旅先から見る景色はなぜか優しい
旅先から見る景色は
知らない土地なのに
なぜか優しい
歩いた道
草花が揺れていた
この土地の建物の灯りはみな優しく
そしてどこか、懐かしい
いつも見送っていた
春も夏も
秋も冬も
季節が巡っていくのを
寒い冬になると
雪が降るのを眺めていた
もっと降ってしまえばいい
なんて強がりながら
夜の市街地の明かり
やわらかに照らす歩道
ここには一人でも大丈夫
月は見守っているから
あなたはわたしの特別
いつまでも変わらない
この街のどこかに
まだ見知らないあなたがいるなら
それだけで
今日を過ごしていける
これはよく分かりませんが、昨日、『はい/いいえ』という作品にコメントしたお返事を見て、よし恋愛詩を書いてみよう!と思い立って、なぜかこうなったものです。