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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第四章 貴族学院

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49.魔法遊び2

(あれ?この足音はお兄ちゃんとカイトさんだと思うんだけど……なんでこんなに急いでるの?)


そんな事を考えていると、部屋のドアがバッと開いた。


「レクト無事か!?……って、ケントとエミー?」

「わぁ、びっくりした。

 いきなりどうしたんですか?」


ドアの近くに座っていたケントが真っ先に反応し、エミーもそれに続く。


「そうだよ!部屋に入る時はノックしなきゃいけないんだよ!」

「いやそれお前やってない……」

「ごめんねエミーちゃん、次から気をつけるから……」


お兄ちゃんが自分より年下のエミーに怒られているというのはなかなか面白い光景なのだが、もう少し見ていたいという欲望を抑え、あんなに急いでいた理由を聞いてみる。


「お兄ちゃん、なんであんなに急いでたの?」

「ああそうだ!この部屋で微量だが、魔法を使った気配があったんだ!

 もしかしたら行方不明の魔族がレクトに復讐しに来たのかと思って、急いでここまで来たんだよ。」

「本当に少し過ぎて俺の魔力感知じゃわからなかったけどな。

 それでレクト、なんか知ってることはあるか?」


カイトの発言になるほど、と思いつつ、嘘をつく必要もないので正直に答える。


「知ってるもなにも、その魔法を使ったのは僕だよ?」

「あぁ、レクトの魔法か。

 そうえば見た事ないけど……鏡魔法だっけ?どんな魔法なんだ?」


そうえばお兄ちゃん達に魔法を見せたことがないのを思い出す。


(どんな魔法がいいかな……なるべく危険じゃないものって……)

[風球(ウインドボール)がいいかと思います。]

(オッケー!)


僕はベッドから離れるように言うと、魔法を唱える。


映鏡(うつしかがみ)!」

「「は!?」」


発生した風球(ウインドボール)はゆっくりと上昇していく。

最後に天井にぶつかって消滅したことを確認してお兄ちゃん達の方に向くと、2人とも天井を見たままの状態で固まっていた。


「あれ、お兄ちゃ〜ん?カイトさ〜ん?」

「……はっ!レ、レクト、なんだ今のは!?」

「なにって言われても、鏡魔法で魔法を映したんだけど……」

「「魔法を映した!?」」

(あれ、なんか変な事言ったかな?)


レクトはアート達がなんで驚いているのかがわからず、首を傾げるのであった。


**


「つまりその鏡魔法っていうのは、自分がなんとなく想像できる範囲であれば、無制限で何でも映して使えるってことか?」

「そうですよ?」


カイトさんにそう言葉を返すと、カイトさんは頭を押さえて「少し外に出てくる」と言って部屋を出て行った。


(僕、なんかやらかした?)

[特に失言等はなかったはずですが……]


うーんと頭を悩ましていると、部屋の隅から申しなさそうな声が聞こえてきた。


「あのー、そろそろ喋っていいのか?」

「いいのかー?」

「あ!エミー、ケント、放置しちゃってごめんね!」


その後お兄ちゃん達が帰ってくるまで、さっきと変わらず魔法で遊ぶのであった。


――――――――――――――――――――――――


「おいさっきの魔法、下手したらお前の複合魔法より壊れてるんじゃないか?」

「まあ流石にまだ僕の方が強いだろうが……あれがさらに成長したら、間違いなく僕よりも強くなるだろうな。」

「やっぱりそうだよな。お前でさえ実習訓練の時に【歩く災害】なんて呼ばれてたのに、このままだとレクトは……?」

「歩く天災とでも呼ばれるんじゃないか?」

「笑い事じゃないだろ!?」

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