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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第二章 昇級試験

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19/60

19.数の暴力

本日は2話。

わからない、わからない。

どうしてこんなに非合理的な事ばかりするのだろうか。

(危険な魔物なら逃げればいい。他人を守る必要はない。)

理解したい、でも理解できない。

それでも私は知ってみたい。

だからこそ語りかける。

[レクト………]


―――――――――――――――


僕は教官に襲い掛かろうとしている熊に対して魔法を放つ。

映鏡(うつしかがみ)×10!」

映したのは火球(ファイアボール)、10個の火球(ファイアボール)が熊に直撃し、燃え盛った。

「ガァァァ……」

熊は少し鬱陶しそうにしたが、すぐに火を振り払ってこちらに向かってきた。

(魔物にも学習能力はある。反射鏡(リフレクト)はいざという時以外は使いたくない……)

最初はリフレクトで終わらせようと思っていたが、火球(ファイアボール)をもろともしない硬さを見て、考えが変わった。

(ベストは全力の一撃を反射させること。でも全力まで僕は反射鏡(リフレクト)なしでは耐えられない。)

そんなことを考えているうちに、熊が目前へと迫ってきている。

(使うしかないか……)

反射(リフレク)……」

そう魔法を唱えた瞬間に、熊の腕が半分くらいまで切断された。

「私を忘れてくれたら困るのよ。」

レミーは剣についている血を振り払って言った。

「ナイスレミー!」

「レクトは少し気をつけなさい!いまのだって私が腕を切らなければ死んでたわよ。」

僕はレミーに感謝しながら魔法を唱える。

(今の一撃に驚いて、熊が距離をとった。ここで終わらせる!)

映鏡(うつしかがみ)×10!」

映したのは複合魔法、台風(ウォーターサイクロン)だ。

10個の暴風が熊を襲う。

熊は飛び交う水の刃にズタズタに引き裂かれて、その場に倒れ込んだ。

(倒した?いやでも……)

そう思った瞬間熊が飛び起き、僕の方に走り出した。

見るとレミーが与えた傷は完治し、今与えた傷は再生し始めている。

(っ、台風(ウォーターサイクロン)だと巻き込まれる……それなら!)

映鏡(うつしかがみ)×10!」

風刃(ウインドカッター)。」

隣からも魔法が放たれ、僕の映した水球(ウォーターボール)もどちらも熊に直撃した。

だか熊は止まらず、僕に向かってまっすぐ走ってくる。

そこにレミーが熊の首に3回ほど、刃を叩き込んだ。

だか、首が切断されそうになっているのにもかかわらず、熊はこちらに向かってきた。

「レクト!」

レミーが何かを叫んでいたが、僕はもう聞いてすらいない。

[レクト、3・2・1・今。]

反射鏡(リフレクト)!」

熊はこちらに渾身の一撃を叩き込んだが、それを僕は正確に反射した。

その瞬間、熊は切れかけていた首が吹き飛び、攻撃をはなった腕も原型をとどめないほど吹き飛んだ。

(え、意外に威力がやばいんだけど……)

僕は頭が吹き飛んだ熊の体を呆然と見つめるのであった。


レミーの使っている剣は、刀みたいな形。

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