表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果てなき航路を進む為に  作者: 高災禍=1
2/23

第002話 『突入する少し前』

どうぞよろしくお願い致します。

 自分のキャラクターは、火力こそあるものの安定力が足りない。死ぬか分からない以上、安定力は大切だろう。ならば、やる事は一つしかない。


 「我が従僕たる従者よ、我が意に応え馳せ参じれ」


 従者を呼び出す事だ。火力面では少し劣るものの、しっかりとした安定感を出すことができる頼もしい者である。魔法陣が輝き、その者が姿を現す。


 「主よ。貴女の為に馳せ参じました」


 紫髪を腰ぐらいまで垂らし、瞳はワインの様な赤色をしている。服装はよく似合う黒色のメイド服を着ている。そして胸が見て分かるほど大きい。ぶっちゃけると、『弟子の育成計画』というクエストで弟子にしたキャラクターである。自分は召喚術を使えない為、契約術を使って彼女に使って来て貰った。ほとんど裏技に近いが。


 「お変わりがない様で安心しました」


 ちなみに自分は紺色の髪を後ろで縛り、水色の瞳をしている。服装は、黒紫の改造着物を着ている。改めて考えてみると、胸の差がかなりある。これが胸囲格差か…


 「あぁ、ありがとう」

 「いえいえ、滅相もございません」


 そういえば、本人か確認をしていなかった。少し鑑定させてもらおう。


 「本人か確認の為、鑑定をさせてもらってよいか?」

 「忘れていなくて、何よりです」


 実際に身近な人に化けられて、PKされた人も居るからだ。


 「『鑑定』」


名称:レティシア

種族:吸血鬼(真祖)

職業:魔導師/死霊術師

Ⅼv:300

                                続く


 見た感じ、本物で間違いないと思う。ちなみに吸血鬼はステータス的に魔法戦士っぽいが、耐久面では少々脆い。

 自分のステータスは、こんな感じ。


名称:レナ

種族:鬼人族(妖鬼)

職業:魔導師/暗殺者

Lv:300

                                続く


 ガッチガッチの前衛だが、装備と職業のおかげで魔術もできる。


 「そういえば、何の為に呼び出したのですか? そして此処は、どこですか?」


 「あぁ、それなんじゃが…」


 閑話休題(あ~だ、こ~だ)



 ♦  ♦  ♦  ♦



 「要するにボスらしき物を倒すのを手伝ってほしいと?」

 「概ね、合っている」


 異世界に来た所がカットされているが問題ないだろう。ならば次は、作戦会議だ。


 「前衛が主で後衛が私ですよね」

 「それで問題はない」


 実際、確認する事なんてない。丁度、前衛と後衛に分かれている。実際、分かっててレティシアを後衛にしておいた。


 「じゃあ、準備するとするかの」


レナは銀色に輝く腕環と足環を取り出して填めた。レティシアは一本の短杖を取り出した。両方ともVRMMOでは、値が付かない程の伝説級の武器だ。ちなみに服も只の服ではなく、伝説級の装備である。そして目の前には、未知のボス。ワクワクしないわけない。


 「さぁ、第一歩を踏み出そう」




 ありがとうございます。

 因みにレティシアは召喚されたというより、移動したの方が正しいです。

 あと主人公の口調が変わっているが、ちゃんと理由があります。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ