番は困った顔をしていた、ミルはこの村でも割と異常人なのかもしれない。
「ミル...先に入ってなさい」
「はーい、じゃあアカシ、待ってるからね」
そう言って村の中に入って行き一安心かと思ったがすぐ近くの家の陰から覗きこんでいる、割とバレバレであるが面倒なので放置し門番に自己紹介を始める。
「えっと...お疲れ様です、いつもあんな感じなんですか?」
「いつもじゃないが時々だな...魔物を連れてきたり近くの湖から半魚人を連れてきたり、君もその口か...ご愁傷様に」
そう言いすごく可哀想な物を見る目でこちらを見てくる、魔物まで連れてくるのかよ...
「そう言えば名前を聞いてなかったな、私はマノだ、見ての通り門番をしている、主な仕事はミルが連れてくる魔物を追い返す仕事だな」
「大変そうですね...それと遅れましたが私は美代明石と言います、ミルに拾われてきました」
ミルは問題児、はっきりわかんだね。
などと思っているとマノは大笑いし始めた。
「ガハハ、いや失礼、自分から拾われたと言う奴は初めてで基本ここで「返してくれ」と頼む奴ばかりでな、悪く思わんでくれ」
そうだったのか、それよりもマノさんがまともな人で安心した。
「それとな、ミルがそこでじっと見てるけど多分あんたは暴れたりするような奴じゃない事はわかった、行ってこい」
どこでそんな信用を得たかは知らないが入っていいらしいからマノに礼と自己紹介を言い村に入った。
「こっちこっち!」
入ってすぐにミルが出てきて手を引かれる、どこに連れて行くか聞いても「秘密!」としか返答がなかった、それよマノが可哀想な物を見る目でこちらを見ているが気にしたら負けな気がした。
そんなこんなして木造の緑色の装飾がされた家に着いた。
「ここが私の家だよ!」
そんな気はしてた。
「なあ、家はいいがまず村長に挨拶しt」
「お腹すいたからちょっと待ってて!」
そう言うと一目散に家の中に入って行った、
仕方ないので周りを見渡すとどの家も緑色だが色々な装飾がされているのがわかる、何かの牙を使ったと思われる装飾、他の色と合わせた装飾などがある。
「お待たせ!じゃあご飯にしよっか!」
そう言って後ろから突然ミルが出てくると手を引っ張り家のリビングらしき所へ連れ込まれた。
「座って、ほら!」
ミルはいつの間にやら椅子に座り、こちらを見ている。
仕方ないので言われるがままに座ったがミルは飯を作る気配すらなくニコニコとこちらを見ている。
「ミル?飯は作らないのか....?」
「やっと名前で呼んでくれたね!よかったよかった」
今反応する所じゃないだろう!
「なあ、もしかして俺が飯を作れと?」
そう言うと「えっ?」と驚かれる顔をした、そうですか作りますよ、作れば良いんでしょう。
今回はここまでです、
ミルちゃんに関してはミルちゃん視点の過去の話を作ろうとしているので楽しみにして下さると嬉しいです!
それともうすぐ梅雨ですね、花粉も厳しいですが何とか乗り切って夏を迎えましょう!
ついでに私は夏は嫌いです....