うっかり夜明けを忘れてしまいそう
俯く顔を
のぞきこんで
そんな暗い顔嫌だよと
君が笑えるよう
へんてこダンスを踊る
温かく染めあげる
オルゴールの音にのせて
その色白の手をとり
静かにそっと
踏み出していく
慌てずゆっくりでいい
君は不器用なんだから
些細なことでも
ハラハラさせられる
確かに確実に
進んでいくメロディー
いったん
くっついたら
忘れられなかった
心地よすぎて
今夜も遊び足りない
今夜もろくに眠りにつけない
くっついたまま
離れたくない
鬱陶しくても
指で弾かず
優しい子守り唄でも
響かせてよ