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よくも婚約破棄してくれましたわね!当然復讐しますが、あなたが捨てた女性の恨みもまとめて食らうといいですわ  作者: リィズ・ブランディシュカ


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05 婚約破棄へ



 体育館の中。目の前でたった今、式が終わった。


 はぁ、もう卒業式が終わっちゃったわね。

 これまでに私が悪役令嬢として、断罪されるような事もなかったし、日常は一部を除いて平穏そのもの。

 

 ヒロインは、先輩君とゴールイン。

 視線の先では二人で抱き合って、喜びを共有しあっている。


 青春っていいものよね。私のあんな恋がしたい!

 でも無理よね。だって婚約者が、闇落ちしてるんだもの。


 私は、式が終わった後しばらくヒロインや攻略対象達と共に余韻にひたっていた。


 けれど、のんびりはしてられない。


 ここに呼びだしたからだ。あの正統派王子を。


 待つ事数分。

 ややあって、一人の男性がやってくる。


 一体なんで呼び出されたのか理解できない、といった顔をしていた正統派王子が。


 私は彼に指をつきつけた。


「あなたが邪神を復活させた犯人ね。この正統派王子! じゃなかった非道!」


 お前のやった事はもうすでに調べがついている、と証拠を述べていけば、相手は素直に白状した。


「そうだ、俺がやったんだよ。あの子犬が見つかったのは偶然だけど、結果的に面白いことになっただろ! 再会した子犬が邪神に乗っ取られてたんだ。さぞ、ショックをうけただろうな」


 この正統派王子は、もう正統派王子でもなんでもない、ただの非道な卑怯者だった。


 コンプレックスでねじ曲がった彼の精神はそこまでひん曲がっていたのだ。


 ヒロインが悲しそうな顔で、非道・卑怯男に話しかける。


「どうしてこんな酷い事を。結果が実らなくても、貴方の事を見ていた人はちゃんといたのに」

「まさか、いるわけがない。俺が何かを頑張っても、褒められるのはいつもお前達ばかり。それなら頑張ったって無駄! そう思うのが自然だ。だからこんな何もない男が、お前達みたいな勝ち組を困らせてやったんだよ」


 どうだ、ざまぁみろ。

 そんな風に笑う非道・卑怯男。


 そして、その男はもはや形だけとなった婚約の約束を破り捨てた。



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