34.失敗
かなり短いので2話投稿です。
(っ、キリック!?)
なんで魔法がバレたのかはわからないが、まずい状況だ。
(なんとか誤魔化して……は無理だね。)
会話ができればまだしも、喋れない状況では誤魔化しようがない。
「あれ?聞こえてるっすか?」
(誤魔化すのが無理なら……バレる前にやる!)
キリックがそう言って近づいてきた瞬間に、僕は映し出した水球でキリックをふき飛ばす。
その瞬間僕は叫んだ。
「みんなケントに従って外に!」
「こ、こわいよぉ。」
「レ、レクト?」
ケント達を見ると、みんなの僕を見る目は恐怖に染まっており、ケントを含む全員が動けそうになかった。
[説明不足です。敵であろうが親しい人が知らない人をいきなり吹き飛ばしたら、怖いです。]
『っ、そうだね……』
また失敗してしまった。
(とりあえず後悔は後!今はどうやってここを切り抜けるかを考えないと。)
そうこうしている内に、音につられて人が集まってくる。
(魔力的にも幻鏡を維持するのも限界だ。そろそろ解除しないと……)
魔力は残り半分を切っており、これから始まるであろう戦闘を考えると厳しい状況だ。
とにかくケント達だけでも外に、なんて考えていると聞き覚えのある声が聞こえた。
「なんの騒ぎかと思ったらあの時の子供か。」
そう言いながら近寄ってきたのは、僕を捕らえた男だった。
前に説明にあった写鏡や映鏡の魔力消費を5とすると、反射鏡は100ぐらいになります。
それを継続して使うのが幻鏡なので、コスパは無茶苦茶悪いです。




