欲しがり
もらうことばかりを欲しがった。
あげられるものはあげてるはずだと
傲慢にすごしていた。
もらうことばかり。
もらいすぎているくらいなのに。
もらうことばかり。
あげもしないのに。
もらうことばかり。
私は欲しかった。
誰よりも1番を。
世界中の1番を。
こんなにも愛おしく
こんなにも愛情たっぷりに
私を抱きしめてくれる人が
誰よりもそばで私を見てて
誰よりも肯定していてくれて
誰よりも否定しないでいてくれる。
なのに。
それ以上を欲しがった。
私は傲慢なんだ。
欲深い人間なんだ。
もらうことばかりを欲しがった。
あなたの1番を蔑ろにしてしまった。
私は今からでも変われる?
あなたの1番のために
あなたの1番を大事にするために
誰かの1番を欲しがりたくない。
あなたの1番が大事なの。
欲しがりはもうやめよう。
誰かと比べてあたしのほうが
愛されてない、だなんて
どうしてそんな風に思ってしまったの。
私はあなたに1番に愛されてるのに。
ごめんなさい。
私は欲しかったの。
あなたの1番足りうる自信と誇りが。
誰から見ても1番で
その1番があなたの1番だと
そう思えるように
誰かより上になりたかった。
誰かなんて抽象的すぎて
たくさんの人を敵視した。
たくさんの人に嫉妬した。
たくさんの人を疑った。
それでも…。
それでもそんな私を抱きしめて
周りのことなんて気にしないでいいよ
誰かと比べる必要なんてないんだよ
なにがあっても君の味方だよ
死んでもそばにいたいよ
そうやって宥めてくれる。
ありがとう。
また欲しがるかもしれない。
でも今は。
欲しがりを辞めよう。
もう充分すぎるほどに
足りて余るほどに
私はもらっている。
次は与える側に。
あなたが笑って暮らせるように。
私と笑って暮らせるように。
お久しぶりです。
今回は自分の蟠りと正面から
向き合って向き合って向き合って。。。
私は欲しがりなんですね。
欲しいものが手に入らない、と
ごねてるこどもでした。笑
変われますように。
願いと希望を込めて。
最後までありがとうございました。
橘