表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光に咲くは、忘却の花  作者: いがらしつきみ
第ニ章:新天地
7/14

ep.1 後を追う者

 森に囲まれ、中心には大樹がそびえる場所、聖域

 幻想的で天国のように美しい場所と呼ばれる聖域で混乱が起きていた。


「聖導師様がいない?」

「賢者様もいないと………」


 報告に来ていた森の精は守人の言葉に頷いた。


「攫われたのか………」

「聖導師様を攫うなど聖域を敵に回したようなもの………」

「あのマナという森の精も協力者であったか」

「すぐに助け出さねばなりませんな。奴を呼びましょう」


 一人の守人がそういうと、どこからともなく鎧姿の男が現れた。

 彼の道ゆく場所には光の花が咲き、そして淡い光を放ちながら消えていく。


「守人様、すでに準備は整っております」


 彼は守人の前で膝をつき深くお辞儀をした。

 周りの森の精たちは怯えた様子で彼を見ていた。


「ガーディアンよく来てくれた。緊急事態だ。すぐにでも奴らの後を追い、聖導師様を奪還するのだ」

「御意」


 ガーディアンは聖域の者を外敵から守る存在である。

 聖導師直属の護り人であり、主に守人の命を受けて動いている。

 一人だけしかいないが、それでもかなりの年月を生き、聖域を外敵から守り続けてきた。


 ガーディアンは守人たちの命を受けると立ち上がった。


「ガーディアン、全てお主の判断に任せる」


 ガーディアンは深くお辞儀をし、その場を後にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ