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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第二章 昇級試験

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22.間話 修行(レミー視点)

間話を圧縮しました。

ストーリーに支障はありません。

「とりあえず、最初から話すわね。」

そういうとコヨミさんは自分達が戦力を欲している理由を語り出した。


「まず私たちSランク冒険者は、ギルドからよく指名依頼が入るのよ。基本受ける断るは自由だけど、最近その頻度が増してる気がしていたの。」

基本的には同じパーティに何回も続けて指名依頼を出すことは珍しく、あったとしても月に1回が限度だったらしい。


「だけど最近私達にくる依頼の量が増えて、週に1回ほどのペースで指名依頼を受けているの。

流石にSランク冒険者が足りていないと気づいた私達は、Sランクになれそうな冒険者を探して鍛えているのよ。」

最後まで話を聞くと、私はやっと納得した。

(カイはだから冒険者になれって……でもSランクになれるほどの才能が私にあるのかな?)


カイは私の考ていることがわかったらしく、ニヤッと笑っていった。

「お前、一回ここで風属性魔法を使ってみろ。」

コヨミとタントとが、え!?といった表情を浮かべていたが、私はそれに気が付かず、疑問に思いつつも風属性魔法を使う。


するとコヨミさんがとても驚いた顔でこちらを見ていた。

「すごいじゃない!部屋の中なのに物一つ倒さずに風属性魔法を使うなんて!誰に習ったの?」

「本で読んだ物を真似てるだけですけど……」

私が誰かに習った前提じゃないと話しが進まないのはなぜだろうか。

「え!?これが独学!?」

「こいつ、すごいだろ?」

カイは得意げにいった。

「これなら育てる価値があると思わないか?」

「私は賛成だ。一週間程度なら問題ないだろう。」

「そうね……よし!やりましょう!」

私の意思は関係なく、私が冒険者になるのが決定した。


その後、親にこのことを話すと好きにしろと返事をもらったため、すぐに修行が始まった。

私はそれからの一週間、みっちりしごかれた。

朝は4時に起きて、夜は12時になるまで修行が続く、ハードメニュー。

コヨミさんに目的だった魔力制御以外にも、魔法の扱いかたを教えてもらったり、レンにカタナ?と呼ばれる武器の扱いを徹底的に抑え込まれたり、タントさんに基礎的な体力や筋肉などを鍛えられたり、冒険者の基礎を教え込まれたりと濃い一週間を送った。


「おいどうする?俺が教えた刀の使い方をもう全部マスターしたぞ?」

「こっちの世界の人じゃ扱いが難しいらしいのにすごいわね〜。ちなみに魔力制御は私よりすでにうまくなっているわよ。」

「才能とは末恐ろしいな。」

3人がこそこそと何か話していたようだが、私は気にせずに筋トレを終わらせる。


「タントさんー、終わりましたよ。」

「ああ。レミー、話がある。」

そういうと真面目そうな顔で話しだした。

「私達は教えられることは全て教えたつもりだ。もし冒険者を本気でやるつもりがあるのなら、この紙を受付に渡してくれ。」

そう言ってタントさんは一つの封筒を差し出した。

「これは?」

「私達からの推薦が入っている。これがあればDランクまではすぐに上げてくれるはずだ。」

私がその紙を受け取ると、隣からカイが言った。

「俺たちはもう少ししたらここを出ていく。お前はもうAランクに引けを取らない実力を持っているが、Sランクになるには経験が足りていない。

最低3年。辛いことをあるだろうし、どうするかはお前の自由だ。」

私に対してそういうカイの顔はとても真剣だった。

だからこそ私は笑って答えた。

「すぐにそこまで追いついてあげるよ。次会った時に私に追い抜かれないようにね!」

それを聞いたカイ達は驚いた顔をしながらも、優しい顔で言った。

「ああ、期待してるよ。」

こうして私はカイ達を見送り、その一週間後には私も家を出る時になった。



季節は夏。

私は泣きついてくる長男と三男を無視しながらも、見慣れた我が家を後にした。

(なんで兄達は、あんなに私にべったりなんだ……)

いつか追ってきそうだなぁと本気で思ったレミーであった。


それから3日ほどかけてカイ達に教えてもらっていた冒険者組合にたどり着いた。

私は言われた通り受付にカイ達からの推薦を渡すと、受付が焦ったような顔をし、しばらくお待ちくださいと言って奥に走っていった。

(大丈夫なのかなこれ……最悪家の名前出せばいいと思うけど……)

父に家の名前はいくらでも出して構わないと言われているので、遠慮なく使うつもりである。

(意外に優しいんだよなぁ。普通冒険者になって私が結果を出さなければ、家の弱点になりかねないのに……)

父の不器用な優しさに感謝していると、奥から大柄な男が出てきた。

(カイ達よりは弱そう……そこそこかな。)

私が相手の強さを測っていると、その男は奥までついてきてほしいと言って、私を組合長室まで連れてきた。


組合長だったのか……と思っていると組合長は話しを始めた。

「まず最初に、【幻国】に修行をつけもらったというのは本当か?」

「【幻国】ってなんですか?」

私がそう聞き返すと、組合長は呆れた表情を浮かべた。

「あいつらは名乗りってもんを知らんのか……いやなんでもない。【幻国】はカイ、コヨミ、タントの3人のSランクで構成されたSランクパーティの名前だ。」

「そうなんですね。修行をつけてもらったのは本当ですよ。」

私がそういうと組合長は難しい顔をしたが、諦めたように口を開いた。

「確かに君は強いようだか、経験が足りていない。Dランクからのスタートでどうだろう?」

組合長は申し訳なさそうに提案していたが、経験不足は私も感じていたことだったため、ありがたくその申し出を受け入れた。


それから1ヶ月ほど経ち、絡んでくる冒険者もいなくなってきた頃、依頼掲示板の前で悩む、新人らしき少年がいた。

(私と同じくらい?ずいぶんと悩んでいるけど初めてなのかな?)

私はとりあえず依頼を選ぼうと、その少年に近づいた。

「依頼、見せてくれる?」

少年は「わあ、ごめん。」と謝りながら依頼掲示板の前から離れる。

私は少し悩んでから、一つの依頼を持っていった。

「初めての依頼なら薬草採取らへんがいいわよ。」

私は悩む少年が見てられず、アドバイスをして依頼の場所に向かった。


それから1ヶ月、Cランク昇格試験が間近に迫っていた。


指名依頼に強制はできないため、受けているのはカイ達の意思。

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