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果てなき航路を進む為に  作者: 高災禍=1
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第001話 『男?は、度胸』

 よろしくお願いいたします。

気が付いたら、見慣れない場所だった。小説などでよく聞くが実際にあるとかなり驚く。また喜ぶ人が居るだろうが最初は、かなり困惑するだろう。


 目の前には、石で造られた壁。そこそこ広い床。あと何かあったのだろう痕跡もある。つまり、何が言いたいのだというと…


 「あれ。ここって、異世界?」


 厄介ごとの可能性しかねぇ。



 ♦  ♦  ♦  ♦


 「さて、まずは状況確認だ」


 サバイバルをするときは、状況確認する必要があるだろう。


 「ここに来る前は、確かVRMMOをやってたはずだ」


 少しずつ思い出してみる事にした。


 「え~っと… いきなり暗くなって、そうしたら今現在に至ると」


 ただ異世界に来たのだったら、異世界転移か異世界転生になるはずだろう。今回は、VRMMOに関係していると考えると…


 「あれ? ちょっと待て」


 考えていることが正しいとすると非常にマズイ事になるだろう。このままだと人生を左右するレベルでマズイはずだ。幸か不幸か、この部屋には鏡が存在していない。そうしたら、自分の顔も確認できない。そうすると最終手段として、落ちているVRMMOでお馴染みのアイテムポーチを使わざるを得ないのだ。


 「男は度胸、やるしかない」


 覚悟を決めて、鏡を取り出した。そして恐る恐る、自分の顔を確認した。


 「…………」


 アイテムポーチがある時点で予想はしていたのだろう。ただ理解しなくはなかっただけ。現実から逃げたかっただけなんだ。


 「やっぱり、キャラクターのままだ」


 このレナという少女が自分がVRMMOで使っていたキャラクターなのだ。あれ?心が砕ける音が聞こえたような?


 閑話休題ぐすん…


 よく考えてみると、実際の体よりもキャラクターの方が身体能力が高いはずだ。それに魔術も使える。

 少し動いてみた感じ、身体能力はキャラクターとほとんど同じだ。魔術はどうだろう。


 「雷よ」


 問題は、ないようだ。(魔術は、起動した。)

 さて、さっきからある扉が気になっていたが危険だと思ったから開けなかったが、高い身体能力と魔術があれば何も怖くない。あと探る所がもう無い。


 扉を開けたら、そこは大広間だった。


 「アカン、絶対にアカン奴だ。」

 大広間に床にある魔法陣を組み合わせたら、何が言いたいか分かるだろう。


 「これは、ボス戦だよなぁ」


 魔術で探ってみたが、魔法陣に隠蔽術がかけられているのか全然分からなかった。

 そしてアイテムポーチの中を見てみたが、食料が無かった。ただ、ジュースが有ったのは、不幸中の幸いだ。

 結論を出すと、すぐにでも攻略する必要がある。ならば作戦は…


 「今ある最高の火力と安定さで正面突破するしかない」




ありがとうございました。

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