表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第三章 霧の道化

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/58

32.脱出前夜

リアクション等よろしくお願いします。

「……俺はエミーと隠れている最中に攫われたんだ。」

ケントは少し迷っていたようだが、諦めたように話し始める。

「エミーと少し離れたところに隠れていたら、白いモヤが出てきて、いきなり人の声が聞こえたんだよ。」

キリックのことだろうなと思いながら話を聞く。

「そいつはここら辺にいるらしいんすけど、とか言いながらエミーの隠れている方に向かって行ったんだ。

俺はなんとなく嫌な予感がして、咄嗟に隠れていた場所から飛び出したんだ。

そうすると見つけた、とか言われて、いきなり意識が朦朧として……気づいたらここにいたんだよ。」

やはりケント達も同じように捕まってしまったらしい。


「ここにきてからは何かあった?」

「暗くて顔は見えなかったけど、誰かが食事と飲み水を一回だけ持ってきたな。

朝まで持ってこないから大切に使えって言ってたよ。」

「他には?」

「特には……あ!そいつが帰って行く時にボソッとあと1日の辛抱だ、って言ってたよ……」

ケントは言いながらどんどん顔が青ざめていく。

(つまり明日には僕達に何かするつもりってことだよね。)

思ったより時間がなさそうだ。


(作戦なんて思いつくわけもないし……こういうときは!)

『メモ!作戦考えて〜。』

[自分でやるわけではないんですね……

作成中…………朝に食べ物を届けにきた時に、届けにきた人を倒して脱出し、戦闘をなるべく避けながら逃げるのが最善だと思われます。]

思いの外シンプルな作戦がでてきて少し疑問に思う。 

『そんなシンプルで大丈夫かな?』

[敵戦力がわからない以上戦闘を避けるのは必須となり、届けにきた人を倒すのは敵がどれだけいるかわからない以上、数が減るに越した事はないからです。]

『倒せるかな?』

[見張りぐらいはいるかもしれませんが、レクトを同じ牢屋に、しかも拘束もせずに入れている時点で、たかが子供と舐められている可能性が高いからです。

なので不意打ちで1人持っていくことは可能でしょう。]

『でももし倒せなかったら?』

[その場合脱出しても捕まる可能性が高いです。]

『それもそうか……ありがとメモ!』

(そうと決まればやる事は……)


「僕がここにきてから何時間経ったかわかる?」

「1時間程度だよ。」

「良かった、まだ時間はありそうだね。」

外はまだ暗いだろうし、魔力を回復させる時間はありそうだ。

(今日は消耗続きで魔力がやばかったんだよね。)

魔力を回復させる時間があるなら、と思って魔法を使う。

映鏡(うつしかがみ)。」

魔法で映し出したのは時計。

最近店で写してきたものだ。

ここでは太陽の光などが通らないため、朝かどうかを判断するのに時計は必須である。

「え、どこから出したの!?」

「僕の魔法だよ。」

驚いているケントを無視して僕は次の魔法を使う。

映し出したのは僕がいつも使っている、子供でも持てるレベルの短剣だ。

(じゃあ、あとは……)


僕は隅に固まっていた子供達を呼び寄せる。

「みんないい?明日の朝、僕についてきて。その時は絶対に僕の側を離れちゃだめだよ。

うまくいけばお母さん達に会えるからね!」

子供達はお母さんに会えると言ったところから、顔が希望に満ちた顔になった。

だがやはりケントの表情は暗いままだった。


「ケント、明日の朝に脱出する。その時にこれを持っておいて。」

そう言ってケントに短剣を渡す。

「これは?」

「いざとなったらこれを使ってみんなを守ってあげてね。」

「……いざとなったらって?」

「僕が離れてしまった時とか、僕が……」

「わかった。」

ケントは覚悟を決めたように頷いた。


こうして子供達は眠りにつき、僕は寝過ごしたら最悪のため今夜は徹夜することになった。










魔力は時間経過で回復します。

すぐに回復させられるようなアイテムもあります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ