表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第三章 霧の道化

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/60

36.お荷物

リアクション等待ってます!

僕は背後にいる相手に映し出した《ウォーターボール》を放つ。

相手はたじろいたが、飛び退いて泥だらけの地面をぬける。

 

(こいつの対策は夜中に散々考えたけど、ケント達が動けなくなっているのは想定外なんだよね。)

「俺が一撃を喰らわされるとは……少しなめすぎてしまったらしい。」


相手はそう言うと足を上げ、地面を思いっきり踏む。

その瞬間相手の足元が膨れ上がり、 棘が突き出してきた。


「やっぱり移動系の特殊属性魔法じゃなきゃ、基礎属性魔法を持ってるよね!」


僕は予測していたので驚きもせず避けようとするが、頭の中でメモが叫ぶ。


[この軌道だとケント達も巻き込まれます!]

「っ!鏡壁(きょうへき)……」


僕はギリギリのところで鏡の壁を作り、土の棘を相殺する。

それに驚いたのか相手からの追撃はなかったが……


(まずいな、魔力がそろそろ……)


タイマンならまだ勝てたかもしれないが、ケント達がいる以上、ケント達を守りながら戦わなければならない。

相手もそれに気づいたようで……


「おい、やれ。」


後ろで戦いを傍観していた3人の男に、ケント達を指差して言った。


「サイ様の命令なら……」

「しょうがないよなぁ!」


3人は下劣な笑みを浮かべると、ケント達に向かって歩き出す。


(まずい、あっちを止めないと!)

[レクト前です!]

土砕(どさい)!」


メモの声が聞こえると同時に、僕の腹に拳がめり込む。

その衝撃で折れていた骨が軋み、傷から血が吹き出す。


(痛みはない!このまま……あれ、体が動かない?)


神経を魔力で麻痺させているため痛みはないが、体の方が限界を迎えたようだ。

僕が倒れ込んだ姿勢から起き上がれずにいると、3人は震えるケント達に近づいていく。


(ケント達を守らないと……なんで、なんで体が動かないの!?)


サイと呼ばれた男は僕を見下ろして言った。


「その歳でお前はよくやったよ。

 お荷物さえなければもう少し楽しめたのだろうが、ここでお前には消えてもらう!」


そうサイが拳を振り下ろした瞬間に、僕は魔法を使う。


反射鏡(リフレクト)ぉ!」

「!?」


サイは跳ね返ってきた衝撃に耐えきれずひっくり返る。

それを見届けると僕は賭けに出る。


(これはなるべく使いたくなかったんだけどね。)

映鏡(うつしかがみ)!」


その瞬間僕の体から風が吹き出し、僕の体を持ち上げる。

映し出したのはレミーの風纏(ふうじん)

魔力制御を少しでもミスったらお陀仏のとんでも魔法だけど、今体を動かすにはこの魔法しかなかった。


なんとか風を使って立ち上がった僕は、ケント達を襲おうとしている3人に魔法を放とうとする。

しかしその魔法は、後ろから飛んできた攻撃によって遮られた。


「どこを、みている!」

「っ!?しつこい!」


相手も満身創痍のようだが、こちらも魔力がそろそろ2割をきる。

早くトドメを、と思った時、絶望を告げる声が聞こえた。


「ねえ♪私も混ぜてくださらない♪」

声がした方向を見ると、クラウンが楽しげに笑っていた。










鏡壁は反射鏡の応用です。

反射鏡で相殺と書いてあるのは、跳ね返せなかった場合の攻撃の消滅を表しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ