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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第三章 霧の道化

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41.組合長の話

今日で投稿30日らしいです。

少し嬉しい……

「ん、あれ?」


目を開けると、また知らない景色が映り込んできた。

白い壁におしゃれなステンドガラスといった、教会のような場所に僕は寝かされているようだ。

また夢かと思いながら体を動かそうとすると、今度は動けないのではなく、激痛が走る。


(痛!?夢じゃないの!?)

[おはようございます、レクト。]


するといきなりメモの声が聞こえてくる。

メモの声を最後に聞いたのが、ずいぶんと久しぶり感じてしまった。


『メモ、久しぶり!今の状況がわかったりする?』

[まずレクトが意識を失ってから3日が経過しており、現在は夕方の5時頃です。

 次にレクトの体は現在、魔力による感覚麻痺の反動で神経がぐちゃぐちゃになっており、光属性魔法による治療施されている状態です。

 さらに度重なる無理の結果、1ヶ月はベッドの上での生活になるでしょう。 ]


最後らへんの説明の時に少し怒りを感じたが、気のせいだと思っておく。

とりあえずの状況を把握したが、ここが何処なのか、ケント達は無事なのかといった問題に頭を悩ませることになった。



1時間くらいだろうか。

常にドアを警戒しながら見ていると、コンコンとノックの音がした。

いつでも逃げ出せるように準備……はできないが、それくらいの心構えでドアが開くのを待つ。

そしてドアを開けたのは……果物を持ったケントだった。


僕は無事だったんだ!と言おうとしたが、それより先にケントが僕めがけて突っ込んできた。


「レクトのバカやろー!」

「え、え?」

「お兄ちゃんどうしたの、ってレクトお兄ちゃん!?」

「なんだと!レクトと少し話があるんだが……」


突然の罵倒に困惑しかないが、その後にもゾロゾロとケントの後ろから人が部屋に入ってきた。


「え、エミーと……組合長!?」

「そうだぞ、組合長のオルだ……

……あの事件、一番の功労者がいなくて事件の処理が大変なことになってるんだぞ!」

「組合長さんは少し黙ってください。

……レクト、とりあえず無事でよかったよ。

あとで話したいことがあるから、組合長さんとの話が終わったら来るね。」

「レクトお兄ちゃん、まだあとで!」


そう言い残すと、ケントとエミーは部屋を出ていってしまった。

いきなりのことに理解が追いつかない僕をおいて、組合長は口を開いた。


「ここからは少し真面目な話だ。レクト、なんで1人で行った?」

「焦る気持ちが抑えられなくて……」

「そうした結果、どうなった?」

「……僕も捕まって、ケント達を危険に晒すようなことになった、ね。」


僕は怒られるなんて思いながら話を聴く。


「そうだ、お前はまず周りを頼るべきだった。子供らしく、周りに助けを求めるべきだった。

 このことは理解できてるか?」

「うん。」

「お前はもう少し周りを頼れ。

 子供が一丁前にカッコつけてるんじゃねぇよ。」

「わ、わかった?」

「ん?なんだその反応は。

 ちゃんとわかってるんだろうな?」

「も、もちろんだよ!」


てっきり怒られるのかと思っていたのに、意外にも優しい言葉が飛んできて、少し驚いてしまった。


「じゃあ後でまた事件についての話を聞きにくるからな。

しっかり話し合えよ。」


そういうと組合長は出ていった。


(他人を頼る……そんなことしていいのかな?)


組合長が出ていった後、組合長の言葉が頭から離れなかった。

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