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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第四章 再会

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57.凡人の壁(カイト視点)

投稿遅れてごめんなさい!


<カイト視点>


俺は天才と呼ばれている。

学校では常に成績上位、魔法の実技では満点が当たり前。

しかも顔も良く……は少し盛ったかもしれないが、文武両道の優秀な部類の生徒だ。


しかし俺は、天才が嫌いだ。

俺の凡人としての努力を当たり前のように踏み躙るのが、天才という存在だからだ。


アートと初めて会った時の印象は、天才だった。

常に完璧で成績も優秀。

なにより実技に関しては、先生の用意した回答を軽く超えるような魔法を当たり前のように使っていた。


そしてその後、アートと関わることで俺は一つわかったことがある。

それはいくら努力して追いつこうとしても、凡人では天才になれないと言うことだ。

常に120点を出すのが天才だとしたら、常に100点までしか取れないのが凡人。


"凡人では超えられない壁"


この壁はアートと関わっていくうちに、天才と凡人を隔てる大きな壁になっていった。


そんなある日、アートに家族について聞いてみた。

特に理由はなく、ただの世間話程度のつもりだったが、アートは今まで見たことないくらいに目を輝かせ、弟についてを熱く語り始めた。

それを見た俺は驚愕した。

なぜなら天才は常に完璧であり、凡人とは全く別の存在だと思っていたからだ。

しかしこの時になって始めて、天才のアートではなく本当のアートを見れた気がした。


そこから俺の中での天才と凡人の壁はいつのまにか消え、今では最高の友人として、この学び舎で一緒に学業に励んでいる。

アートとの学院生活は楽しいし、こんな友人を持てて幸せだ。

もちろん本人にはこんなことは絶対に言わないが。


そして今回の帰省でアートが弟に会いにいくと言った時、俺はチャンスだと思った。

俺の中の壁が取り払われたのは、間違いなくあの話があったからだ。

そのキッカケになった弟には、自己満足でもいいから感謝を述べたい。

本気でそう思っていた。


**


それから色々なハプニングがありつつも、なんとか弟に会うことが出来た。

アートに何度も話を聞いていたからわかった気でいたが、思っていたより小さく、力強い目を持つ少年だった。


それから1週間、俺は毎日本を図書館から借りては返すのを繰り返している。


「これ本当に全部読んでるのか?」

「レクトがそういうのなら読んでいるのだろう!」


こいつはやはり弟のことになるとあてにならない。


(ニクストリア王国建国記、貴族家一覧表、誰でもわかる魔法入門……普通に考えるとこの量を1日で読み終わるのは異常なんだが……

 まあ、少しは恩返しが出来ているならいいのかもな。)


こうして今日も教会に続く道を進むのであった。


**


事件はその数日後に起こった。


「それでレクトは……?」

「ん?どうした?」


今日もいつも通り本を持って教会に向かっていると、いきなりアートの表情が険しくなった。


「まさか……急ぐぞ!」

「おい、いきなりどうしたんだよ!?」


アートはかなり焦っている様子で、普段は万が一を考えて、人がいるところでは使わない風跳(ウインドステップ)を使ってレクトのいる教会の方向に駆けていく。


「っ!あーわかったよ!」


俺も基礎魔法の加速(アクセル)で、アートの後を追いかけた。

章の名前を『貴族学院』から『再会』に変更しました。

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