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sirop

Comme

作者: 柊一音



ほんわか温まれ。


勇気振り絞って

僕は言ったよ「好きです」

でもね、君は意地悪で

「誰に」なんて聞いたよね

ここには僕と君しかいないのに



だから先回りしてやろうって

僕は言ったよ「僕が君を好きです」

始めの緊張から考えられないほど

僕は堂々としてた

ちゃんと伝わったよな

不安になったから

そっと君を見た



君は困惑した表情で

それでも真っ赤な耳

見逃すことはできなくて

まだ君の答えは分からないから

少しか出てきた感情に任せて

「耳が赤くなってますよ」



君は黙ってうつむくだけ

「寒さのせいですか」

さらに問いかける僕に

今度は顔を真っ赤にしながら

それでも抗議の目をして

少し怒り顔で

「そんなわけないじゃない」



すぐにうつむいた顔

耳を隠されてしまったけど

そんなことしても僕には分かるよ

隠したのが証拠さ



僕から聞いた

「僕のこと好きですか」

君の頭が少し下がって

「付き合ってください」

手を差し出した



君の手を少し持ち上がり

でも僕の手にはまだ届かなくて

また下がりそうになったから

急いで君の手を掴んだ

僕の手で全て包み込める

綺麗にならんだピンクの爪



僕はしゃがんで君の顔を見た

少し強引だったかも

だから、君にもう一度聞いた

「付き合ってくれますか」

治まってきてた顔をまた染め上げて

君は頷いた



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