『お菓子が食べたい!』【添付画像あり】
『魔女っ娘、とっても可愛いね!
アカリさんにピッタリだよ!
是非、目の前で見たかった(´ヘ`;)
サークルのヤツラは見る目がないね!
まあ、若い男の戯言だから許してあげて
俺も今日は、取引先でたくさんハロウィン見たよ
さすがに大学みたいに本格的にコスプレはしてないけどね
頭に被り物してるくらいで!
そして、昼食はカボチャの煮付けでした☆
これを見ると一気に和の気分になっちゃうよね』
昼間に食べたカボチャの煮付けの画像を添付してメールを送信する。
そして、再度、アカリから送られてきた画像を見直す。
ふわあああ、かわいい
同じようにコスプレをしているサークル仲間達の中で、シンプルだけれど清楚でアカリらしいと思える衣装を着て微笑んでいるアカリの様子にしばらくうっとりとする。
色気が、とか、胸がないとアカリに言った不届きなヤツは恐らくコイツとコイツかな。
在学中の彼等の言動をみてアタリをつける。
アカリを不愉快にさせたのは許しがたいが、それでも自分と同じような気持ちで彼女に言い寄られるよりはマシなのか?と自問自答する。
実際、他の女子達と比べて露出は少ないけれど、シンプルなワンピースが故に醸し出される大人の色気というものが彼らにはわからないのだろうか。
アカリさん、かわいいな
ワタルはしばらく画像を見つめ続けていた。