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3話

そろそろ短くなってきた……

うう、私の文字力よ、踏ん張るのです……

 岩山でレベル上げをするのはいいけど、まずは石ころを拾わなくてはならない。投げナイフも切れてしまったし、メタルボアの素材でナイフを作っても、五本といかないだろうから、代わりに石ころを使う。ブーメランを使うのも視野に入れてるけど、修理できるか分からないからなるべく岩山では使いたくない。南に行けば木材が取れるだろうから、そっちに行った時にメインで使うとして……やっぱり石ころを! 

 石ころを拾いまくってると、たまに金属の原石が取れたりするのでなにげに美味しい。これも後で加工できるし、ナイフ以外にも使えるはず……あれ? 今、ほんと今更だけど気づいてしまった。ピースの取得スキルには重鎧、ってのがあったはず……。つまり、防具を装備するのにもスキルはいる。もしくはスキルなしだと能力が低下するかも……? スキルなしで着られるのは、いま装備してるのと同じ服系統だけとか……? もしこれが当たってたら僕相当ひどいスキルで来ちゃったよ……。ピースが呻くのも納得だよ。ほんとにもー。やってらんないよ……。

 いや、挫けるな僕! そうさ、あの名言があるじゃないか! 『逆に考えるんだ……』っていうのが! そうさ、僕は性能のいい服だけを求めればいいんだから、ほかの人より楽になる。そう考えるんだ……!


 くだらない脳内議論が白熱する中、石ころを拾い上げていく。というかたまに石ころじゃなくて石が取れる。なんで分けたんだろう……。変なとこ細かいなぁ。

 ああー。と半分うだりながら石ころを拾っているとなんか妙なウィンドウが出た。


システムメッセージ

アイテム:石ころは重量限界に達しました。これ以上持てません。


 ……なんということだ。石ころをアイテムボックスの重量限界まで集めてしまったらしい。怖いなぁ、あふれる僕の石ころ愛。とどまるところを知らないようだ。あ、決してダーツを捨ててるとかそんなんじゃないよ? ダーツはちょっと大事すぎて……後でちゃんと使いますから。ここの敵には効果薄そうなだけだから。

 ふう、まあ、石ころ拾いすぎてアイテムボックスの限界があることを知れたのは思わぬ収穫だよ。ポーションとかみたいなアイテムはそもそも所持数制限があるからこんなことにはならないけど、石ころに上限はないみたい。

 まあ、石ころころころとやっても成長しないので、敵を倒しに行こうかな。

 じゃあまずは、向こうに見えるメタルボアから~。


 はぁはぁ……。じ、十分掛かった……さっき倒して成長した分早くなるかと思ったけどそこまでだった。そしてなにより問題なのが、稼ぎはいいんだけど石ころ使いすぎ……一匹倒すのに半分以上使ってしまった。石ころ拾いの時間を考えると一匹に三十分ほど……。これは由々しき事態だ! モンスター倒すより、石ころ拾うほうが時間かかる! これは辛い。もう石ころ拾いプロ級名乗れるよ。うん。

 そんなことばっかり言ってても始まらないので、ステータスを確認してみる(戦闘後にいちいち見ないとわからないのだ。戦闘中も見れたらいいのに)


name:キョウヤ:lv6



skill:投げナイフlv5 投擲lv5 投げlv1 ブーメランlv1 ダーツlv1 手榴弾lv1 鍛冶lv1 木工lv1 素材加工lv1 投神lvMAS



status:HP:40

   MP:18

    STR:6

    VIT:6

    DEX:26

    INT:6

    MIN:6

    AGI:26

    残りステP:10

    残りSP:6

 

 ふむ。ステータスにポイントを振ってないのも原因かも。スキル的にDEXとAGIでいいな……。



status:HP:40

   MP:18

    STR:6

    VIT:6

    DEX:31

    INT:6

    MIN:6

    AGI:31

    残りステP:0

    残りSP:6


 よし出来た。これで少し変わるはず! そうとなれば善は急げとかで急いでみよう。

 まずは、石ころ拾いだ!

またも最初と同じ過ちを繰り返すキョウヤさん。お馬鹿さんそのまんまです。でも強くなっていくので違和感なく育つ予定。

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