表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今川転生伝 〜41歳のおっさんだけど異界に転生したので、れっつ☆えんじょい。なのじゃ〜  作者: テト式
第3章 学園は恋をする場所ではありませんっ!
65/115

51.1話 れっつ☆おしるこえんじょい。なのじゃ!


さて、自分について考えたりオデッタとの問いについては前回の通りではあるが、忘れてはいけない事がある。


 結果的に毒を盛りかけた木幡三城きはた みき殿であったが、当然不問である。


 持参した料理である蕎麦を口にしてしまっていたらどうなっていたかは分からないが、奇跡的に今回は事前に蕎麦の実により毒という事が判明したので、食べずに終わった為に不問となったのだ。


 私ですら知らなかったのだ。まあ重ねていうが、あのまま蕎麦の実の香りを嗅がずに蕎麦を食していたらどうなっていたかは分からないが。


 とにかくである。その木幡殿がその件でお詫びを兼ねて別の物を用意してくれたという。


 まぁしかし。前回の件もあるので、品物の名はすぐに知らされた。お詫びの品がまた毒であったら嫌だからである。


 なんとお詫びの品は『あずき』の料理である『おしるこ』という物らしい!


 『おしるこ』なる物は分からないが、あずきである。あの小豆である。


 事前に小豆とはこういうものであるとオレイユ監修のもと、手渡されたから確実に小豆である。かじってみたが、やはりあの小豆である。


 その小豆を、なんと贅沢にも砂糖でもって煮込んで、爪程の大きさに切った小さい餅や団子を入れるそうである。


 餅!


 餅があるのだ。この世界げんせに!


 

 否、そりゃ米があるのだから餅位あるのは分かっていた。米酒や甘酒だってあるのだ。餅も当然あると考えるべきであった。ちなみに団子はある。フルーツの盛り合わせの時に混ざってる時がある。


 しかし、米は酒にする事はあっても潰す文化はこの国にはなかった。この国には臼がないのだ!!(最も私の探し方が悪いだけかもしれないが)


 

 まぁ流石に今回餅はないそうである。そりゃそうである。餅は貴重である。


 前世でも餅は正月の儀式の時くらいしか口にできない。まぁ私は大名なので餅を皆に振る舞う側ではあるが。


 

 話を戻そう。というか結果を話そう。


 おしるこなる異世界の料理は、本来は冬に食べる(飲む?)暖かな料理であるという話であるが、今回は冷やして初夏にぴったりな甘味であった。


 

 というかこれ、小豆粥あずきがゆではないか。


 小豆粥とは前世せんごくのよの正月において食す場合があった料理の一つで……まぁいうなれば『おしるこ』のようなものである。この場合はおしるこが小豆粥あずきがゆのような物であるが。


 しかし、当然のように前世せんごくのよにおいて砂糖は金並みに貴重であるからして皆塩味だったのだが、現世においてはなんとなんと砂糖が使われている。


 非常に美味である。感動した。蕎麦の件で首を撥ねなくて本当に本当に良かった。


 前世の中華の昔話に蚕の精霊が出てきて「この小豆粥と一緒にまつれば元気が100倍になって糸も100倍出せるヨ」とか言っていたと聞いた事があるが、本当に糸が100倍出せそうなくらい美味しかった。


 うう、おしるこの話をしていたらまた食べたくなってしまった。冬にまた作ってくれるそうなので我慢である。



 つづく。




次回は2月17日を予定しています


おしるこは江戸時代の料理ですが、おしることは別に小豆粥なるおしるこ的な何かは普通に食されていた様です。


しかし何故初夏なのに蕎麦の代わりにおしるこを振る舞ったのかは不明です(三城殿がデザートとして食していた?)



なおタイトルは以前Twitterで「小説におしることつけて温まろう」というタグがあったので試しに付けたらしっくり来たので採用しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=82310962&si
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ