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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第二章 昇級試験

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18.森の主

「とにもかくにも」と「兎にも角にも」ってどっちの方がわかりやすいんでしょうね?

「兎にも角にも終わったね!」

「帰るまでが試験よ、レクト。」

[帰るまでが遠足ですよ、レクト。]

僕が嬉しそうに言うと、2人から強烈ツッコミをくらった。

(レミーはわかるけど、メモの言う遠足ってなんだ?)

気になることもあったが、とりあえず頷いておく。

「レクトがいるから試験が楽だったわ。ありがとう、レクト。」

「こちらこそ!また機会があったら一緒に組もうね!」

そんな会話を交わしながら、そろそろ入り口に差し掛かろうとした時のことだった。

「助けてくれぇぇ!」

突然後ろから叫び声が聞こえた。

振り返ると2人の男が、5mはある巨大な熊に喰われたところだった。

僕達は瞬時に戦闘準備に入って、熊を警戒する。

(なんだあれ!?明らかにこの森に出ていいレベルじゃないよ!?)

[依頼掲示板にあった森の主だと考えられます。]

『森の主?何それ……』

『Bランク依頼、森の主の調()()が前に依頼掲示板に張り出されていました。』

『……Bランク依頼!?しかも調査って確か……』

[そのランクでは倒せない可能性のある魔物の情報を集める依頼です。]

『つまりあの熊は、Aランクの可能性があるってこと?』

[そう言うことになりますね。]

結構やばい状況だよね……なんて考えていると、後ろから教官が走ってきた。

「そこの2人、早く逃げろ!あの熊は私が相手をする!」

「わかりまし……ランクは!?」

「Bランクだ!」

そう言いながら教官は熊の方へと走っていく。

(やば、止めなきゃ!)

[レクト、あの教官は森の主がAランクだと言うことを知っていて挑んでいると思われます。]

『知ってるよ!でももし、僕達を逃がすために飛び出したのなら……』

教官は拳士(ファイター)のようで、熊に向かって拳を繰り出した。

だか熊はびくともしていない。

それどころか教官の体を手で弾き飛ばした。

吹き飛ばされた教官は木に打ち付けられ、動くのがやっとといった様子だ。

(やっぱり!)

僕が熊に向かって走り出そうとすると、レミーも同じように走り出した。

「レミーは戻っていていいんだよ!」

「勝算はある!足手まといにならないでよね!」

そんなことを言い合いながら、僕達は熊に向かって走った。








拳士と書いてファイターと読むように、剣士と書いてソードマン、魔法師と書いてウィザードと読む場合があります。

こう言う呼び名は、基本的に使っている武器によって変わりますから、例えばレクトは魔法師、レミーは魔剣士なんていわれます。

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